毎週土曜日に、ボランティアとしてお手伝いしているチャリティ・ショップ、オックスファム Oxfam のあるブラモール・ビレッジ Bramhall Village の商店街で見かけた...
強烈な見かけのイヌ!
皮膚の質感もシッポもまるで「ブタ」ですが、これはイヌ!
チャイニーズ・クレステッド・ドッグ Chines crested dog のヘクター、3歳です。
(なぜかヘクターという名前のイヌをよく見かけます)
ガサガサしてぶ厚くゴワゴワした毛がまばらに生えているブタの皮膚と違ってヘクターの皮膚は薄くてなめらか、全身つるっつるです。
頭と顔の一部にホワホワした毛がまばらにはえているのと...なぜか足にもモコモコ毛が生えているところが何とも謎めいて...不気味です。
クレストはニワトリなどの「トサカ」、クレステッドは「トサカの生えた」という意味です。
皮膚はさわると暖かく、というより熱いです。本人は見ての通り寒さに弱く真夏以外、全身を覆うウォンツィー(長そで、長ズボンのツナギのメリヤス下着)のセーターを着て過ごすそうです。冬にはヘクターのために暖房をつけ続けているとか。
今年初めての全裸での外出だそうです!!
イヌ特有の体臭が一切ありません。
自分のイヌへの関心がうれしいらしい親し気な飼い主の女性は「中国のイヌよ、知らなかったの?」といろいろ質問した私に言いました。私のことをたぶん中国人だと思ったのでしょう(またか...何も言われなかったので今回はそっちの話題にはそれませんでしたが)
写真を撮るためにこっちを向いてほしくて「ヘクター!」と声をかけてもけだるそうに無視されました。
飼い主に「ソーセージと言ってみて、反応があるから」と言われ、試してみたらバッチリ効き目がありました。ソーセージは見た目通りのあだ名でしょうか(ひどーい)、それとも好物の名前を言って気をひくテでしょうか。どっちだか確認するのを怠りました。
実は6年前に一度チャイニーズ・クレステッド・ドッグを、しかも2匹も(!)いっしょに見かけて奇怪さに驚愕して記事にしています。
奇怪!全身毛なし、弁髪あり、チャイニーズ・クレステッド
それ以来ですね、見かけたのは。
日焼けするそうです!皮膚のテンテンはそばかすだそうです!秋冬になると日焼けは引いてピンクのなまっちろい肌色に戻るそうです!
カタカナで検索してみたらチャイニーズ・クレステッドに関するオンライン記事がとてもたくさん見つかりました。
日本語の犬種ガイド、飼い方、ブリーダー紹介などに写真が載っているチャイニーズ・クレステッド・ドッグにはすべて頭髪のようなしっかりとしたまとまった毛が顔の横にたれているし足やシッポもフサフサした毛におおわれてちっとも奇怪ではありません。
白髪のおじいさんのように目の上で毛を刈り揃えたトリミング法もあるようですね。
毛のないつるんとした身体もすらっとしていて、優雅で美しい犬種であることが強調されているではありませんかっ?!
上にリンクを貼った記事に出てくるフランクもメイジーも、ヘクターと同様「ぎょっ」とさせる強烈な見た目です。もしかしたら純血ではない?
ええ、まあ英語で検索しても「優雅で美しい系」チャイニーズ・クレステッドと「ヘクターのようなずんぐりむっくりハゲちょろりん系」チャイニーズ・クレステッドの両方の写真が見られましたが。
ああ...これはきれい!(英語で検索して見つけた写真です)
「ドッグショー出場犬の上の写真のようなチャイニーズ・クレステッド・ドッグとヘクターみたいなチャイニーズ・クレステッド・ドッグ...
...のどちらかを選んで飼え!」と、もしも言われたらヘクターみたいな親しみのある方を迷わずに選びますね、私は!
この チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
Chines crested dog の
ヘクター(ギリシャの英雄みたいな)
が ツルツルのソーセージみたいで
毛がないけど 何となく 親しみが
湧きますね