絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

西洋美術史講座のお知らせ

2010-12-19 | お知らせ
西洋美術史講座の2回目が明日あります。

前回の参加者は、11名でした。
少し、少ないので参加者を募っています。

30名までということで、募集しましたので、まだ大丈夫です。
興味のある方は、当日いきなりでも大丈夫ですので、ぜひご参加ください。

日程は、20日(月)22日(水)27日(月)です。
場所は、本庄市中央公民館(市民文化会館の隣)
時間は、夕方6時半から8時までです。
資料代として、500円頂きます。授業料は無しです。

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前回の内容

1、画家の名前当てクイズ
    グレートアーチストという本を使って、遊びました。
2、資料を見て、聞いてみたい画家や彫刻家について質問を受け付けました。
    初回なので、どの時代でも、どの作品でもということで、やりました。


  例 ピカソはなぜあんな絵を描いたのか?キュービズムの切っ掛け
    アンリルソーをどう思うか?絵はすごいのですか?
    ラファエロがアテナイの学堂で、ミケランジェロとレオナルドを並べたのは?
    セザンヌのチョッキを着た少年の腕が長いのはなぜ?
    ポンパドール夫人の絵は、パステルだと聞きましたが、パステルであんなに描けるんですか?

    など、いろいろな時代の話が出ました。

私は、一番有名な絵から話を始めました。モナリザと最後の審判からミケランジェロ、ラファエロ、ボッチチェリーと話を進め、フレスコ画、油絵の歴史などを語りました。

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第2回目の予告

1回目で出た話題を少し深めて、確認テストをしながら、新しい話題に入りたいと思います。

できれば、時代順に大まかに掴むことをしたいと考えています。
美術史の時代区分とその特徴を掴んでいただこうと思います。
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美術史クイズ 99 解答と解説

2010-12-19 | 美術史クイズ
お詫びします。   
美術史クイズ 90で出した問題をまた出してしまいました。
すみません。

美術史クイズ 99

第1問 ダビッド
第2問 ナポレオンの戴冠
第3問 ノートルダム寺院
第4問 ルーブル美術館
第5問 ベルサイユ宮殿
第6問 画面左の方の5人の女性の内、左から二人目の服の色が違っています。

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解説

ダビッドは、ナポレオンの台頭と同時に現れ、ナポレオンの失脚と同時に退いて行くと言われます。この絵を描いた時、ナポレオンは30分ほど、無言で絵を見つめ続け、その後、ダビッドに対して、最敬礼をしたと言われています。
本当は、この場にいなかったナポレオンの母親も描き込んでいます。
この場面は、ナポレオンがローマ法王をノートルダム寺院に呼んで、法王から冠をいただくのが、普通のことだったのですが、なんとナポレオンは自分で自分の頭に冠を乗せたのです。それは、法王から頂かなくてもいいよという法王の権威を無視した行動でした。
また、その後、妻のジョセフィーヌの頭に冠を被せます。
自分がいない時、もしくは、万が一自分が戦いで死んだときには、この人が引き継ぐという意味で、妻に戴冠をしました。
このことは、アンリ4世がマリードメディシスに戴冠をしたことと同じです。ルーベンスの絵にありますね。(マリードメディシスの生涯、ルーブル美術館)
ベルサイユ宮殿にある同じ絵の、一人だけ服の色を変えたのは、ダビッドの恋人だと言われたり、ナポレオンの妹だと言われたりします。どちらも本当なら、ダビッドがナポレオンの妹と恋愛関係にあったということでしょうか?
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