降版時間だ!原稿を早goo!

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★「思い出のマーニー」は◯◯だった❷止

2014年07月11日 | エンターテインメント

ジブリ最新作、米林宏昌(40)第2回監督作品「思い出のマーニー」(7月19日公開、ジョーン・G・ロビンソン原作、美術監督=種田陽平、脚本=丹羽圭子・安藤雅司・米林宏昌、103分)試写を観た。
(米林監督の《企画意図》、あらすじは8日付をみてね)

「『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』の両巨匠の後に、もう一度、子どもたちのためのスタジオジブリ作品を作りたい」(企画意図から)
「自信? 大丈夫だと思います」(日経インタビューから)
と言っていた米林監督。
僕は、興行的にはムニャムニャなような気が少ししないわけでもないけど(←遠回しな言い方)、
作品の完成度は「◎」だと思う。


ここが良かった❸光・水・風を感じる画なのだ!
アニメーター出身の米林監督だからこその、丁寧な自然描写がいいね!
雲間から射す陽光、風の動きが見える入り江の波、嵐の森のおどろおどろしさが、今でも思い出される。
ジブリおなじみの、やわらかな蛍光カラー配色がポイントになっている。

ここが良かった❹エンド・ロールの「協力」に、あの人がいた!(「ここが良かった」ではないけど.......)
作画協力に「タツノコプロ」とか、僕は最後の「製作スタッフずら~り一覧」まで見ているのだけど、
「協力」に、あの直木賞作家名があったので〝えっ⁈〟だった。
「うーむ、どこのシーンで、ナニを協力したのかしらん」
席を立たずに、ラストまで観ていることをお勧めします。