「せとぎわメトロレギオン」
近未来SF・DQNRPG
制作者:冷凍しじみ様(しじみのおすまし)
====================
近未来・崩壊した世界・異能に目覚めた人類…と、いろんな意味でヒャッハーな世界観に加え…
主人公含む登場人物たちが大体DQN!という、やたら個性的なシナリオでありました。
特に何の説明もなく物語が始まるので、雰囲気掴むまでは「??」って気分になるかもしれませんが、プレイしていくうちにそこがクセになる、魅力にあふれたゲーム。
ってか、この、シビアなんだかゆるいんだかわからない、独特の雰囲気は面白いですねぇ~
今作の舞台は、広島・瀬戸内近辺のとある港町。
朝の缶詰工場から始まるそれは、一見、田舎町に住まう893やDQNたちの抗争の物語…に、見えます、が。
実は、この世界は20年くらい前にタコ型宇宙人の侵略を受けており、人間の持つテクノロジーはごっそり後退。人間の数も激減。
ただ、幸か不幸かその際の兵器の影響で、異能を手に入れた人間たちが現れたことで、なんとかこれを撃退し、それなりの生活を取り戻しかけている…という。とってもハードな世界観なのです。
異能を身に付けた人は身体的には驚異的な治癒能力を持ちますが、反面、異能を行使するための「SP」はなかなか回復しないという特徴があり、宇宙人のエネルギーから精製される「エーテル」や「ポーション」が無ければ、連続でちからを使い続けることは難しい。
宇宙人を撃退してしまった今、新しく手に入る算段がつかない「ポーション」類は高価な品であり、それらを手に入れ、精製できる設備を持つ人間はウハウハな勝ち組。
で、その「勝ち組」の一人が、この港町を仕切る「クロサキ」だったりするという。
ツッカケサンダルで鉄パイプや警棒持って突っ込んでいく、DQNスタイルの登場人物たちの話のウラに、こんな壮大なSF設定があろうとは…;
しかも主人公は巨乳で妙齢のお姉さんと、高校生の制服を着たハタチの女の子。
またグラフィックがね…スクショを見て貰えばわかるとおり、綺麗&可愛いんだよね!
顔グラも微妙な表情の変化が細かくて、プレイしていて楽しいし、何か一気にプレイしちゃったわー
周囲のどーしよーもない人間たちを、謎の包容力で受け止める主人公・アオリさんが凄い。
てか、ひと昔前のDQNって、極端に友情に篤いというか…面倒見がいいというか…
こういうタイプが多かったような気もするね…?
一緒に行動する、ドライな若者。見た目の清楚さに似合わずバイオレンスな性格のタマコちゃんも好きでした。
狭い町の出来事ながら、章ごとに絡む登場人物が多く、一人一人にきちんと性格や、背後関係の設定がなされているのが深みがあって面白いっす。
メインになるのは、クロサキの「探し物」を見つけること、なんですが。
なんだかんだと、登場人物全員が、自分の「物語」を持っているゲームなんですよね。
プレイしながら、この人の物語も見たい!と思わせてくれる、設定の分厚さがすごい!
ただ、もう一人の主人公・タマコちゃんの復讐物語は、できれば作中で詳しく見たかったわー
章ごとに入る細々したエピソードも、世界観の補完として役立ってくれました。
情報屋のところへ向かう途中にあるサブイベント…学校の先生の話は、なんともいえない気持ちになるので必見です。
夜の幽霊アパートの描写も面白かったよ!
しかし、女にも男にもモテモテすぎるアオリさん。
なんであの年齢まで一人なんですかね……?(←余計なお世話)
あー、えっと。攻略面では、特筆するようなことはないかな…
敵を倒してレベルを上げる、普通のRPGですし。
SPは自然回復しませんが、ポーションは途中のイベントで大量に手に入るので、普通に能力を使いまくっても、まずSP切れはないと思われ。
ただ、米屋の左奥の道に落ちている「歩くとSPを回復してくれるアクセサリ」は拾っておくと便利です。
アオリのメット割りは強力だし、タマコの「敵を行動不能にする」能力と合わせると、どんな敵にも苦戦はしません。
さらに、しっかり索敵してレベルを上げておけば、最後のボス敵?も余裕で倒せます。
今まで、1話使い切り?の比較的短編なゲームを作ってらっしゃる印象の作者様でしたが、これだけの分厚い設定を、これ一作で終えるのは惜しいですね…
個性と魅力のある話だけに、続編とか、同世界観の別な主人公の物語、とか、もっと見たい…!
続編作ってくれないかなぁ…
DQNに抵抗のない方におすすめします。
いや本当に面白いので! プレイしてみて!
近未来SF・DQNRPG
制作者:冷凍しじみ様(しじみのおすまし)
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近未来・崩壊した世界・異能に目覚めた人類…と、いろんな意味でヒャッハーな世界観に加え…
主人公含む登場人物たちが大体DQN!という、やたら個性的なシナリオでありました。
特に何の説明もなく物語が始まるので、雰囲気掴むまでは「??」って気分になるかもしれませんが、プレイしていくうちにそこがクセになる、魅力にあふれたゲーム。
ってか、この、シビアなんだかゆるいんだかわからない、独特の雰囲気は面白いですねぇ~
今作の舞台は、広島・瀬戸内近辺のとある港町。
朝の缶詰工場から始まるそれは、一見、田舎町に住まう893やDQNたちの抗争の物語…に、見えます、が。
実は、この世界は20年くらい前にタコ型宇宙人の侵略を受けており、人間の持つテクノロジーはごっそり後退。人間の数も激減。
ただ、幸か不幸かその際の兵器の影響で、異能を手に入れた人間たちが現れたことで、なんとかこれを撃退し、それなりの生活を取り戻しかけている…という。とってもハードな世界観なのです。
異能を身に付けた人は身体的には驚異的な治癒能力を持ちますが、反面、異能を行使するための「SP」はなかなか回復しないという特徴があり、宇宙人のエネルギーから精製される「エーテル」や「ポーション」が無ければ、連続でちからを使い続けることは難しい。
宇宙人を撃退してしまった今、新しく手に入る算段がつかない「ポーション」類は高価な品であり、それらを手に入れ、精製できる設備を持つ人間はウハウハな勝ち組。
で、その「勝ち組」の一人が、この港町を仕切る「クロサキ」だったりするという。
ツッカケサンダルで鉄パイプや警棒持って突っ込んでいく、DQNスタイルの登場人物たちの話のウラに、こんな壮大なSF設定があろうとは…;
しかも主人公は巨乳で妙齢のお姉さんと、高校生の制服を着たハタチの女の子。
またグラフィックがね…スクショを見て貰えばわかるとおり、綺麗&可愛いんだよね!
顔グラも微妙な表情の変化が細かくて、プレイしていて楽しいし、何か一気にプレイしちゃったわー
周囲のどーしよーもない人間たちを、謎の包容力で受け止める主人公・アオリさんが凄い。
てか、ひと昔前のDQNって、極端に友情に篤いというか…面倒見がいいというか…
こういうタイプが多かったような気もするね…?
一緒に行動する、ドライな若者。見た目の清楚さに似合わずバイオレンスな性格のタマコちゃんも好きでした。
狭い町の出来事ながら、章ごとに絡む登場人物が多く、一人一人にきちんと性格や、背後関係の設定がなされているのが深みがあって面白いっす。
メインになるのは、クロサキの「探し物」を見つけること、なんですが。
なんだかんだと、登場人物全員が、自分の「物語」を持っているゲームなんですよね。
プレイしながら、この人の物語も見たい!と思わせてくれる、設定の分厚さがすごい!
ただ、もう一人の主人公・タマコちゃんの復讐物語は、できれば作中で詳しく見たかったわー
章ごとに入る細々したエピソードも、世界観の補完として役立ってくれました。
情報屋のところへ向かう途中にあるサブイベント…学校の先生の話は、なんともいえない気持ちになるので必見です。
夜の幽霊アパートの描写も面白かったよ!
しかし、女にも男にもモテモテすぎるアオリさん。
なんであの年齢まで一人なんですかね……?(←余計なお世話)
あー、えっと。攻略面では、特筆するようなことはないかな…
敵を倒してレベルを上げる、普通のRPGですし。
SPは自然回復しませんが、ポーションは途中のイベントで大量に手に入るので、普通に能力を使いまくっても、まずSP切れはないと思われ。
ただ、米屋の左奥の道に落ちている「歩くとSPを回復してくれるアクセサリ」は拾っておくと便利です。
アオリのメット割りは強力だし、タマコの「敵を行動不能にする」能力と合わせると、どんな敵にも苦戦はしません。
さらに、しっかり索敵してレベルを上げておけば、最後のボス敵?も余裕で倒せます。
今まで、1話使い切り?の比較的短編なゲームを作ってらっしゃる印象の作者様でしたが、これだけの分厚い設定を、これ一作で終えるのは惜しいですね…
個性と魅力のある話だけに、続編とか、同世界観の別な主人公の物語、とか、もっと見たい…!
続編作ってくれないかなぁ…
DQNに抵抗のない方におすすめします。
いや本当に面白いので! プレイしてみて!