Blazing Bronze The 13th card
Sound Labo Blogのeinnonti-N様&H様が活動されている音楽ユニット・Blazing Bronzeの3rd.アルバムです。海外に先がけて、お譲りいただきました。
アルバムジャケットの作品的な素晴らしさは、下記ファーストコンタクト記事をご参照くださいませ。
Blazing Bronze★猫の首飾りの中の銀河或いはBLACK&WHITE HALLとの近接遭遇
ひさびさに完璧かつ極上のプログレッシヴ・ロックのコンセプト・アルバムを聴きました・・・。
実はPrologue、しょっぱなから意表を突かれました。「え?」という感じ。視聴でイメージしていた音ではなく、Return to Forever系ジャズ的展開で「お?」と一瞬面食らいつつ、正直ものすごく好きです。脳をknockされるリズム。
そして本格的に扉が開く。流れるように始まる13枚のカードの『物語』。
結論から。
大好きです、これは・・・私のための音・楽です。
えと、私にとっては、なんだか信じられないくらいハッピーな出会いであったことに、今さらながら気づいてブログの神様に感謝です!
最初は音世界に身を任せて。そして2度目はこちらから向きあって・・・そしてmore・・・
音楽への受容性が訓練されていないため;、極端なケースでは最初の1曲目の出だしでリタイアする場合もあるので、何度も聴きたくなるアルバムとの出会いがもう嬉しくって!!!
以下、お世辞はかけらも入っていないことをフレディにかけて誓います。
私と音楽的な嗜好が近い方は200%はまること請け合います。
好きな曲があるとそれだけを、というケースもありますが、このアルバムはとにかく全部を1曲として聴いてしまう。
テイストは全く違うし世界の描き方が間逆なくらい異なりますが、あり方として『海洋地形学の物語』に通じるものを感じる。私がこの遠大なアルバムが大好きな理由は、音による物語世界の構築とそこへの誘導性にあるのですが、海洋地形学が全般的にはジョンの呪術的ボーカルという流れにそって手を引かれていくのに対し、こちらはなんというか世界にポンと放置される。
ただ、異空間の中にきちんと歩むべき道がある。それが落とし穴の上だったり、火山の火口の上だったり、水のなかだったりする感じ。
大きな流れの中に、ある時はさりげなく、ある時は罠のように、ある時は主張しながら、たくさんの仕掛けと意匠が施してあって、それを聴き極めたくて、何度も聞き返しました。そういうこと自体が久しぶりかも。
音の組み方だと思うのですが音が回り込むのはわかるとして、縦に流れる部分(?)があってそれがすごく面白かったです。後ろ向きにひっぱらっれるという方が正しいのかな?いや、どの曲っていえないなぁ。全部仕掛けが楽しすぎます。音の仮面舞踏会のような『Reincarnation』も最後の最後にここまでやりますか?!な、この1曲だけでも充分・小宇宙密度。いやぁ・・・好きだなぁ、パズルの1片まで計画された徹底した「作品」。それでいて表に見える計算そのものもしかけられているようで、まだまだ裏も奥もありそうです。
で。もしかしたら・・・addictive要素があるかも。(ドキドキ
ご馳走様でした・・・が永久にいえない;;
リズムの刻み方なのかなぁ?鼓動に近いから?
うーん、んなこと考えてる間にアルバムが終ってしまって、また最初から聴くことに・・・。
正直申しまして、まだ歌詞部分にほとんど踏み込めていません。(汗
目を通してはいますし、物語としては把握しているつもりですが・・・
まだまだプロローグ、たっぷりと楽しませていただけそうです。多謝!
個人的にはクリムゾンの『宮殿』にはじめて出会った時のような、「音」の発見の面白さ、楽しさがあります。ネバー・エンディング・ストーリーの分厚い本のように、音として個々にしかけられた曲がつながって「物語」として開かれていくのがまた楽しい。先へ先へと確実に導かれること・・・ひっぱられたり、こちらが急いだり。尽きませぬ。
途中で耳にした息子が、「ケイト・ブッシュ?あ、違うね」とコメントをしておりました。ケイトにも通じる音宇宙だけど、閉じているようで内側にどこまでも開いている物語世界。
あーーーー、私の貧困な語彙ではとても語れません!
ただ、入り込んできた音たちのおかげで、ものすごい豊かな開放された気持ちになれたことだけお知らせします。
歌詞をお借りして(支障あればおっしゃってくださいませ!)
The way you played it was so exciting.・・・
Extreme joy and insanity
That's what you brought to me・・・ です、まさに!!!
追記:
ここ3日間で10回以上聴いてます。
この宝の洞窟はまだまだ奥がある・・・。
未熟者には重すぎる荷ながら1曲ずつ、シロウトなミニ感想を・・・(汗;
あ、ちなみにまだきちんと歌詞を飲み込んでおりません。(大汗;
1.導入部、超納得の展開です。音によって物語空間が次々と虚空に編み出されていく感じ。
2風の中で語りかけてくるかのような「声」を楽しむ1曲。そこここに仕掛けられた音の剣の舞に足を止めながら、声を追います。
3.壮大にして荘厳な空間、そこで姿を表す声の主体に、リアルに向きあった印象。いやーそれにしても音の面白さ、どこまでも聞き飽きません。この曲のギターフレーズ、かなり好きです。
4.アラビックな趣向が楽しい。そうか!どうも物語に千夜一夜イメージ(失敗したら首を刎ねる;;)を重ねてしまうのは、この曲のせいもあったのかも。
5.えへ。個人的にものすごく好きな曲。いいですねー!!!この凝った音の塊感、大好き!!!ボーカル楽しすぎる。
6.5・6・7は組みで聴いてしまう。細かく翻弄されながら近く、遠くひっぱられていく感じです。
8.曲そのものがすごく面白いですー。これもついつい9とカップリングで楽しんでしまってます。
9.えと、上記にも書きましたが、後ろにひっぱられるというか、鏡像をのぞき込んで内側に転落しそうです。幻惑的。
10.美しい曲。1つの曲として世界を感じます。God、Devil・・・陰陽な世界の支配者は・・・。
11.いやー、これもすごく好きな曲。すっごく気持ちよいです。
12.物語終章にふさわしい、なんというかカタルシスがある曲。慈愛ある透明なボーカルが好きです。イメージとしては光に包まれる感じなんだけど・・・
13.・・・語る言葉知らず。すげぇ好き!!!としかいいようがありません。で、ついついまたはじめから聴いてしまう・・・
やばいです;
折角いただいたソロになかなか辿り着きません;
Sound Labo Blogのeinnonti-N様&H様が活動されている音楽ユニット・Blazing Bronzeの3rd.アルバムです。海外に先がけて、お譲りいただきました。
アルバムジャケットの作品的な素晴らしさは、下記ファーストコンタクト記事をご参照くださいませ。
Blazing Bronze★猫の首飾りの中の銀河或いはBLACK&WHITE HALLとの近接遭遇
ひさびさに完璧かつ極上のプログレッシヴ・ロックのコンセプト・アルバムを聴きました・・・。
実はPrologue、しょっぱなから意表を突かれました。「え?」という感じ。視聴でイメージしていた音ではなく、Return to Forever系ジャズ的展開で「お?」と一瞬面食らいつつ、正直ものすごく好きです。脳をknockされるリズム。
そして本格的に扉が開く。流れるように始まる13枚のカードの『物語』。
結論から。
大好きです、これは・・・私のための音・楽です。
えと、私にとっては、なんだか信じられないくらいハッピーな出会いであったことに、今さらながら気づいてブログの神様に感謝です!
最初は音世界に身を任せて。そして2度目はこちらから向きあって・・・そしてmore・・・
音楽への受容性が訓練されていないため;、極端なケースでは最初の1曲目の出だしでリタイアする場合もあるので、何度も聴きたくなるアルバムとの出会いがもう嬉しくって!!!
以下、お世辞はかけらも入っていないことをフレディにかけて誓います。
私と音楽的な嗜好が近い方は200%はまること請け合います。
好きな曲があるとそれだけを、というケースもありますが、このアルバムはとにかく全部を1曲として聴いてしまう。
テイストは全く違うし世界の描き方が間逆なくらい異なりますが、あり方として『海洋地形学の物語』に通じるものを感じる。私がこの遠大なアルバムが大好きな理由は、音による物語世界の構築とそこへの誘導性にあるのですが、海洋地形学が全般的にはジョンの呪術的ボーカルという流れにそって手を引かれていくのに対し、こちらはなんというか世界にポンと放置される。
ただ、異空間の中にきちんと歩むべき道がある。それが落とし穴の上だったり、火山の火口の上だったり、水のなかだったりする感じ。
大きな流れの中に、ある時はさりげなく、ある時は罠のように、ある時は主張しながら、たくさんの仕掛けと意匠が施してあって、それを聴き極めたくて、何度も聞き返しました。そういうこと自体が久しぶりかも。
音の組み方だと思うのですが音が回り込むのはわかるとして、縦に流れる部分(?)があってそれがすごく面白かったです。後ろ向きにひっぱらっれるという方が正しいのかな?いや、どの曲っていえないなぁ。全部仕掛けが楽しすぎます。音の仮面舞踏会のような『Reincarnation』も最後の最後にここまでやりますか?!な、この1曲だけでも充分・小宇宙密度。いやぁ・・・好きだなぁ、パズルの1片まで計画された徹底した「作品」。それでいて表に見える計算そのものもしかけられているようで、まだまだ裏も奥もありそうです。
で。もしかしたら・・・addictive要素があるかも。(ドキドキ
ご馳走様でした・・・が永久にいえない;;
リズムの刻み方なのかなぁ?鼓動に近いから?
うーん、んなこと考えてる間にアルバムが終ってしまって、また最初から聴くことに・・・。
正直申しまして、まだ歌詞部分にほとんど踏み込めていません。(汗
目を通してはいますし、物語としては把握しているつもりですが・・・
まだまだプロローグ、たっぷりと楽しませていただけそうです。多謝!
個人的にはクリムゾンの『宮殿』にはじめて出会った時のような、「音」の発見の面白さ、楽しさがあります。ネバー・エンディング・ストーリーの分厚い本のように、音として個々にしかけられた曲がつながって「物語」として開かれていくのがまた楽しい。先へ先へと確実に導かれること・・・ひっぱられたり、こちらが急いだり。尽きませぬ。
途中で耳にした息子が、「ケイト・ブッシュ?あ、違うね」とコメントをしておりました。ケイトにも通じる音宇宙だけど、閉じているようで内側にどこまでも開いている物語世界。
あーーーー、私の貧困な語彙ではとても語れません!
ただ、入り込んできた音たちのおかげで、ものすごい豊かな開放された気持ちになれたことだけお知らせします。
歌詞をお借りして(支障あればおっしゃってくださいませ!)
The way you played it was so exciting.・・・
Extreme joy and insanity
That's what you brought to me・・・ です、まさに!!!
追記:
ここ3日間で10回以上聴いてます。
この宝の洞窟はまだまだ奥がある・・・。
未熟者には重すぎる荷ながら1曲ずつ、シロウトなミニ感想を・・・(汗;
あ、ちなみにまだきちんと歌詞を飲み込んでおりません。(大汗;
1.導入部、超納得の展開です。音によって物語空間が次々と虚空に編み出されていく感じ。
2風の中で語りかけてくるかのような「声」を楽しむ1曲。そこここに仕掛けられた音の剣の舞に足を止めながら、声を追います。
3.壮大にして荘厳な空間、そこで姿を表す声の主体に、リアルに向きあった印象。いやーそれにしても音の面白さ、どこまでも聞き飽きません。この曲のギターフレーズ、かなり好きです。
4.アラビックな趣向が楽しい。そうか!どうも物語に千夜一夜イメージ(失敗したら首を刎ねる;;)を重ねてしまうのは、この曲のせいもあったのかも。
5.えへ。個人的にものすごく好きな曲。いいですねー!!!この凝った音の塊感、大好き!!!ボーカル楽しすぎる。
6.5・6・7は組みで聴いてしまう。細かく翻弄されながら近く、遠くひっぱられていく感じです。
8.曲そのものがすごく面白いですー。これもついつい9とカップリングで楽しんでしまってます。
9.えと、上記にも書きましたが、後ろにひっぱられるというか、鏡像をのぞき込んで内側に転落しそうです。幻惑的。
10.美しい曲。1つの曲として世界を感じます。God、Devil・・・陰陽な世界の支配者は・・・。
11.いやー、これもすごく好きな曲。すっごく気持ちよいです。
12.物語終章にふさわしい、なんというかカタルシスがある曲。慈愛ある透明なボーカルが好きです。イメージとしては光に包まれる感じなんだけど・・・
13.・・・語る言葉知らず。すげぇ好き!!!としかいいようがありません。で、ついついまたはじめから聴いてしまう・・・
やばいです;
折角いただいたソロになかなか辿り着きません;