イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

人知れず、禿げるほど悩むネコの苦悩(それは何?)

2024年04月22日 05時33分54秒 | うちのネコ、よそのネコ

3週間ぶりに帰宅した時、うちのネコ(息子)ティブの背中のひと筋ハゲはたしかに改善していました。(残念、その時の写真がありません)

日本へ行くすこし前の状態がこれです。1月31日に撮った写真です☟

ちょっとわかりにくいですね。電子レンジの上で毛のない地肌にガラス越しに差し込む冬の日差しを取り込んでぬくぬくと日光浴。

 

禿げたエリアは狭いものの、毛の抜けぐあいは重篤でしっかりと薄い皮膚が現れていて、痛々しいでしょう?

紙やすりのようなザラザラの舌で舐めすぎたスポットは皮膚が破れてカサブタができていました。

 

その約週間後、私たちが帰宅した直後はたしかに改善していたのです。ベルベットのように密生した短く生えそろった淡いグレーの毛を指先で逆撫でしながら安堵したものでしたが...

あれぇ...

3日ほど前にとつぜん気が付きました。ハゲが後方、しっぽの付け根エリアまで浸食をはじめています!

しっぽの付け根から、背中のてっぺんに向かって逆向きに舐め上げているようです。

砂時計(アワグラス hourglass)のように2つのスポットがまんなかの細い線で連結しています。1本の太い筋として結合するのも時間の問題かもしれません。

余談ですが、英語でまんなかが細い形状のことを hourglass shape と言います。日本語では「ひょうたん型」でしょうか?あ、違いますね。ひょうたん型は大小2つの丸がつながった形のことを言うんでしたっけ?

ベルベットのように密生していた、一時的な回復状態の短髪の真ん中にまた、地肌が現れ始めました。

以前からティブのハゲ進捗レポートをストックポート日報で読んでくださっている方はご存知でしょう。

ネコの部分的な脱毛は珍しいことではないそうですが、理由のひとつが過剰なグルーミング(毛づくろい)。獣医さんによるティブの診断は、これです。原因は「ストレス」だそうです。

過剰なグルーミングが始まった時、便利屋さんが来て数日家の中で作業があったりと環境の変化はたしかにありました。出入りの自由を許しているため、外出先で何か私たちの知らない怖ろしい目にあったとも考えられます...が!それにしても長すぎます。2022年の夏以来ですから、もう2年。

私が単独で、2回も日本に長期滞在したり、いろいろ環境の変化もありました。それぞれのきっかけは不明なまま、症状は一進一退。

天気が良かった昨日、庭で撮った写真です。

前々日に雨が降り、座面に雨水が溜まったため、ひっくり返していたキャンプ用の椅子にお殿様のようにえらそうにおさまるティブとその母、リヴィーです。

 

ティブの「ストレス」って、いったい何なのでしょう。

仕事もせず寝食に不安もないはずで、三食昼寝付き... と言うか、寝るのも仕事のうちなのでした。煩雑な人間関係にも直面していませんし経済的な心配をかけたおぼえもありません。何が負担、何が不満で、何をおそれているのでしょうか。

私たちが不在の3週間、ハゲは改善しつつあったようなのですが、帰宅後2,3週間後に悪化(後方、砂時計状態がすすむ)ということは...まさか私たちの帰宅がストレス...!?

「何か、言いたいことがあったら言ってごらん」...なにも言いたいことはないらしいティブ。「私に言えないことがあるのなら、第三者によるカウンセリングはどう?」それも乗り気ではなさそうなティブです。

どなたか、ネコの気持ちを代弁してくださる方はいらっしゃいませんか。

飼いネコ→すてネコ→保護ネコ→ネコの保護センターでシングルマザーとして出産...という苦難の半生を経てパンデミック中に息子とともに永住先(我が家)を見つけた母ネコ、リヴィーです。

いったんなじめば、怖いものなしの落ち着きぶりです。適度なグルーミングで、一点の瑕疵もない美しい毛並みをツヤツヤピカピカに保っています。

 

コメント (1)
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