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絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

人物デッサン

2010-04-09 | デッサン会
昨日、デッサン会で初めて人物デッサンをやりました。

普段は、10分間のクロッキーを二枚描いていますが、長い時間をかけてじっくり描きこむ人物デッサンはやっていませんでした。

今回は、10分のモデルを5回やってみました。同じポーズで5回やったのです。
プロのモデルさんなら、20分が基本ですが、仲間内で交代でやるには、10分を何回かやる方が疲れなくて良いと判断しました。

モデルは二人の人に頼み、交代でモデルをしてもらいました。
モデルをする人は、一枚ですが、他の人は二枚描けます。

しかし、人物デッサンは、石膏と違って、ポーズをとる度に違ってしまいます。
全く同じポーズになりません。そこが問題ですが、そこが面白い部分でもあります。
生きた人間を描くのは、そういう難しさがあるのです。服の皺は絶対同じにはなりません。

そんな状況で、苦労しながら一枚を50分で描きました。



このポーズは、縦に描くか、横に描くか迷いました。どちらにしてもこのサイズの紙には合わない感じです。後で、余白を切り取りたくなりました。
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美術史クイズ 4 解答と解説

2010-04-09 | 美術史クイズ
美術史クイズ 4 解答

第1問 イコン

第2問 スクロベーニ礼拝堂

第3問 ジョルナータ

ーーーーーーーーー
解説

第1問 中世の時代は、画家と言われる職業はなく、絵はこのイコンがほとんどでした。
    このイコンは、お坊さんが描きました。初めは、誰が描いたかは問題ではありませんでしたが、時代が経つうちに、誰が描いたイコンが人気があるなどということが出てきて、描いた人が問題にされるようになったようです。

フィリッポリッピやフラアンジェリコがお坊さんなのに、画家であったということは、不思議なことではなかったのですね。

第2問 ジョットは、ルネッサンスの最初の画家として語られる人ですが、このスクロベーニ礼拝堂のフレスコ画が有名です。ユダの接吻、マギの礼拝の絵が有名ですので、覚えてください。

第3問 フレスコ画は漆喰の壁を塗り、壁が乾かない内に顔料を水で溶いて描くという技法です。だから、一日に描く量を決めて、壁を塗ったところは、その日の内に描き上げなければなりません。ということは、部分を完成させながら進めることで、全体を仕上げるという方法なのです。後で描き直すことができません。直すには、壁を削り落してやりなおすしかないのです。(テンペラで描き加えることはできます)

イタリア語で、「こんにちは」は、ボン・ジョルノといいます。そのジョルノは一日という意味です。だから一日分というのは、ジョルナータというのです。
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