「クリスマス・ジャンパー考察」です。
昨日の「クリスマス・ジャンパー序章/概論」記事をまずお読みください。
イギリスのクリスマス、クリスマス・ジャンパーにみる商業主義と快楽主義、とにかく堅いこと言わない!!
12月になったらほぼ解禁、クリスマス気分を盛り上げるクリスマス・ジャンパー Christmas jumper!!
今日はクリスマスらしい動物柄の特集です。
一番上の写真はチャリティ・ショップ(一般からの寄付品を販売して売り上げを慈善事業の運営に使う非営利団体の経営するセカンドハンドショップ)、オックスファム Oxfam のマンチェスター店で撮りました。
典型的なクリスマス・ジャンパーです!
他の写真はほとんどすべて大手スーパー、アスダ Asda とセインズベリー Saindsbury's のかなり大きな衣料品売り場で撮りました。
まず、クリスマスの図柄で代表的な動物柄といえば、トナカイ reideer。
となりの赤いセーターは、ビーグル犬の子犬でしょうか、トナカイのツノをつけています。(どちらも大人サイズと子供サイズがあります)
この「なりきり動物」もクリスマスモチーフの定番になりつつあるのです。
おなじみの愛玩動物、イヌ、ネコ、ハムスターなどがサンタクロースやエルフ(サンタの手伝い妖精)の帽子をかぶっている図像はクリスマス・カードなどでも もうすっかりおなじみです。
サンタクロースのそりを引くトナカイは雪景色、寒い場所にぴったりのイメージで昔ながらの北欧調、ノルウェー風スキーセーターの図柄でも雪の結晶などとともにおなじみなのですが、クリスマス・ジャンパーの定番は、やはり赤鼻のトナカイの顔正面アップ。イギリスではルードルフ Rudolf と固有名詞で親しまれています。
この写真は私がお手伝いしている、ストックポートのオックスファムで。ジャンパー(セーター)ではなくTシャツですが。
なぜか!「角にクリスマスの飾りつけ」が近ごろのトナカイ図像の定番になりつつあるようです。
豆電球を連ねたフェアリー・ライト fairy lights、トウィンクル・ライト twinkle lights と呼ばれているクリスマス飾りの電灯が絡まる図柄もおなじみなのです。
ペンギン penguin も冬を彩る雪景色(というか南極は年中雪景色ですね)とともにおなじみのクリスマス・モチーフです。
シロクマ polar bear のほうがペンギンよりクリスマスらしいかもしれません。
サンタクロースが北極のそばに住んでいるらしいのでサンタクロースといっしょに描かれることもあります。
おばさまが手に取ってみているのは シロクマ2頭をシークィン(ラメ)で縫い取りした北極風景。
(角に飾りをつけた赤鼻のトナカイ柄がここにもありますね)
となりは(見えにくいのですが)ユーニコーン unicorn(一角獣)にのったサンタクロース、同じくシークィンの縫い取りです。
え、ユーニコーン!?
フラミンゴ flamingo!?クリスマスに!
左上から、シークィンのきらびやかなフラミンゴ、サンタクロースのそりを引くユーニコーンとフラミンゴ、「今年はサンタのそりを僕がひく」と宣言している赤鼻のユーニコーン。
ユーニコーンとともに、女の子に大人気のはやりのモチーフなんです!!!!
ヤシの木にフェアリー・ライト!
特にティ―ンエイジャー、小さい女の子、近ごろはおそらくはお母さんからはじまって、大人の女性にも人気が広がっています。
ユーニコーン、フラミンゴ、クリスマスらしさにこだわって登場、サンタさんの帽子をかぶって、フェアリーライトをおなかに巻いたペンギン!女の子は大喜びでしょう!
総柄は上からペンギン、フラミンゴ、ナマケモノ(!これも人気です)ユーニコーン、またペンギン...がそれぞれサンタクロースの帽子をかぶっています。
盛りだくさん!
ついでにラーマ llama。
ラーマも大人気です。
さて、男の子向きの真ん中のサンタクロースの帽子をかぶった恐竜、ティー・レックス T -rex(タイラノソウラス・レックス)に注目!
(はい、となりのアメリカっぽいキャンディ・ケーンとジンジャーマンとやはり角に飾りのボーブル(ガラス玉)を下げられた赤鼻のトナカイもお見逃しなく)
恐竜が男の子の間にモチーフ、キャラクターとしてはやっているようなのです。うちの上の息子が小さいころ、男の子らしい興味で恐竜に夢中でしたが、今回の流行はファッション傾向らしいのです。
ティーレックスが「Tree Rex」とか「Merry Rex'mas」なんて情けないじゃないですか!!(オヤジギャグ?)
これはマンチェスターのショッピングセンターに入っている、比較的廉価な男性のファッション衣料チェーン Burton のショーウィンドウで見かけた、なかなかおしゃれな北欧調古典クリスマス・ジャンパーの恐竜柄、大人バージョン。
男の子向きの総柄もあります。
ルードルフ、ティーレックス、雪だるま snowman に雪の結晶 snowflakes、サンタの帽子にクリスマス・プディング Christmas pudding、ジンジャーマン gingerman とクリスマスツリー、またルードルフ。
となりの機関車トーマス、懐かしいなあ。おじいちゃんをコンセプトにしたマーケティングかもしれません。
女性と女の子がトナカイになりすました愛くるしいビーグルの子犬柄なら、男性はサンタクロースになりすました男っぽいボクサードッグ。
たぶんこれはボクサードッグを飼っている男性にターゲットを絞ったマーケティングだと思うのですがどうでしょうか。
かわいーい子犬柄はビーグル犬を飼っていない女性も喜んで着ると思うのですが。
女性に人気のパグとダックスフントのなりきりデザインの写真も撮ったのですが、どこかへ行ってしまいました!見つけ次第追加で載せます。
さて!クリスマスの古典的動物モチーフに戻ります。
ロビン Robbin。
日本で見かけないと思います。ムネアカコマドリというそうです。その名のとおり、体の前面が濃い朱色なのです。
クリスマス・カードのモチーフとして雪景色といっしょに枝にとまるロビンがよく知られています。
イギリスではめったに雪は降らないのですが。
古典的北欧調の丸ヨークデザインを基調にした現代版クリスマス・ジャンパー。おなじみのクリスマスモチーフが満載。
大人用と子供用(赤ちゃんから)サイズがあります。
クリスマス・ジャンパー、明日に続きます。
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逆にそちらのジャンパーにはネコが見当たらなくて、流行りの違いを感じました。