降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★ジョナサンは290円だった=7月のブックオフ編❶

2014年07月27日 | 新聞/小説

【写真は、本文と直接関係ありません】
本がたまったので、近所のブック・オフに持ち込んだ。
まさか、まさか、まさか連発の驚くべき買い取り価格であった………かな。

お断り=ブック・オフは地域などによって買い取り価格、販売価格が多少異なるそーです。
また、僕が持ち込んだ本はいずれもオビ付き、カバー汚れなし、本文書き込みなし、ページ折りなし、の〝美本〟のつもり、笑。

【単行本部門】買い取り価格=290~最高470円
●『流転の細胞』仙川環さん(46)新潮社、本体1,600円→買い取り価格は380円

仙川さんは元日経記者。デビューした小学館文庫時代からの医療ミステリーは読んでいる。
でも、なにも日経を辞めなくてもいいのに……と思った(→関係ないか)。

●『神秘』白石一文さん(55)毎日新聞社、本体1,900円→買い取り価格は470円
固定ファンが多くいるためか(←僕をはじめ、ね)意外と高額な買い取り価だった。
同作は、講談社百周年記念出版『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』のような人物設定。
余命1年と宣告された、総合出版社の50代編集局長は〝ある人物〟に会うため、神戸に向かった。彼はナニを見たのか………最近、白石さんはスピリチュアル系が多くなっているよーだ。

●『失踪都市』笹本稜平さん(62)徳間書店、本体1,600円→買い取り価格 380円
所轄刑事と警視庁捜査本部との確執描く『所轄魂』第2弾。
面倒くさそうな事件を、警視庁が握り潰すなんてこと…………あるかもしれないな。
いや、ありそうだな。
いやいや、きっとあるな。
これぞ、ネオ警察小説。
福祉と高齢者問題がメーンテーマなので、途中でやりきれなくなった………。

●『男ともだち』千早茜さん(34)文藝春秋、本体1,550円→買い取り価格 380円
同作で直木賞受賞と思ったが、残念本(→7月12日付みてね)。大人の男女間の友情を描く、考えさせられた一冊。
でも、読み終えちゃったからね……。

●『かもめのジョナサン完成版』五木寛之さん(81)新潮社、本体1,300円→買い取り価格 290円
40年ぶりのジョナサンが朝日新聞をはじめ各メディアに取り上げられたからか、発売10日ほどで重版。
(ちなみに、五木さんファンの僕は3冊買い、2冊を知人に渡しましたが、
本のプレゼントって迷惑な場合が多々あることを自分でも知っていただけに、ありがた迷惑でしたね m(__)m でした)
人気本と思われたけど、
意外に買い取り価格が低いのにビックリ。
たぶん、これから大量に中古本市場に流れ込むからかなぁ。

【新書部門】
買い取り価格…………仰天したので、続く。