8月6日の「住みたい習志野」で「習志野市の中学生が感覚過敏表示カードを考案」という新聞記事をご紹介しましたが、
「マスク付けられません」習志野市の中学生が感覚過敏カード考案(8月5日毎日新聞) - 住みたい習志野
「ちいき新聞」9月11日号には、マスクをつけられない人をサポートするプロジェクトが紹介されています。
マスクをつけられない人がいます
わけがありますく
新型コロナウイルス感桑症の拡大防止のため、マスクが欠かせない日常生活になっているが、やむを得ない事情でマスクがつけられない人もいる。そんな人たちをサポートするプロジェクトが6月から始動した。
バッジや意思表示カードを活用
「しまうまカウンセリング」の代表を務める、鈴木義也さんと玲嘉(れいか)さん夫妻は、多くのカウンセリングを行う中で、マスクをつけたくてもつけられない人がいることを知った。発達障害・感覚過敏・皮膚炎・呼吸器の病気など、その理由はさまざまだが、相談者からは「周りの目が気になり外出しづらい」という声があったという。
鈴木さんたちは「困っている人たちのために何かできないか?」と考え、「わけがありますくプロジェクト」を今年6月に立ちあげた。マスクをつけられない人たちに身につけてもらうバッジと意思表示力-ドを作成し、7月17日から配布を開始。バッジは缶とビニール製の2種類があり、利用者の特性に合わせて選ぶことができる。また周囲に認知してもらうためのポスターや意思表示カードはホームページから無料でダウンロード可能だ。これらは、マスクを着用できない人たちにとって安心できる「お守りグッズ」になるだろう。
応援者を増やし広めていきたい
バッジや意思表示力-ドに描かれているのはマスコット犬の「シロウくん」。この活動をよりたくさんの人たちに「知ってほしい」という思いから名付けられた。臨床心理士や当事者のアドバイスにより作られたアイテムは、多くの人に認識されやすいフォント(字体)や色選びなど、さまざまな工夫が凝らされている。鈴木さんは「マスクを『つけない人』と『つけられない人』の区別がつかないので、このバッジや意思表示カードを使って周囲に理解をしてもらいたいです。つけることで少しでも気持ちが軽くなってもらえたらいいですね。そして社会もこんなふうに権利を失っている人たちへの理解を高めていかなければならないと思います」と力を込める。さらに「このプロジェクトをサポートしてくれる仲間も募集中です」とのこと。
この活動により「マスクをつけられない人」への認知と理解が広まっていくことを期待したい。(半藤智津江)
※問い合わせ
メール info@wakega-arimask.com 鈴木
ホームページ wakega-arimask.com
※バッジセットは、現在希望者多数のため、すぐに渡すことができない可能性があります。