DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

ブラック・スワン★5/13 吉祥寺

2011-05-22 | ドラマ・映画・演劇・アート
ブラック・スワン 

ナタリー・ポートマン、ミラ・クニス共演の心理スリラー。ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ポートマン)は、元バレリーナの母とともに、その人生のすべてをダンスに注ぎ込むように生きていた。そんなニナに「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが巡ってくるが、新人ダンサーのリリー(クニス)が現れ、ニナのライバルとなる。役を争いながらも友情を育む2人だったが、やがてニナは自らの心の闇にのみ込まれていく。監督は「レスラー」のダーレン・アロノフスキー。主演のポートマンが第83回米アカデミー賞で主演女優賞を獲得した。
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最初の夢の悪魔の誘いから、最後まで破綻なく、だれやたるみ・無駄がなく、緻密な構成。それを支える役者と映像。ほぼパーフェクトだと思います。
元ネタがあるから&それが今敏監督作品であれば、構成の完成度はある意味、当然ともいえますが、消化・昇華度が高く、別作品として十分楽しめました(でも、こんなにもしっくりとはまってしまうのは、今監督効果もあるのかも?)。

白鳥の湖の新解釈としても面白いかも。
コワイ&痛い映画ではありますが、美しく切ない。ラスト直前、泣けました。
最後のシーン、「ちょっとその見せ方はないんじゃ」と思える演出がなければ、
個人的には★5つ。

ネタバレ文字反転
ラストでスポットがあてられるあのぽっかり感は
ちょっとアニメっぽくって一瞬「えー?」と興ざめしちゃいました;
キレイな穴っぽすぎる!
非現実感を出したかったのかな?
衣装が真っ赤になってく・・・とかのほうがいいな(・・・コワイ?


参考:

ブラックスワンonパーフェクトブルー

比較シーン

VSダーレン(今敏監督の日記)※ちゃととさま、お借りします。

Black Swan trailer (Perfect Blue)

アカデミーアワードでの栗山千明発言(汗

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