絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

美術史クイズ 104 解答と解説

2010-12-31 | 美術史クイズ
美術史クイズ 104

解答

第1問 ハンムラビ法典
第2問 ルーブル美術館
第3問 メソポタミアの古バビロニア
第4問 スーサ
第5問 フランス隊
第6問 シャマシュ
第7問 ハンムラビ王

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解説
第5問の解答が分かりません。
私はレナードウーリーだとばかり思っていました。
しかし、レナードウーリーは、イギリス人ですね。
ハンムラビ法典は、フランス隊が発見したとあります。
そのため、私の思惑と違ってしまいました。すみません。

ハンムラビ法典は、メソポタミアで二番目に古い法典です。一番古いのは、ウルナンム法典です。
ハンムラビ法典は、玄武岩で作られていて、楔形文字で、282条が書かれています。
高さ2メートル25センチで、ルーブル美術館にあります。
目には目を、歯には歯をという復讐法と身分によって罰が違う身分法が特徴です。

この浮き彫りは、太陽神シャマシュがハンムラビ王に権力の杖と支配の輪を与える場面です。
太陽神は、肩から炎が上がっています。
私は、「太陽は熱いので、少ししゃましゅ(冷ます)と覚えるといいよ」と話しました。



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西洋美術史講座の報告

2010-12-31 | いろいろ
12月に行われた西洋美術史講座が終わりました。

全部で、4回行いましたが、毎回平均15名くらいの方に聞いていただけました。
有難うございました。

参加しても居眠りをしてしまうのではないかと心配されていた方もいらっしゃいましたが、4回ともほとんど生き生きした目で、最後まで聞いていただいて有難うございました。私も、絶対眠らせないぞと思ってやりました。

実は、日曜美術館などを見ていると、かなり興味があるはずの私でも眠くなっていまうことがあります。(いや本当はしょっちゅうです。)
だから、この種類の講座は、眠くならないような工夫が必要だと思いました。そのためゲーム形式で画家の名前暗記クイズを出したり、前回の復讐で問題を出したりしながら進めました。

また、ただ単に美術作品の話だけでなく、画家のエピソードを加えたり、ギリシャ神話やキリスト教の話も加えました。ヨーロッパの芸術は神話画や宗教画が多いので、それを知っていると、絵を見るときに役立つのです。

終わってみて、6時間で全てを話すのは無理だなと思いました。
また、やってくれませんかとおっしゃってくださった方もいました。

飽きさせないでやるには、そう何回もやれる気がしませんが、機会があったらまた試みてもいいかなと思います。

中央公民館の企画で開いてみましたが、こうした活動を地道にやってみるのもいいかもしれないと感じました。
あそこに行くと、こういう勉強ができるよという場所があってもいいのではないかということです。勉強したい人は、結構いますよね。

ただ、今回は広報でお知らせしましたが、時間が夜であることがやや問題があったようです。私は、大人の人は仕事をしているので、夜でないと参加できないかなと考えましたが、お年寄りには昼間の方が良いのだとわかりました。
公民館からの依頼があればですが、次回は、昼間に設定してみようかと思います。

今回の講座は、ほとんど全てをビデオ撮影していただきました。参加したかったけど、できなかったという方のために、DVDにしたいと思います。ご希望の方はご連絡ください。


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