高崎山の子ザルの名前は「シャーロット」におちついたようですね。
(この写真は、日本に行った時に撮った上野動物園のサルの親子です。)
「賛否両論」ニュースは、ストックポート日報のコメント欄で、読者の方に教えていただきました。5月6日のことです。
イギリスのメディアで、「日本国内で抗議殺到!」と報道されたのはその2日後です。
イギリスではここしばらく、王室ファンはもちろん、とてもたくさんのそうじゃない人たちも話題性をねらってペットの犬や猫、ハムスター、カメ、トカゲなんかにもシャーロットという名前をつけるはずです!!
シャーロットっていう名前の乳牛も急増すること、請合います。
こ~んな顔の犬にもシャーロットと名付けられる可能性もじゅうぶんあり得ます。
きのう、会話した知り合いのイギリス人は、「(英王室に失礼だ、とおおさわぎする)日本人の心遣いに感心した」と、私に気づかう表現でしたが、本音は「なぜ あの程度のことでさわぐの?日本人はビクビクしすぎでは?」と感じていたかもしれません。
よその国の国民への心遣いは、良いことだと思います。イギリスでも評価されています。
でも、その国の文化等を知りもしないで、動物園に「非常識」「国辱」「日本の皇族の名前がイギリスの動物園のサルについたらどう思うか考えろ」など過激なメールを送った多くの人達は心が狭すぎます。
シャーロット命名に反対する日本人は、「王室を敬愛するイギリス国民の感情を逆なですることを懸念している」、というイギリスでの報道ですが、一般的なイギリス人は王室に対して日本人が思うほど敬意を払っていません。
親しみを感じる人はたしかに多いのですが。
王室のメンバーをジョークのネタにした記事や漫画、みっともない写真や、下世話なゴシップも平気で新聞に載せていまうのが「自由の国、イギリス」です。
それどころか、「王室は国家の寄生虫だ」と公言する左寄りの人も大勢います。
私の周りでは、ただ単に「そんなに関心ない」人がほとんどです。
だから「この件で私たち英国民の感情をそこまでこころづかってくれる必要なし」がこの騒動に対する一般的な意見なはずです。
(です。って、私がこのことを話題にしたイギリス人は夫を含めてたったの4人。一般論を述べるにはサンプル数が少なすぎで恐縮です)
うちの夫は一連の騒動に呆れ顔。
「王室のこと、僕たちが気にすると思うか?」彼は過激ではありませんが左寄りなのです。
王室への好悪の感情は抜きにしても、「どんな名前をつけようがその動物園の勝手だろ?」がたぶん、いちばん一般的な意見でしょう。
夫いわく、「第一、サルの赤ちゃん、めちゃめちゃかわいい!親が気をわるくするか?」これもおそらく一般的な意見のはずです。
日本人の過剰反応はあれが サル だったから、ですよね。ちがいますか?
日本人が敏感にならざるを得ないサル。
私がこれを書くにあたって、いくつか読んだイギリスの報道で、そのことに触れたメディアは皆無。
さてそこで、夫に気になる質問をしてみました。
「日本人は、欧米人に自分たちのことがサル呼ばわりされてることを意識して、サルにサルよばわりされて気を悪くするんじゃないかと心配しているんだと思の。だけど、イギリスでの報道ではそのことにふれてないよね、どうして?」
日本通で、ニュースもよく見ている夫の反応は「ええっ?日本人がサル呼ばわりされてる、イギリス人に? ぼくは、聞いたことないけど」でした。
夫に言わせれば、それは日本人の自意識過剰(=自虐)。
私たち日本人は、戦争中の反日プロパガンダの、日本軍の軍服を着たサルとか、カメラを首から下げた日本人観光客になぞらえたサルの絵、どこかで見たおぼえがありますよね?
日本史の教科書にも載っていたような???
日本人は白人から「イエロー・モンキー」と揶揄されてるはず。
「いつの話だぁ? あ、それアメリカの話かも。でも、アメリカでもそんなこと言う人、今はいないはず。とにかく、イギリスでは誰も知らないぞ!」というのが夫の意見です。
きのう会話した40代の養護学校の先生も、日本人とサルの揶揄は初耳だ、と言っていました!!
日本人自身が「己の姿を省みよ」という自戒の意味で、語りついでるだけなのかもしれませんよ。
第一、イギリス人は日本人のような、サルに対する偏見、ないんじゃないかなあ。サル真似、サル知恵、なんてサルをバカにした言葉もないですし。
イギリス人は、日本人の過剰反応の背景の、これらのことを理解してないんじゃないかと思うのですが。
高崎山のサルのシャーロット命名の件で、多くのイギリス人は「日本人は海外の反応を気にして気を使いすぎ」という印象を持ったと思います。
(この写真は、日本に行った時に撮った上野動物園のサルの親子です。)
「賛否両論」ニュースは、ストックポート日報のコメント欄で、読者の方に教えていただきました。5月6日のことです。
イギリスのメディアで、「日本国内で抗議殺到!」と報道されたのはその2日後です。
イギリスではここしばらく、王室ファンはもちろん、とてもたくさんのそうじゃない人たちも話題性をねらってペットの犬や猫、ハムスター、カメ、トカゲなんかにもシャーロットという名前をつけるはずです!!
シャーロットっていう名前の乳牛も急増すること、請合います。
こ~んな顔の犬にもシャーロットと名付けられる可能性もじゅうぶんあり得ます。
きのう、会話した知り合いのイギリス人は、「(英王室に失礼だ、とおおさわぎする)日本人の心遣いに感心した」と、私に気づかう表現でしたが、本音は「なぜ あの程度のことでさわぐの?日本人はビクビクしすぎでは?」と感じていたかもしれません。
よその国の国民への心遣いは、良いことだと思います。イギリスでも評価されています。
でも、その国の文化等を知りもしないで、動物園に「非常識」「国辱」「日本の皇族の名前がイギリスの動物園のサルについたらどう思うか考えろ」など過激なメールを送った多くの人達は心が狭すぎます。
シャーロット命名に反対する日本人は、「王室を敬愛するイギリス国民の感情を逆なですることを懸念している」、というイギリスでの報道ですが、一般的なイギリス人は王室に対して日本人が思うほど敬意を払っていません。
親しみを感じる人はたしかに多いのですが。
王室のメンバーをジョークのネタにした記事や漫画、みっともない写真や、下世話なゴシップも平気で新聞に載せていまうのが「自由の国、イギリス」です。
それどころか、「王室は国家の寄生虫だ」と公言する左寄りの人も大勢います。
私の周りでは、ただ単に「そんなに関心ない」人がほとんどです。
だから「この件で私たち英国民の感情をそこまでこころづかってくれる必要なし」がこの騒動に対する一般的な意見なはずです。
(です。って、私がこのことを話題にしたイギリス人は夫を含めてたったの4人。一般論を述べるにはサンプル数が少なすぎで恐縮です)
うちの夫は一連の騒動に呆れ顔。
「王室のこと、僕たちが気にすると思うか?」彼は過激ではありませんが左寄りなのです。
王室への好悪の感情は抜きにしても、「どんな名前をつけようがその動物園の勝手だろ?」がたぶん、いちばん一般的な意見でしょう。
夫いわく、「第一、サルの赤ちゃん、めちゃめちゃかわいい!親が気をわるくするか?」これもおそらく一般的な意見のはずです。
日本人の過剰反応はあれが サル だったから、ですよね。ちがいますか?
日本人が敏感にならざるを得ないサル。
私がこれを書くにあたって、いくつか読んだイギリスの報道で、そのことに触れたメディアは皆無。
さてそこで、夫に気になる質問をしてみました。
「日本人は、欧米人に自分たちのことがサル呼ばわりされてることを意識して、サルにサルよばわりされて気を悪くするんじゃないかと心配しているんだと思の。だけど、イギリスでの報道ではそのことにふれてないよね、どうして?」
日本通で、ニュースもよく見ている夫の反応は「ええっ?日本人がサル呼ばわりされてる、イギリス人に? ぼくは、聞いたことないけど」でした。
夫に言わせれば、それは日本人の自意識過剰(=自虐)。
私たち日本人は、戦争中の反日プロパガンダの、日本軍の軍服を着たサルとか、カメラを首から下げた日本人観光客になぞらえたサルの絵、どこかで見たおぼえがありますよね?
日本史の教科書にも載っていたような???
日本人は白人から「イエロー・モンキー」と揶揄されてるはず。
「いつの話だぁ? あ、それアメリカの話かも。でも、アメリカでもそんなこと言う人、今はいないはず。とにかく、イギリスでは誰も知らないぞ!」というのが夫の意見です。
きのう会話した40代の養護学校の先生も、日本人とサルの揶揄は初耳だ、と言っていました!!
日本人自身が「己の姿を省みよ」という自戒の意味で、語りついでるだけなのかもしれませんよ。
第一、イギリス人は日本人のような、サルに対する偏見、ないんじゃないかなあ。サル真似、サル知恵、なんてサルをバカにした言葉もないですし。
イギリス人は、日本人の過剰反応の背景の、これらのことを理解してないんじゃないかと思うのですが。
高崎山のサルのシャーロット命名の件で、多くのイギリス人は「日本人は海外の反応を気にして気を使いすぎ」という印象を持ったと思います。
日本では、例えば皇室批判などの意見をメディアで公然と言ってないですよね、たぶん。
同じ島国で、かつまだ王様がいても、日本とイギリスはこれ程にもちがうんですね~。ところかわれば・・・ですね。
よくないんじゃないかと動物園にメイルした人達は間違ってないけど、批判がでてから鬼の首でもとったように「国辱もの」とか「皇族の名前がイギリスの動物園のサルについたらどう思う?」「非常識」など動物園を激しく攻撃してた人達、視野が狭いです。
イギリス人が怒ってないと知ったとたん、かわいい名前、良いんじゃない?とかわった世論も情けない。全部報道されてますよ、こっちで。
何年か前、アラブの国で英語をおしえるイギリス人の先生が、教室のマスコットにするためイギリスから持ってきたテディーベアに、モハメッドって名前をつけたら不敬罪で、鞭打ち刑を宣告されて大騒ぎになったのを思い出しました。単に男の子に多い人気の名前だし、テディーかわいいからいいなって思ったんでしょうけど、アラブ人はクマきらいなんだって。ひとつ勉強になった。
英国大使館が中に入って国外追放ですんだと思うけど、その先生、気の毒にイギリスでは批判の的でした。
赴任先の文化ぐらい調べてけって。やっぱり心遣いは必要ですよね。アラブ人、怒りすぎ。こんなことになったら、大変。
イギリス人は、サルで怒ったりしないって知っとこう。