鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

タッタラドッタラTVショー

2018-06-30 00:00:02 | フリーゲーム(ノベル)
タッタラドッタラTVショー
ノベル・生き残りゲーム・それぞれの罪を暴け
制作者:生爪 万温(イヅメ マオン)様(pixiv

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原色カラフルな画面が目を惹く一品であります。
なんとなく「キミガシネ」に近い雰囲気?

いきなり見知らぬ部屋で目覚めた主人公・ロキちゃん。
どうやら何者かに拉致監禁されてしまったようです。
部屋を出るとそこには、同じように拉致されてきた幼馴染のインゲンと、見知らぬ9人の人物が。
不思議なクマ?型ロボットのタッタラは、ここにいるのはほぼ全員が罪人であると言い、この「タッタラドッタラTVショー」で互いの罪を暴きあい、視聴者の好感度が低いものから殺していく、と説明します。
最後に残り、ここから出られるのは、たったひとり。
タッタラの言う「罪」に身に覚えのないロキは、果たして無事、ここから出られるのでしょうか。

分岐がゆるめでプレイしやすいボリュームの作品でした。
エンドは3つ。途中いろいろありますが、エンド分岐に関係してくるのはラスト付近の、数個の選択肢だけ…かな?
あまり複雑な分岐はなく、途中はほぼ一本道の様相。
選択肢でちょっと文脈が変わるくらい…(だと思う)なので、気楽にプレイしていきませう。

あー、ちょっと最後が…生き残る人が意外といえば意外…?
いや、ある意味当然ではあるんだけど、あまり主人公と接点のない人だったから…
これ、途中のフリータイムにプレイヤーがロキちゃんを自由に動かして、いろんな人に話を聞けたりすると、全員に感情移入できて面白かったかも。

一応「人が殺されていく」話なので、それなりの殺人描写はありますが、絵はドギツくはない。
ていうか、原色チカチカの画面&タッタラやドッタラの見た目がゆるめ&ノリが軽め、なので、全体にあんまり残酷っぽく感じないんだな。

生き残りデスゲーム系、狼ゲーム系の好きな方におすすめですよー

鈴音の祓い屋~竜宮邸晩餐会~

2018-06-29 00:00:23 | フリーゲーム(乙女)
「鈴音の祓い屋~竜宮邸晩餐会~ 」
ホラー探索ADV・乙女風味
制作者:砂原みたけ様(せんやも、いちやも

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鈴音の祓い屋の続編ですー。

かつて、大きな商船を沈没事故で失い、娘もまた若くして亡くした過去を持つ、富豪・竜宮家。
不吉な噂がまといつくこの家の晩餐会へ「祓い屋」浅井忍は、起こるかもしれない怪異に備えて招待された。
師匠の忘れものを届けるために、あとを追って晩餐会場へ向かったシズカもまた、半ば行きがかりでその仕事を手伝うことになってしまう。
やがて、オークション開始の挨拶の最中に、突然電気が全て消えたかと思うと目前に怪異が現れ、その場から竜宮家の主人・船継と、もう一人の同行者が姿を消した。
他の招待客を守るため身動きできない師匠の代わりに彼らを救い出そうと、シズカは一人、祓いの鈴を手にして異世界へ足を踏み入れる…


今回は、同行者(攻略対象)に、金髪のキザなお兄さんが加わりました。
ほか二人…君島と妖ヶ原は、以前と変わりなく、真面目で鈍感(霊的に)だったり、ややヘタレだったり。
そして今回も、師匠は攻略できないのね…! くぅ…!

個人的には妖ヶ原くんのキャラが好きですね~
高いところのものをとる時、支えきれなくて転ぶところとか、らしすぎて笑うわー
ただ「目」の良さは、シモンのほうが上なのかな?
シモンが見える霊が、妖ヶ原くんには見えなかったりしてたけど…
うーん、シモンは人の幽霊がよく見えて、妖ヶ原くんは妖怪のほうが得意、って感じ?

君塚くんは安定の現実志向。随所で話に出てくるスーパーお兄さんは、一体どんな人なんでしょうね?
まあ、長男が大切にされる時代ですから。案外彼が思いこむほどには偉大じゃないのではないか…なんて思ってみたり。

ADVの攻略自体はぜんぜん難しくないので、詰まることもないと思います。
同行者と合流できたあとは「相談」でヒントを貰えますし。
そうそう、各部屋で「会話」を選ぶと、それぞれ個別のお話が聞けるので、ぜひとも会話しまくってみてください。
マップのオブジェクトを調べたときの反応も、三者三様なので必見!
中には、好感度が上がる会話もあるんですってよ。グッドエンドを目指すならココ重要。

エンドは6つ。それぞれの同行キャラで、グッドとバッドが一つづつー
まあ、つまりは好感度を上げるか下げるかの差でござる。
グッドはもちろん、バッドもそれぞれ違う結末が用意されており、美麗なスチルが最後に入るので見応えがありますよー!

ただ、個人的に残念だったのは…
これね、もう少しラストを長く引っ張ってほしかった!
最後が、スチル出た後、あっさり終わっちゃう印象なので…
終わった後、メニューにオマケが出ていないか探した探した。この後日談が見たいよう;

君塚がガチゴチになりながらシズカちゃんを誘いに来て、師匠に胡散臭い目で見られるとか。
妖ヶ原はバッドエンドのその後、先が見えないまま二人で過ごしていく様子とか。
シモンはシズカちゃんを強引に自国へ連れ去ろうとするけれど、結局絆されて自分から取りやめちゃうとか。
エンドの先が楽しそうなのになぁw


今作は、話としては独立していますが、前作で出たサブキャラが再登場したりして、前作プレイ済みの方には「あっ」と思えるうれしい仕様。
今作を初めてプレイして気になってしまった方は、前作も続けてぜひどうぞ。

ホラー風味ADVが好きな乙女様におすすめですよー

五番目の首 -5th HEAD-

2018-06-28 14:43:46 | フリーゲーム(ホラー)
五番目の首 -5th HEAD-
ホラー探索ADV・体を取り換えて進め!
制作者:ひんじゃくごりら様(ひんじゃくごりらのナワバリ

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「なまくびる」で衝撃の世界観を創り出してくれた作者様です。
今回はそこからさらに一歩進んで、なんでもアリすぎる異形たちの世界を垣間見せてくれましたぁ!
あー、面白かった。

主人公は「クチル」と名乗る女性型の異形と「バサシン」(馬刺しん…;)という名前の首のない馬。
ある日森の中で強力な力を持つ同族に出会い、首をもがれて身体を奪われてしまいます。
身体がなければさすがに不便なので取り戻しにいくことになりましたが、後を追ってたどり着いた古城には、同じように体を奪われて、首だけにされて閉じ込められた同族たちが…
クチルは彼女たちの身体とその能力を借りつつ進み、城の中を探索していきます。

主人公は生首で、いろんな異形の身体をとっかえひっかえしながら進む。
…というシュールな物語です。

それぞれの身体には、固有の能力があり、それを使うことで新たな道が拓ける仕組み。
つまりー、新しい身体が手に入るということは、その能力で先に進める場所が必ずどこかにあるってこと。
空を飛べれば縦穴を上下に移動できるし、水に潜れればそこから水路を進んでいける。
飛び道具が使えれば遠くにあるスイッチを入れられますし、ものが押せれば棚の陰にある通路を見つけられる。
いろいろ工夫し、能力を駆使して探索範囲を広げていきましょう。


一応、カテゴリ的にはホラー…ではあるかと思うんですけど。
異形たちの性格がみんなユルユルすぎて、怖いとかそういう感じじゃないんですよね。
結局、彼女ら的には、体を取った取られたとか、そんな重大なことじゃないっぽい?
各所で見られる死にエンドからも、「頭部」そのものが破壊されるとさすがに死ぬようですが、そうでなければ身体は取り換え可能なのかもしれませぬ。

(この死にエンドも、死因によって一つ一つグラフィックが違っていて楽しい)

エンドは一つ。実際にプレイすると「えっ…それで本当にいいの?本当に!?」
という気分になるかもしれませんが、エンドは一つです!
ユルーい異形たちのやりとりを楽しみつつ、最後まで頑張ってみてください。



謎解きで難しいのは…うーん、詰まりそうなのはあそこらへんかね。

「片足つま先立ちなら、トゲの間を移動できるよ」と、
「落ちることができる場所は全て、アカツキの身体で登り降りできるよ」
「登り降りは、基本、その場所からまっすぐ上下。
 降りる位置取りによっては思いがけないところに行けるかも」

前段でも書きましたが、その時の手持ちの身体の特技を使えば、必ず道は拓けます。
セーブポイントはあちこちに多めに配置されているので、いろいろ試してみるとよろしいかと~


シキヨク-夢魅テルは夢見てる(第九話 夢魅美々子失踪事件)

2018-06-28 10:44:44 | フリーゲーム(ゲームマガジン)
「シキヨク-夢魅テルは夢見てる(第九話 夢魅美々子失踪事件)」
電ファミニコゲームマガジン・連載ADV
制作者:アイムシアン様(ImCyan

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ルナと今テルを結ぶ「赤い糸の呪い」は、若テルの出現により、そちらへ繋ぎ先を変更されてしまいました。
自分の指から赤い糸が消えたことに動揺して、関係修復を図ろうとする今テルの姿が妙にリアルで不憫w
まるっきり、自分のものだと油断しきっていた妻にいきなり他の男の影が見えて、焦る夫みたいな構図なんですけどwww
ふふふ…13歳のルナちゃんから見れば、犯罪レベルで年上の今テルより、一歳年上の若テルのほうが妥当というかお似合いと言うか。イイ感じに見えちゃっても仕方ないよねぇ…
しかも初恋におちた時そのままの姿なわけだし!!

今回は、そんな昼ドラ展開になりつつある二人のテルとルナの三角関係シナリオのほかに、4年前の事件の詳細、ルナの正体、さらに「シキヨクの呪い」についての情報もオープンになりました。
謎が謎を呼ぶシキヨクの世界も、いよいよ終盤?
真実に向けて徐々に秘密が明かされ、事態の収束に向かい始めた様子ですね~

今まで顔がわからなかったミミコ母さんは、若いころの三輪さんっぽい印象の美魔女!
浮世離れした母を、傍で支えるしっかりものの若テルがかっこいい回でした。
昔愛した人に似たイケメンの息子か…確かに、これでは母は子離れできまいて…
結局、テルが他の女の子と仲良くする姿に嫉妬メラメラなミミコ母さんは大暴走してしまいます。

そもそも、彼女が息子への愛情と執着とをはき違えてしまったことが、悲劇の発端ではあるのですが。
テルくんの母への想いもまた、密かに相当拗らせている印象の話でしたね~

「シキヨクの呪い」…それはテルくん自身が、母の想いを確かめるために、自分にかけた呪いだったのです。
その詳細はここでは触れずにおきますが…
これは本人だけでなく、周囲の異性を巻き込む傍迷惑な呪いである…とだけ申しておきましょう。
(まさか、チェリーちゃんとのハッピーエンドフラグ…?(←w))

自分と距離を置こうとする若テルに、かつての夫を重ねて理性を失ってしまったミミコ母さん。
しかし、14才くらいの子なら、ちょうど思春期&親離れの時期だし、女の子なら父親キライ!臭い!と言い放ち、男の子なら母親をババア呼ばわりするお年頃。
テルくんのそれも、それまでの家族仲はどうあれ、ふつーに健全な成長の現れだったんだろうけど…
下手に「夢魅の力」なんか持っていたばかりに、とんでもないオオゴトになってしまいましたっす。

テルの言葉を聞いて、最終的には愛に目覚めたものの…その直後にああなってしまうだなんて…;
なんとも業深い展開でした。

ちなみに、4年前のルナちゃんは、いかにも儚げな女の子でしたよ!
怖いところや、強かでふてぶてしいところが無くて、まさに正統派美少女!
実のところ、テルのように魂が分けられるなら、ルナちゃんは悪霊化したミミコ母さんから分離した「良心」の部分なのでは?と思っていたのですけど。
いやあ、ルナちゃんはきちんと最初からルナちゃんでした!

結局、ルナちゃんの行動は…「お兄ちゃん大好き!」というヤンデレ表現だけでなく、シキヨクの呪いからテルと周囲を守るためのもの…だったんですかねえ。
でも、ルナちゃんてばいつ、テルに「シキヨクの呪い」がかかってることを知ったんだろう?
口止めもされてたみたいだし、4年前の事件のあと一度、若テルとの接触があった…ってことかなぁ


あと残る謎は…えーと、ジェイソンさんの絡む組織について、かな。
結局4年前の事件にその組織は関わってないっぽいし。
プレイヤーへの、4年前の事件のネタバラシはすんだものの、果たしてこの先、どうなるのか…


いきなり龍我さんが影のラスボスとかだったらどうしよう(←無いて)


とりあえずは、次回はルナちゃんの捜索回かな?
まだコドモな外見だし、そうそう行けるところもなさそうだけど…身近な知り合いに匿われているか…
それとも、ロリな危ない人に拾われて、その夢に囚われてしまう流れ?かも?

ぜひとも、テルとルナの感動的な再会シーンが見たい見たいー










…由里さんがいまだになんともないってことは、まだそんなに、テルに対して本気じゃないってことなんですかね。

メルフォお返事

2018-06-28 10:29:02 | 雑事



>>もふお様

お久しぶりです。いつもありがとうございます。
地震は、まったく違う方面に住んでいるので、こちらは影響はありませんでしたが、大都市圏の地震は、人口が密集しているだけに、本当に怖いですね…
けれど、あれだけの規模の地震でありながら、亡くなった方がかなり少なかったことは不幸中のナントヤラ…とか思ってしまうのは、東北地震から感覚が麻痺してしまっているのでしょうか。

もふおさんは揺れる地域に住んでいたとのことで、その後に長く続く余震でも怖い思いをされたと思います。
いまだに数日おきに揺れているようですし、なかなか不安はぬぐえないと思いますが、できるだけご自愛くださいね。