木曜日に、庭の奥のドッグ・ウィローの大木を切ってもらいました。
実は樹齢はたったの20年ちょっとらしいのです。
ウィロー(柳)は成長が早いそうです。
なかなか立派な見栄えです。
背中合わせに向かい合う家との間の視界を遮断し、とくに葉の茂る夏にはプライバシー保護の役わりを果たしていました。
てっぺんは3階建ての家の屋根の上の高さで、枝ぶりも見事であまり広くない裏庭のほとんどの部分が木影になっていました。
引っ越してきた当初は庭の奥、三分の一ぐらいが気持ちの良い木陰でした。
ところが年々木が成長し日かげの部分が拡張して行って...
亡くなった夫の母からの結婚祝いのリンゴの木に全く日が当たらなくなり、今年の春のふわふわしたキツネのシッポのような花の落ち方が例年になくひどくて....それに空中に舞う粉っぽいタネが立ち込める霧のように数日間視界を遮り....なじみ親しんだ木を切る決心がつきました。
5月にストックポート日報に載せた写真です。☟
インターネットで探した樹木伐採業者 tree surgeon の3人一組に来てもらいました。
朝の8時半に仕事開始。
木に結びつけた黄色いプラスチックの物干し綱を外してもらうところからはじまって....
一番若い職人さんがするすると枝から枝に脚をかけててっぺん近くまで登り...
腰に付けた伸び縮みする「命綱?」をしっかりした太い枝にかけて腰のベルトにかけた手斧やのこぎり、電動のこぎりをつかってバサバサ枝を落としていきます。
細めの枝は落ちるに任せて、ある程度の大きさの枝は下にいる人に声をかけながら場所を定めて静かに落とします。
壮観でした。
私は同じ高さの3階の夫の書斎から見物していました。
まわりの家々でも見物している人がいたようです。
ちょっとしたエンターテインメント。
ご近所の家には、音や散らかりでご迷惑をかける旨、あらかじめ了承をとってあります。
もう一人の人が落ちた枝を引きずって...
裏口から入って、台所、狭い廊下を通り抜け....
ここが大変!
壁の右側にある出入り口からしならせて無理やり引っ張り出します。
作業のジャマにならないように前日に家具を動かし、壁の額絵や植木鉢など壊れたら困るもの、邪魔になりそうなものはすべてどかして通り道を広く開けました。
この人がチームリーダーというか、樹木伐採ビジネスのオーナーです。
うちのドライブ(表玄関を出たところ)に設置したも、の、す、ごーい音のする粉砕機に大きな枝を押し込んでいきます。
粉々になった枝と大量の葉がトラックの荷台にすごい勢いで吹き込まれていきます。
葉も混ざっているのでミントグリーンがかった、新茶のような香りのするこの大量のおがくずは地元のアロットメント allotment (市営の貸し菜園)に無料で寄付するそうです。
お昼休みとお茶休憩をはさんで5時間ぐらいで作業完了。
木を完全に切り倒すわけではありません。
枝をすべて落とした状態で、木は生かしておきます。
12~3年でまた切る前の状態に伸び戻るそうです。
この後のお片付けがまた大変。
3階の窓からの眺めです。
作業員がお隣(右側)に落とした大量の枝もすべてをうちの庭に投げ込み、それをすべてまたうちの台所と廊下をとおしてドライブに出し、粉砕機にかけるのです。
作業員は3人ともにこやかなで話好きの人たちでした。
後片付けもきちんとしてくれて、満足な仕事ぶりです。
特にチームリーダーの人は木に関する造詣が深く、趣味がボンザーイ(盆栽)!
見事にぐねった盆栽(オークションで手に入れた樹齢30年のアキニレ Chinese elm)の写真を自慢そうに見せてくれました。
となりの家のご主人が自分の家の木も切ってほしいと声をかけてきたので、この人は営業活動もしていました。
商談成立、5週間後にまた今度はとなりの家のもっとずんぐりした背の低い木を切りに戻ってくるそうです。
かなりの量の木の幹はこの隣の家のご主人にあげました。
乾燥させて、ウッド・バーナー wood burner (薪ストーブ)にくべるのに使うそうです。
二階の部屋から
木を切るまえ;
切った後;
三階の部屋から
木を切る前;
切った後;
ハーブも花壇の草花(もともと日陰でしょぼかったのですが)もほとんどが引きずられた枝で傷ついたり抜けたりで作業の後はめちゃめちゃになりました。
新たに種まきをしたり苗を植えたり陽がさすようになった新生の庭をのんびり作り直すのも楽しみです。
伐採業者が帰った後の夕方、日暮れまでのほんの短い間の快晴がたのしめました。
(すぐまた物干し綱を張りました)
散髪後、さっぱり!といった風情のドッグ・ウィローです。
お隣の庭では奥さんと女の子が業者が片付け残した木の切りくずをゴミ箱に入れてかたずけの仕上げをしていました。
うちの年寄りネコのホレイシオは、午前中ずっと、すごい音のでる作業が家の表と裏で繰り広げられているにもかかわらず、ソファーの上に丸くなって寝ていました。
午後、ふと起きだして庭に出ようとしたら見知らぬ男の人たちが3人も!(休憩中)しかも庭は異様なありさまです。
1人の人が近寄ってなでようとすると、毛を逆立ててフーッと憤りの声をあげました。
危害をくわえようとしたわけでもない人に敵意を見せたのは初めてです。
夫に慌てて台所に連れ込まれた後しばらくテーブルの下に隠れてふるえていました。
興奮して作業中の危ないことに巻き込まれないよう、三階の、ゲームに夢中で出てこない息子の部屋にしめ込みました。
よっぽどショックだったらしくその日と翌日の午前中は私たちの寝室から出て来ず、食べるものも口にしませんでした。
昨日の午後からは突然元気が出たらしく、午後食と夜食のキャットフードをすっかり食べきりました。
実は樹齢はたったの20年ちょっとらしいのです。
ウィロー(柳)は成長が早いそうです。
なかなか立派な見栄えです。
背中合わせに向かい合う家との間の視界を遮断し、とくに葉の茂る夏にはプライバシー保護の役わりを果たしていました。
てっぺんは3階建ての家の屋根の上の高さで、枝ぶりも見事であまり広くない裏庭のほとんどの部分が木影になっていました。
引っ越してきた当初は庭の奥、三分の一ぐらいが気持ちの良い木陰でした。
ところが年々木が成長し日かげの部分が拡張して行って...
亡くなった夫の母からの結婚祝いのリンゴの木に全く日が当たらなくなり、今年の春のふわふわしたキツネのシッポのような花の落ち方が例年になくひどくて....それに空中に舞う粉っぽいタネが立ち込める霧のように数日間視界を遮り....なじみ親しんだ木を切る決心がつきました。
5月にストックポート日報に載せた写真です。☟
インターネットで探した樹木伐採業者 tree surgeon の3人一組に来てもらいました。
朝の8時半に仕事開始。
木に結びつけた黄色いプラスチックの物干し綱を外してもらうところからはじまって....
一番若い職人さんがするすると枝から枝に脚をかけててっぺん近くまで登り...
腰に付けた伸び縮みする「命綱?」をしっかりした太い枝にかけて腰のベルトにかけた手斧やのこぎり、電動のこぎりをつかってバサバサ枝を落としていきます。
細めの枝は落ちるに任せて、ある程度の大きさの枝は下にいる人に声をかけながら場所を定めて静かに落とします。
壮観でした。
私は同じ高さの3階の夫の書斎から見物していました。
まわりの家々でも見物している人がいたようです。
ちょっとしたエンターテインメント。
ご近所の家には、音や散らかりでご迷惑をかける旨、あらかじめ了承をとってあります。
もう一人の人が落ちた枝を引きずって...
裏口から入って、台所、狭い廊下を通り抜け....
ここが大変!
壁の右側にある出入り口からしならせて無理やり引っ張り出します。
作業のジャマにならないように前日に家具を動かし、壁の額絵や植木鉢など壊れたら困るもの、邪魔になりそうなものはすべてどかして通り道を広く開けました。
この人がチームリーダーというか、樹木伐採ビジネスのオーナーです。
うちのドライブ(表玄関を出たところ)に設置したも、の、す、ごーい音のする粉砕機に大きな枝を押し込んでいきます。
粉々になった枝と大量の葉がトラックの荷台にすごい勢いで吹き込まれていきます。
葉も混ざっているのでミントグリーンがかった、新茶のような香りのするこの大量のおがくずは地元のアロットメント allotment (市営の貸し菜園)に無料で寄付するそうです。
お昼休みとお茶休憩をはさんで5時間ぐらいで作業完了。
木を完全に切り倒すわけではありません。
枝をすべて落とした状態で、木は生かしておきます。
12~3年でまた切る前の状態に伸び戻るそうです。
この後のお片付けがまた大変。
3階の窓からの眺めです。
作業員がお隣(右側)に落とした大量の枝もすべてをうちの庭に投げ込み、それをすべてまたうちの台所と廊下をとおしてドライブに出し、粉砕機にかけるのです。
作業員は3人ともにこやかなで話好きの人たちでした。
後片付けもきちんとしてくれて、満足な仕事ぶりです。
特にチームリーダーの人は木に関する造詣が深く、趣味がボンザーイ(盆栽)!
見事にぐねった盆栽(オークションで手に入れた樹齢30年のアキニレ Chinese elm)の写真を自慢そうに見せてくれました。
となりの家のご主人が自分の家の木も切ってほしいと声をかけてきたので、この人は営業活動もしていました。
商談成立、5週間後にまた今度はとなりの家のもっとずんぐりした背の低い木を切りに戻ってくるそうです。
かなりの量の木の幹はこの隣の家のご主人にあげました。
乾燥させて、ウッド・バーナー wood burner (薪ストーブ)にくべるのに使うそうです。
二階の部屋から
木を切るまえ;
切った後;
三階の部屋から
木を切る前;
切った後;
ハーブも花壇の草花(もともと日陰でしょぼかったのですが)もほとんどが引きずられた枝で傷ついたり抜けたりで作業の後はめちゃめちゃになりました。
新たに種まきをしたり苗を植えたり陽がさすようになった新生の庭をのんびり作り直すのも楽しみです。
伐採業者が帰った後の夕方、日暮れまでのほんの短い間の快晴がたのしめました。
(すぐまた物干し綱を張りました)
散髪後、さっぱり!といった風情のドッグ・ウィローです。
お隣の庭では奥さんと女の子が業者が片付け残した木の切りくずをゴミ箱に入れてかたずけの仕上げをしていました。
うちの年寄りネコのホレイシオは、午前中ずっと、すごい音のでる作業が家の表と裏で繰り広げられているにもかかわらず、ソファーの上に丸くなって寝ていました。
午後、ふと起きだして庭に出ようとしたら見知らぬ男の人たちが3人も!(休憩中)しかも庭は異様なありさまです。
1人の人が近寄ってなでようとすると、毛を逆立ててフーッと憤りの声をあげました。
危害をくわえようとしたわけでもない人に敵意を見せたのは初めてです。
夫に慌てて台所に連れ込まれた後しばらくテーブルの下に隠れてふるえていました。
興奮して作業中の危ないことに巻き込まれないよう、三階の、ゲームに夢中で出てこない息子の部屋にしめ込みました。
よっぽどショックだったらしくその日と翌日の午前中は私たちの寝室から出て来ず、食べるものも口にしませんでした。
昨日の午後からは突然元気が出たらしく、午後食と夜食のキャットフードをすっかり食べきりました。