シルバー・アスリート日記

冬は全日本マスターズ・スキーレーサー、夏はウルトラマラソンランナーのシルバーアスリート日誌

千葉県マスターズ陸上選手権大会で、はだしで走りたいという選手が現れた・・・・

2021-09-12 13:58:50 | マラソン

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2021/8/9に、千葉マスターズ陸上選手権大会が開催された。
コロナ対策のため、千葉県所属選手のみ、かつ無観客。
千葉県の、感染者が、増加しつつあったので、
開催はあやしいと気をもんだが、開催された。

当日に、なんとも、楽しい珍事が起きた。

シルバーは、3000m競技で優勝し、
次の1500m競技のため休養がてら、
他の競技を観戦していた。

 

60m競技のスタート点が、騒がしい。
高齢選手が、競技マーシャルに、
「はだしではしりたい。
先ほどの女性マーシャルは、
良いと言ったのになぜだめなんだ。」、
とくいさがっていた。
ほとんど、腰が曲がり、歩き方も、
まともには見えない選手だった。
「それは、連絡手違いなので、正式には、はだしランはだめです。」、とクールに、宣告した。

45歳台の男性選手3人が、小さな声で、規則だからだめじゃないのかと、つぶやいていた。

シルバーより年長は91歳の選手が1人参加したのみ。

思わず、年齢を聞いた。

S10年10月という。
「え、俺と同学年じゃないか、何種目?」というので、
「今3000m終わったところ」と答えると、
「え、あなたが、俺と同学年!」と仰天。
周りの選手も、この選手とシルバーを見比べて、皆ぎょうてん。

仲間ではない選手が、
これを貸してあげるからはいてと、
スパイクシューズをさしだした。
渋々はいたが、ひものしめ方がわからない。
懇切に、ひもを締めてやっている。

スタート地点に行ったが、
立ちスタートしたいと、またごねた。
スタートブロック使えと。3人がかりで、使い方指導。
パーキンソン病なのか、
スタートラインについたが、
手が震えてとまらないのだ。

さあ、すたーと。

たちまち、ピストルが複数回なり、スタートやりなおし。
イエローカードを持ったマーシャルが、
その選手の前に、きた。
45歳台選手が、「やっぱり失格だよな」とつぶやいた。

シルバーは、小さなこえで、
ここまで、やっと来たのだろうから、
走らせあげりゃーいいのに、とつぶやいた。

それでもスタートして、どう見ても、歩いているスピードで、
60m見事ゴール。18秒81だった。

それでもゴールして良かった。
ここまでくるのに、参加費、会費等で7000円は
支払ってきたのだ。
この選手は、この60m1種目のみの参加。

80歳過ぎると、ここにくるだけでも、体力・気力が要るのだ。

91歳1人の選手は、60m、100m、の2種目参加。
どちらも、大会新、千葉新だった。
85歳1人の選手は、この選手60mのみ、1位。
85歳2人目の選手は、100m、200m、 の2種目参加。
3人目85歳シルバーは、3000m、1500m、に参加。
どちらも、千葉新、大会新、だった。

80歳以上で、1500m、と3000m、
の2種目に参加する選手は、いなかった。
珍しいのだろうが、シルバーは、フル目指しているので、
3000mは、3㎞に過ぎない、と考えてしまう。

「粋な計らい」か、
パーキンソン病まがいおじさんが完走してよかった、
とほっこりした気分になった。

トラックに、カメラ持ち込み禁止のため、写真が無いのが残念。

 

 

 

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