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絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

通信指導3 お皿に果物

2010-04-16 | 通信指導
栃木のTさんが、5枚目を完成させました。

凄い、伸び方をしています。

ご覧ください。



今回は、「お皿に果物を乗せてデッサンしてください」という課題でした。

最初に、モデルの写真を撮って見せていただき、その後、描いてもらいました。
モデルを組む時は、光の角度も考えて組むことと、写真を撮るときに、ストロボをたかないで撮影することが大切です。

今回のデッサンの良いところは、前回のようにバックを真っ黒にしないで、描けたことです。だから、周りの空気まで描けています。

ここまで来ると、ほとんど見える通りに近づくので、ルールに基づいたデッサンの注意は終了です。この後は、個性の問題になります。それは、強弱をつけることです。
どこに力を入れて、どこを弱めてなどの捜査をすると、自分の主張が出て、個性を感じます。
それは、これから先の問題なので、今は、いろいろな物の質感を求めてデッサンをすることを勧めます。
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麓原会春季展

2010-04-16 | 展覧会
麓原会春季展(16日、17日、18日)


会場風景(児玉町セルディ)

    


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美術史クイズ 8 解答と解説

2010-04-16 | 美術史クイズ
美術史クイズ 8

解答

第1問 後期印象派

第2問 ナビ派

第3問 球

ーーーーー
解説

第1問 印象派に対して、この3人は後期印象派と言われます。
    印象派は見える通りを追究しました。しかし、写真の発明により、見える通りの絵画は、存在価値がなくなってしまうのではないかという危機感が生まれました。
そして、絵は写真にはない存在価値があるということを示す画家が現れました。それが後期印象派だったのです。ゴッホは絵に感情を入れました。セザンヌは理想の構図を求めて、現実とは違う形を組み立てました。ゴーギャンは絵を平面的、装飾的に扱いました。
それぞれ、写真では表せない絵画を作り上げました。


第2問 ゴーギャンから絵を教わったセルジエは、仲間にそれを伝えました。
    仲間は、ボナール、ビヤール、ドニなどがいました。
    みんな平面的、装飾的な絵を描きました。
    なぜナビ派というのかというと、古代の宗教の占い師のような人をナビと言ったとかいう話を聞いたことがあります。だから、このグループは、男だけで宗教的儀式のような真似もしていたようです。ただ、一人女性で入れたのは、ボナールの奥さんだけだったとか?それは、お茶を入れる都合があったのでは入れたと聞きました。
    このナビという言葉を聞くと、カーナビを思い出します。もしかすると、ナビには、案内するという意味があって、人々を導くものというようなことなんじゃないかなと勝手に想像しています。だれか、ご存知の方がいたら教えてください。
    絵の存在価値と考えた時、これからの絵画の在り方として、それを導くものと考えると、とても分かりやすいのですが。

第3問 セザンヌは、自然は円錐と円柱と球からできていると言いました。その考え方に基づいて絵を描いたと言われます。いつだったか、テレビで、そのことを説明する番組が作られました。セザンヌの静物画をその円錐と円柱と球を使って組み立てていると説明でした。それは、どこまで本当なのかな?と疑いながら見ていました。

本当のところはわかりませんが、その言葉を残したことはよく知られています。
コメント (3)
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