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中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因

画期的ながん治療薬

2017年06月10日 20時10分30秒 | 科学技術

PD-1免疫療法薬キイトルーダ


New Cancer Drug Is So Effective Against Tumors, the FDA Approved It Immediately
ガンの新薬があまりにも有効なので、FDAがただちに承認した

June 10, 2017 Korin Miller
https://www.yahoo.com/beauty/new-cancer-drug-effective-tumors-fda-approved-immediately-164122959.html
ある小規模な研究により、特定の抗がん剤が、ほとんどの治療がきかなかった腫瘍の縮小または消失に圧倒的な効果をもつことが発見され、専門家を驚かせている。

Scienceに掲載された論文によると、膵臓がん、前立腺がん、子宮がん、および骨がんの末期患者86人の治療が行われた。患者は pembrolizumab (商品名 Keytruda キイトルーダ)を投与され、結果は大変有望だった。66人の患者の腫瘍が大幅に縮小して安定化した。そのうちの18人は腫瘍が消失し、再発しなかった。

すべての患者は損傷したDNAの修復を妨げる遺伝子変異を持っていた。pembrolizumabは PD-1 ブロッカーとして知られる免疫療法薬の新顔であり、がん細胞を攻撃する免疫系を助ける作用がある。

ニューヨーク・タイムズによると、特定の遺伝子プロファイルをもつ腫瘍(それが体のどこに発現するかに関係なく)に用いることが認められた最初の医薬品だという。

がんの進行と転移に免疫系が関与していることはよく知られていた。今回の発見はがん治療において免疫系に照準を合わせることが効果的であることを証明するものだ。免疫系に狙いを定めることが有効であり、必ずしも特定のガンに限定されないことが最終的に証明された。



<2017年7月27日>

キイトルーダは一般的には免疫チェックポイント阻害剤と呼ばれる。免疫チェックポイント阻害剤としてはオプジーボが有名だが、キイトルーダはそのライバルということだ。

関連情報:
キイトルーダ®による治療を 受けられる患者さん、ご家族の方へ
免疫チェックポイント阻害剤 キイトルーダ®|MSD - MSD Connect(医療関係者向けサイト)
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腎臓癌で、キイトルーダ投与中です。

がん抑制に「ウコン」の力…抗がん剤と遜色なく(2017年07月26日)
 カレーの香辛料ターメリックとしても知られる「ウコン」の成分を利用し、がんの進行を大きく抑えることにマウスの実験で成功したとする研究結果を、京都大のチームがまとめた。

 抗がん作用は以前から知られていたが、効果を強める方法を開発したという。新たながん治療薬の開発が期待される成果で、神戸市で開かれる日本臨床腫瘍学会で27日発表する。

 この成分は「クルクミン」と呼ばれ、大腸がんや膵臓がんの患者に服用してもらう臨床試験が国内外で行われている。ただ、有効成分の大半が排せつされるため血液中の濃度が高まらず、効果があまり出ないという課題があった。

 チームの掛谷秀昭教授(天然物化学)らは、排せつされにくく、体内で有効成分に変わるクルクミンの化合物を合成。有効成分の血中濃度を従来の約1000倍に高めることに成功した。人の大腸がんを移植したマウス8匹に注射したところ、3週間後の腫瘍の大きさが、治療しない同数のマウスの半分以下に抑えられた。目立った副作用も確認されなかった。

 掛谷教授は「安全性が高く、既存の抗がん剤と遜色ない効果も期待できる」とし、京大発のベンチャー企業と組んで抗がん剤としての開発を目指す方針。

 柴田浩行・秋田大教授(臨床腫瘍学)の話「これまで難しかった血中濃度を高め、効果を示したのは画期的な成果だ。今後は、注射で投与する方法の安全性を検証する必要がある」

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