DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

池袋ウエストゲートパーク★勝手にBGM集

2008-11-07 | 音楽
『池袋ウエストゲートパーク』シリーズって、主人公マコトがかなりなクラシック趣味ゆえに(本人はそうでもないと言っておりますが)、音楽と切り離せないわけですが、知らない音源に出会うと気になって、ついつい探しに行ってしまうので、なかなか進みません;;

弦楽四重奏第4番終楽章アレグロ・モルト★バルトーク(BELA BARTOK String Quartet No. 4 - 5)

※サンシャイン通り内戦/『池袋ウエストゲートパーク』

鳥のカタログ★メシアン(Birdsong in Messiaen)

※西口ミッドサマー狂乱/『骨音』

Messiaen on Birds I


18人の音楽家のための音楽★スティーヴ・ライヒ(Steve Reich ・ Music for 18 Musicians/)

※少年計数機/『少年計数機』


って、資本主義社会な文学ワールドでは、
こゆ美味しいネタを見逃すはずもなく、
しっかり商品化されてるわけで、当然ながら。

池袋ウエストゲートパーク Classic Edition [Soundtrack]
直木賞作家、石田衣良の小説『池袋ウエストゲートパーク』シリーズに登場するクラシック音楽の中から、石田が全面監修して選んだコンピレーション・アルバム。ライナーノーツももちろん石田が執筆。

1. 「弦楽セレナーデ」より第1楽章(前半抜粋) -「池袋ウエストゲートパーク」より
作曲: チャイコフスキー
ニューヨーク・シティ・バレエ管弦楽団
指揮: アーヴィング(ロバート)
2. 「春の祭典」(第1部より抜粋) 春のきざしと若い男女の踊り~誘拐の遊び~春のロンド -「池袋ウエストゲートパーク」より
作曲: ストラヴィンスキー
パリ管弦楽団
指揮: バレンボイム(ダニエル)
3. 「亡き王女のパヴァーヌ」 -「エキサイタブルボーイ」より
作曲: ラヴェル
アース(モニク)
4. 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」より第2楽章 -「骨音」より
作曲: シューベルト
フェルメール弦楽四重奏団
5. 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」より第4楽章 -「骨音」より
作曲: シューベルト
フェルメール弦楽四重奏団
6. 「弦楽セレナーデ」第3楽章(前半抜粋) -「池袋ウエストゲートパーク」より
作曲: チャイコフスキー
ニューヨーク・シティ・バレエ管弦楽団
指揮: アーヴィング(ロバート)
7. 「鳥のカタログ」<キガシラコウライウグイス>(前半抜粋) -『骨音』より
作曲: メシアン
ロリオ(イボンヌ)
8. 「十字架上の七つの言葉」より≪ソナタ1:ラルゴ≫(弦楽四重奏版) -『銀十字』より
作曲: ハイドン
ボロディン弦楽四重奏団
9. 「18人の音楽家のための音楽」Section3(A/B) -『少年計数機』より
10. 「マタイ受難曲」:≪アリア:わが心よ,おのれを潔めよ≫ -「サンシャイン通り内戦」より
作曲: バッハ
ローザンヌ室内管弦楽団
指揮: コルボ(ミシェル)


うーん、半分以上はうちに(レコードで;)あるんだけど、ライナーノーツが読みたいからゲットすべきかなぁ?

で、『電子の星』のタイトル話はけっこう痛かった;;;もう石田先生の痛さっぷりって、私的にかなり来ます;;;。なんかリアルな手触りで「体験したんですか?」な感じー;;今までで一番番痛かったのは短編集の『LAST』の中の1話ですが。で、そゆのをついつい読んでしまう自分も痛いやん、と思うわけですが。「電子の星」のバーチャルな透明シリンダーを見つめる(極悪・最低の)観客の1人になった気分、てか、ネット事情にも詳しい石田先生的にはまさにそれが狙いなんでしょうけれど。

暴力、死、セックス、エロティシズム、欲望、・・・そういうものを無駄なく(汚物や騒音・雑音も演出にしてしまう手際で)すっぱりとスマートにパッケージングしてみせる。動を描くことで静を、騒音を描くことで静寂を、悲しみを描くことで喜びを死を描くことで生を際立たせる石田先生は、どこか京極夏彦先生に通じる、読者に対する試すような突き放すような共犯者のようなヘヴィでライトなブラックユーモアを感じます。
・・・んなことまじめに書くと、「暇だな」とキング・タカシに冷たく突き放されて終りそうですがw

・・・さて、第5巻『反自殺クラブ』に参りますか。
今度はどんな音楽に出会えるのかな?

関連:
池袋ウエストゲートパークIV★ラーメン食べたぁい!

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人のセックスを笑うな★ふわ・はら・きゅん

2008-11-07 | ドラマ・映画・演劇・アート
見たかった映画、WOWOWにて。

『人のセックスを笑うな』

第41回文藝賞を受賞した山崎ナオコーラのベストセラー小説を、『犬猫』で多くの観客から高い評価を受けた井口奈巳監督が映画化。20歳上の女性講師に恋をした美術学生の、滑稽なのに、どこまでも切ない物語。元フィッシュマンズのHAKASE-SUNが手がける音楽にも注目したい。
[監督]井口奈巳
[出演]永作博美/松山ケンイチ/蒼井優/忍成修吾


あんなに見たがってたのに、まだ見てなかったんですよ、はい。
ユリさんを演じる永作博美さんがすごくいい!と聞いていましたが、
確かにいいなぁ、女でも惚れちゃうよ。
で、確かにいたなぁ、ああいう自然にプチ魔性系フェアリーな空気の女性。
そゆのに憧れつつ、残念ながら(?)あっしは性格が男だったので、
惚れるばかりでしたっ、てへ<てへじゃない!

教室とか、学生時代のどこか荒くてざらりとした空気が、画面から漂ってきて
会話とかも妙になじんでナチュラルで、終始なごんで見てしまいました。
恋がはじまったばかりの時ってやっぱりなにかと楽しいよねー、と
最近(最近??)恋に縁遠いあっしは思うのであった。
特にここにでてくるカップルの2人はとても普通にいちゃついてて、
その初々しさが伝染してきてよろしかったのです。

で、みるめくん(松山ケンイチ)の衝撃は私にも衝撃であった;;;。
猪熊さんなあがた森魚の登場もあまりにも味わい深く衝撃であった(好きだ!こゆキャラ。
恋い焦がれて家の周りに出没するみるめくんにくらくら、きゅん。
どこかのっそりした動きの松山くんってテディベア要素(癒し要素)あるよなぁ、
と思いました。
で、Tシャツで猫背歩きした時は「おお!Lだ」とウケてしまた;;。

で、(ライバルであるはずの)えんちゃんに打ち明けるユリさんの「だって触ってみたかったんだもん」「だめかなぁ」にもくらくら、きゅんw
どこか2人が「同志」という風情にも見えるのがまたいい感じなのだった。

嫉妬しつつも友達として、行く末をはらはらと見守るえんちゃんの視線やセリフもよかったし
忍成修吾演じる堂本君のちょっととぼけた在りようも好きだなぁ、と。
総じて青春だなぁ、と・・・。
で、個人的にではありますが
蒼井優はいまのところ何見てもハズレ作品がありません。

遠景の多用やフレームアウトしたところでのお芝居とか
ちょっと面白い演出で、映像の編集の仕方が好きかも。

うん、いい映画でした♪
季節的には春に見たい。

松山ケンイチ、永作博美、蒼井優 座談会


追記:
「美大っていいなぁー、行きたかったなぁーーー!!!」といったら
ダンナ(普通大学中退、美大再入学経験者)が
「今から行けばいいじゃん」だって。わかってないなぁ。
若い時にだけ開く世界ってやっぱりあるよね?
・・・ ・・・・・・初恋とか<青い!
コメント (2)
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