ストックポートのタウンセンターを抜けてマンチェスターにつづく、国道A6沿いのボロ空き家店舗です。
入り口の上の正面ファサードの浮き彫りによると、1889年に建てられたらしいです。
ショーウィンドウを保護する板の落書きがうらびれ感をいっそう盛り上げています。
15年ほど前は、タイル店でした。
バスルームのタイルが一部欠落したので、同じタイルを数枚ここで見つけて買ったことがあります。
内部はすっかり機能的にモダンに改装されて、古い建物だという印象はまるでありませんでした。
ひさしぶりの 「古い建物に棲む動物」 カテゴリー、豪華版です。
古代神話がテーマらしい、楽しい装飾フリーズがずらりと外壁の天井近くを飾ります。
天童 Churub とリス。
よく見えないのですが、天童くんがリンゴか何か果物でリスの気を引こうとしているようです。
イヌ?オオカミ?にほえられてこわがっている天童くん、手に小鳥を持っていますね。
南国風(?)の鳥と...
子ヒツジと。
耳が長いのでウサギかとも思ったのですが、ひづめがあるので子ヒツジでしょう。
そしてフクロウ。
このフリーズには天童がいないのが意表をついています。
外壁の、縦長のでっぱった飾りに、ギリシャ神話の神様でしょうか、端正な顔立ちの人物の浮き彫りがあります。
たしか、3種類あったはずですがひとつ写真を撮り忘れました。
さわれる場所にあるのもあり、保存状態が気になるところです。
どれも鼻の頭の表面が日焼けで皮が剥けたように剥落して、同じテラコッタ素材の別の層がのぞいています。
角にあるアーチ型の入り口左側にある、レリーフ。
天童が支える紋章の盾にも、文字が彫り付けてあります。この建物のもともとの所有者のイニシャルでしょう。
小さいけど由緒のあるたてものだったのかもしれません。手のかかった意匠です。
建てられた当時は豪勢な見かけだったはずです。
豪勢でちょっとやりすぎ・・・当時はコテコテの成金趣味と評判だったかもしれませんね。
「貸し店舗」の看板が出て久しいこの稀有な物件、荒れる一方です。
バスの窓から見かけて以来、何年も「降りてそばで見てみたい!」と思っていました。
タイルを買いに行った時は車を裏の駐車場にとめ、建て増しの倉庫のような裏から入り、裏からでたので建物全容を表にまわってみるようなことはしませんでした。
「原爆ドーム・焼け残り廃墟の教会」(3月8日の記事参照)から徒歩5分しか離れていないので、今回思い切ってバスを降りてどっちも見に行きました。
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もう、すっかりエンジェルは羽根の生えた幼児のイメージです。
でも、最近のアニメなどでエンジェルは大人のイメージもありますので、昔ほど子供の容姿とは感じなくなりました。
ロンドンに行っていました。お返事が遅れたのはそのため。アニメ!?天子の?いろいろグーグルして追いつくつもりです。