住みたい習志野

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忘れてはならぬ「負の歴史」関東大震災後の朝鮮人虐殺(9月23日付東京新聞)

2020-09-23 09:21:19 | 報道

(9月23日付東京新聞の記事より)
忘れてはならぬ「負の歴史」
関東大震災直後の朝鮮人虐殺


関東大震災(1923年9月1日)直後に起きた朝鮮人虐殺事件で、犠牲者を弔う追悼式と慰霊祭が6日、船橋市と八千代市で営まれた。大震災の発生日に合わせて毎年行われているが、今年は新型コロナウイルスの影響で式典を簡素化したり。人数を少なくしての開催。参加者たちは「『負の歴史』を忘れてはいけない」と誓った。(保母哲)

船橋で追悼式、八千代で慰霊祭
 船橋市営馬込霊園で営まれた追悼式を主催したのは、在日本朝鮮人総連合会県西部支部などでつくる実行委員会。霊園内には「関東大震災犠牲者同胞慰霊碑」(高さ約4メートル)が建立されている。
 大震災による混乱の中、デマにより県内でも市民や自警団、軍隊が朝鮮人らを殺傷。碑文には「この凶変蛮行で殺されたのは6千3百人余、負傷者は数万人」、さらに「(犠牲者の)怨恨(えんこん)は千秋不滅」などと記されている。
 式典で同支部の呉学成(オ ハクソン)委員長は「日本の歴代政権は、この蛮行の事実と真相、自己責任を明らかにしようとせず、犠牲者への謝罪と補償もない」などと追悼の辞を読み上げた。突然の雨に見舞われたが、弦楽器・ソヘグムの演奏などで犠牲者をしのんだ。
 八千代市高津の観音寺本堂で営まれた慰霊祭を主催したのは、地元などの有志で作る「千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会」など。同寺境内には、「関東大震災朝鮮人犠牲者慰霊の碑」(高さ約2メートル)が建立されている。
 新型コロナのため、今年は慰霊祭の出席は実行委メンバーら主催者関係者とした。約30人は読経などをし、実行委の吉川清代表はこれまでの活動などを振り返りながら、「課題は多いが、多くの人の支援を受けながら今後も活動を進めたい」と述べた。
 事務局の平形千恵子さん(79)は、近年は大学生も朝鮮人虐殺をテーマにしていることなどを挙げながら、「若い人たちに、この活動を引き継いでもらいたい」と話していた。

(編集部より)
関東大震災時のこの事件と経過については、「住みたい習志野」ブログでも取り上げています。合わせてご覧ください。
習志野歴史散歩:騎兵旅団の光と影 - 住みたい習志野

 

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