この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

低速基礎練習@湯ノ丸

2009-12-02 00:59:41 | スキーの話題一般

11/29に湯の丸スキー場に行ってきました。今回はk2hikoさんと一緒に練習です。

前回のアサマ2000で出来なかった、グランジャーのポジションをスキーの滑りに焼き直す練習するために来ました。シーズン始めにしっかりこの転写作業をやっておかないと、せっかくやったグランジャーのオフトレの意味がなくなってしまうので、焦らず地道に取り組みます。


(第2ゲレンデのリフトから。午前はレーサーが、午後はボーダー率が高かったです)

私は湯の丸は初めて。まだ雪も少なく、第2ゲレンデのみでしたが、急すぎず緩すぎずの斜度で、低速基礎練習にはもってこいです。

しかし、ちょっと混んでる・・・ でもそのお陰で基礎練習しやすかったです。アサマとは違ってレーサー系の人たちも基礎練習してます。


(ゲレンデ上部から。まだまだ積雪量が少ないことが分かります)

さて、この日の練習で気づいたポイントを復習します。

グランジャーで丹念に作り上げてきたポジションを、スキーの低速練習で焼き直す際に注意するべきポイントが2点あります。

(1) 正しい左右のポジションに乗る
グランジャーは地面にグリップしてズレないので、両足の「乗れてるポジション」の確認がし易いのが特徴です。それに対してスキーの場合は、雪面でのグリップが弱くなりますし、いい加減なポジションでも角付けだけで曲がれてしまいます。そこで、グランジャーで身につけた乗れているポジション(特に乗れてる内スキー)をよく思いだして、プルークスタンスで繰り返し練習する必要があります。

(2) 前後も正しいポジションに乗る
スキーの場合はたわみ解放のときに板が走ります。この性質のために、スキーでは山回りで体が遅れて後傾になりやすく、外れたポジションになりがちです。ここでもスキーの場合は何とかリカバーできてしまいますが、グランジャーで得た正しい前後ポジションを転写するためにも低速で同じ動きが出来るように練習する必要があります。

この前後ポジションについては、今回かなり理解が深まりました。山回りで後傾になるということは、すなわち乗れているポジションから外れてしまうということです。そこから谷回りターンで板を踏んでゆく局面に移るときに、ポジションを前に戻してくる必要が出てきます。

素早く戻せれば問題は無いのかもしれませんが、私の場合はどうしてもそれが遅くなってしまい、板をしっかり踏めないまま、ポジションを前に移動することだけで谷回りが終わってしまいます。

ポジションが前に移動した頃はもうフォールライン~山回りになってしまい、そこから板に働きかけると「山回りで板への荷重が過多」という「残念な滑り(笑)」と見なされてしまうわけです。

従って、ターンのすべての局面において、前後も正しいポジションに乗っていることが大切であるということを実感しました。

次回はもう少し急斜面において、このポジションが再現できるように練習レベルを上げてゆきたいと思います。