イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

クリスマスとボクシングデーをあいかわらず家族3人とネコ2匹で過ごした我が家のクリスマス

2020年12月27日 09時00分00秒 | 気になる出来事、社会情勢
2020年のクリスマス・ディ、翌日のボクシング・デイの2日連続の祝日が無事終わりました。



夫が、今年はベジタリアンの自分用に特に何も調理してくれなくていいと主張して、大好物、冷凍食品のチーズ & オニオン・パイを買ってきました。
調理したのはたくさんの種類の付け合わせの野菜と、メインのロースト・チキンだけです。

息子と私が二人で食べた(ターキーではなく)小さめのチキンはだいぶ余りました。


ベジタリアンの夫が下の息子にチキンの切り方を伝授しています。
去年までは上の息子の仕事だったのです。
上の息子は現在、スペインのバルセロナに住んでいて、今年の帰国はかないませんでした。


ボソボソした茶色い「クリスマスケーキ・モドキ」は大好評でした。


クリスマス・ディの午後には雪が降りました。


おそらくは、私のイギリスでの最初の「ホワイト・クリスマス」だったはずなのですが....
気がついて窓の外を見ている間にすぐ降りやみました。

ぬいぐるみが大好きな下の息子は、私にヤギのぬいぐるみをくれました。





私から息子へのプレゼントの5枚のティーシャツのひとつです。


もちろんオンライン・ショッピングで購入しました。
このショッピングサイトには目移りするほど日本語表記のプリントティーシャツがいっぱいでした。

意外なことに「着ておかしくない(笑いものになるほどの間違いはない)」日本語スローガンがほとんどでした。
もちろん、こんなことが日本語で書かれたティーシャツを日本で着たらやっぱりおかしいでしょうけど。

スペインに滞在中の上の息子が、イギリスにアカウントがあるアマゾンで注文して私あてに発送してくれた、特注「今は亡きうちのネコ2匹」の写真入りクッションカバーです。


うちの現住ネコ、ティブと、会ったことのないブーツおじさんの記念撮影です。

クッションの上の隅には、ティブが来る一か月前に17歳で死んだホレイシオが写っています。
最後にうちで死んだホレイシオのことは今でも時々思い出すのですが、ああ、ブーツそのほかの、ホレイシオと短い時間うちで過ごして早くに亡くなってしまった何匹かのネコのことは時とともにすっかり忘れていたのです。

遠く離れた息子からの気の利いたプレゼントに感慨無量です。

私は夫に自分で編んだ靴下を2足、セルロイドの櫛、変わったラベルのビール2本、チャリティショップで買ったセカンドハンドのスェーデン人作家の推理小説をあげました。
長いこと見かけませんが庭に間違いなく生息するイボイボガマは夫に証明書写真サイズの銀の写真たてをくれました。(ガマは買い物に行けないので私がかわりに、これもチャリティショップで中古品を買いました)

一番たくさんプレゼントをもらったのは息子です。
私も夫にもいろいろもらいましたし、ネコ2匹はそれぞれチョコレートと入浴剤をくれました。


2日間、編み物がはかどりました。


あいかわらず肥満体の母ネコ、リヴィーは私が編みかけの作品をおいて席を立つとすかさず膝を折りお腹を密着させる「一斤の食パンポーズ」で上にのります。
モヘアとウールの2本どりのふわふわ毛糸の感触はリヴィーをとりこにしてやみませんが、息子のティブは毛糸の感触には無関心です。
隙を見て、まいた毛糸をカゴから引っ張り出して長くほどきながら転がすアクティブな活動を好むようです。

余ったチキンは温かいうちに骨から外し、冷蔵庫に入れました。
大きな骨は中に詰めたスタッフィングやミカン、玉ねぎなどといっしょに6時間弱火で煮て、濃いストックを作りました。

昨日の昼食は濾したストックにお湯を注いで塩コショウをくわえただけのブロス(だしスープ)。
夕食はそいだ冷たいチキンを煮詰まったグレイビー、クランベリージェリーといっしょにパンにはさんだサンドイッチ。.....客を呼ばないボクシング・デーの典型的なクリスマスのあまりもの(手抜き)料理です。
ターキーでなくて残念ですが。

ベジタリアンの夫はチーズをからめた余った付け合わせの野菜でサンドイッチを作って食べました。

冷めて煮凝ったストックは小分けして冷凍しました。
残ったチキンは甘辛く炒めるか、カレーに入れるか、食べきる方法を考えるのが楽しみです。

クリスマスの集まりが政府によるコロナウィルス感染拡大阻止政策のためにとつぜん禁止になった後に(すでに注文、支払い済みの)届いてしまった大人数分のターキーを夫婦2人や一家3人でどう処理したのか興味津々です。
おそらくクリスマス当日、少人数で切り分けて食べ、大量のあまりは小分けにして冷凍したはずです。
この後3カ月間、異様だったクリスマスの思い出とともに冷凍庫から少しずつ出てきて夫婦2人、家族3人の食卓に上ることでしょう。

もううんざり!のコロナウィルスとブレクジットに関してはまた次回に。












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3 コメント

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お邪魔虫 (浅井洋)
2020-12-27 17:12:53
江里さま

 ローストチキンは 我が家も 女房が用意してました 付け合わせは 野菜だけでした

 付け合わせに pig in blanket って ヤッパリ 英国だな と 思いました

 ご子息が若いからかも 知れませんね 家は老夫婦ですから

 江里さんの『食べ切る方法を考えるのが楽しみです』って 良い言葉ですね 

 女房に言ってみよう
Unknown (ことぶき)
2020-12-28 12:20:48
こんにちは
私 ボクシングデイと言う言葉 
今まで知りませんでした
勉強になりました

ところで 息子さんからのヤギのぬいぐるみ可愛いですね~
「気にしない」Tシャツもナイスです(笑)

ネコちゃんのカメラ目線も素敵です♪

ことぶきさんへ (江里)
2020-12-30 06:47:16
ボクシングディは日本ではなじみがありませんね。
昔はお屋敷の奉公人がクリスマスの翌日に奥様から箱(ボックス)に入れたプレゼントをいただき、一日のお休みをもらう日だったからこの名がついたと言われています。
母の日もそうですが、日本でいうやぶ入りみたいなものですね。
写真に注目していただけてうれしいです。
毎晩、お手玉のようにじゃりじゃりとした硬いビーズの詰まったヤギのぬいぐるみとといっしょに寝ています。

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