先週の土曜日から、今週の月曜日にかけて、ヨークシャーの南の町、ドンカスター Doncaster に行ってきました。

ストックポートから、高低の非常に激しい美しいピークディストリクトの田舎道と高速道路を通って車で約1時間半。
町の中心とシェフィールドをむすぶ直通バスが頻繁に運行しています。
私たちの滞在したホテルのすぐ外にバス停があって町への行き来はとても便利でした。
チェスの試合に出場した夫について行きました。夫とは別行動、一人で物見遊山。

チェスの試合が開催されているイベント会場のあるホテルに2泊しました。
興味を持たれた方もいるかもしれないので チェス大会の写真を載せます。

最終日、月曜日開始直後に撮った写真です。
勝手に入って観戦できますが、私語厳禁。
開会式も閉会式もスピーチも授賞式もなく、開始時間になると立ち上がって対戦相手と握手して各自タイマーをセット。てんでんばらばらに黙って試合開始。
終わり次第勝手に出ていく、ぞーっとするほど盛り上がらない試合風景。
午後早く到着後、昼食をすませ チェスの試合が始まると私は一人で乗り合いバスに乗ってドンカスターの町に出ました。
例によって私が興味を持ったのは、街並み、建物…。

18世紀中ごろから19世紀にかけての建物がずらっと残る素晴らしい街並みです!
☝銀行、質屋、一軒(ティー・ルーム)おいてゲームセンター....

☝賭け事代行店....
「1ポンド均一店」がいっぱい!!キャッシュ・ジェネレーター(携帯電話やコンピューター、商品券などを持っていくと即金で買い取ってくれる店)も多く、
なんだか びんぼったらしい感じ。
多くは昼間 シャッターを下ろしている「テイカウェイ(持ち帰りファーストフード店)」も多かったです。
三日とも記録破りのめちゃくちゃな暑さでした。
三日目、月曜日は「メイ・バンクホリデー May Bankholiday」という、何の祝日でもない公休日。
日中気温は摂氏29度まで上がりました。
バスで乗り合わせた人々、町に繰り出す人々を観察したところ、街並みを一見したシックな印象とは大違いの、思いっきり「庶民的な町」のようです。
あ~、イギリス特有の「チャヴ CHAV= Council Housed And Violence」という表現をご存知でしょうか。
1990年代後半ごろに社会学者などが使い始めた表現らしいのですが、今ではあまり素行の良くない労働者階級のひとたちや、かれらのライフスタイル、特に独自のファッション、言葉遣い(訛り、ボキャブラリー)をさす言葉として一般によく使われます。
日本でいう「ヤンキー」を思い浮かべてもらうといいかもしれません。
violent という刺激的な言葉が含まれていることからもわかるように、もともとは反社会的で暴力的な人たちをさす言葉だったようですが、今では意味が薄れ、彼らの独特な服装や話し方を笑いのネタにする、軽い意味合いで使われることが多いようです。
音楽やアートなどサブカルチャーの担い手はこのんでそういう格好や話し方をしているようです。ネガティブな意味だけでこの言葉を使うのは間違っているのかもしれません。
Council Housed (戦前戦後に都市のスラム撲滅のために建設の始まった、低賃金労働者のための格安家賃、家賃無料公営住宅に住む人々)という言葉が入っていて、単に収入が低いだけの人達を反社会的な人たちと一緒くたにする、問題大ありな表現です。
チャヴのステレオタイプのイメージは、フディーズ(フードのついたトレイナー、チャヴが着るものはブランド名ロゴが大書してある)着用。
ファッションの他の特徴は、ロゴの入ったスポーツブランド、刺青、スキンヘッド、バーバリー・チェック、ユニオンフラッグモチーフ、不自然に脱色した金髪、不自然に描いた眉毛、ネイルアート、頭頂でまとめたポニーテール、オレンジ色の日焼けメイク、真贋問わずブランドものバッグ、野球帽、等等。
ドンカスターの町中、そのチャヴであふれていたのですが、暑い日にチャヴと「単に開放的な装いをしている一般人」を見分けるのは 多少困難かもしれません。
決め手は、話し方。






真夏の気温の 人であふれるドンカスターの繁華街は 体臭と制汗剤と日焼け促進ローションと香水と町中の屋台で売られているバーベキューやケバブ、バーガーの脂っぽい匂いが強烈でした。
イギリス人は皮膚を陽に焼く機会を決して逃がしません。
数歩あるくごとに髪を顔から振り払い、太陽に向かって静止する一種の宗教儀式のような動作を屋外で繰り返します。
陽の当たる方角に顔を向け、座ったり立ったり、目をつぶってじっと身動きをしない人はどこに行っても見られます。
繁華街を通り過ぎて、リージェンシー時代の街並みが見事に残る素晴らしい通りまで足をのばしました。



有名な競馬場はこの先にあるとのこと。

旧石器時代のドンカスターの人々。

ドンカスター、明日に続きます。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。

ストックポートから、高低の非常に激しい美しいピークディストリクトの田舎道と高速道路を通って車で約1時間半。
町の中心とシェフィールドをむすぶ直通バスが頻繁に運行しています。
私たちの滞在したホテルのすぐ外にバス停があって町への行き来はとても便利でした。
チェスの試合に出場した夫について行きました。夫とは別行動、一人で物見遊山。

チェスの試合が開催されているイベント会場のあるホテルに2泊しました。
興味を持たれた方もいるかもしれないので チェス大会の写真を載せます。

最終日、月曜日開始直後に撮った写真です。
勝手に入って観戦できますが、私語厳禁。
開会式も閉会式もスピーチも授賞式もなく、開始時間になると立ち上がって対戦相手と握手して各自タイマーをセット。てんでんばらばらに黙って試合開始。
終わり次第勝手に出ていく、ぞーっとするほど盛り上がらない試合風景。
午後早く到着後、昼食をすませ チェスの試合が始まると私は一人で乗り合いバスに乗ってドンカスターの町に出ました。
例によって私が興味を持ったのは、街並み、建物…。

18世紀中ごろから19世紀にかけての建物がずらっと残る素晴らしい街並みです!
☝銀行、質屋、一軒(ティー・ルーム)おいてゲームセンター....

☝賭け事代行店....
「1ポンド均一店」がいっぱい!!キャッシュ・ジェネレーター(携帯電話やコンピューター、商品券などを持っていくと即金で買い取ってくれる店)も多く、
なんだか びんぼったらしい感じ。
多くは昼間 シャッターを下ろしている「テイカウェイ(持ち帰りファーストフード店)」も多かったです。
三日とも記録破りのめちゃくちゃな暑さでした。
三日目、月曜日は「メイ・バンクホリデー May Bankholiday」という、何の祝日でもない公休日。
日中気温は摂氏29度まで上がりました。
バスで乗り合わせた人々、町に繰り出す人々を観察したところ、街並みを一見したシックな印象とは大違いの、思いっきり「庶民的な町」のようです。
あ~、イギリス特有の「チャヴ CHAV= Council Housed And Violence」という表現をご存知でしょうか。
1990年代後半ごろに社会学者などが使い始めた表現らしいのですが、今ではあまり素行の良くない労働者階級のひとたちや、かれらのライフスタイル、特に独自のファッション、言葉遣い(訛り、ボキャブラリー)をさす言葉として一般によく使われます。
日本でいう「ヤンキー」を思い浮かべてもらうといいかもしれません。
violent という刺激的な言葉が含まれていることからもわかるように、もともとは反社会的で暴力的な人たちをさす言葉だったようですが、今では意味が薄れ、彼らの独特な服装や話し方を笑いのネタにする、軽い意味合いで使われることが多いようです。
音楽やアートなどサブカルチャーの担い手はこのんでそういう格好や話し方をしているようです。ネガティブな意味だけでこの言葉を使うのは間違っているのかもしれません。
Council Housed (戦前戦後に都市のスラム撲滅のために建設の始まった、低賃金労働者のための格安家賃、家賃無料公営住宅に住む人々)という言葉が入っていて、単に収入が低いだけの人達を反社会的な人たちと一緒くたにする、問題大ありな表現です。
チャヴのステレオタイプのイメージは、フディーズ(フードのついたトレイナー、チャヴが着るものはブランド名ロゴが大書してある)着用。
ファッションの他の特徴は、ロゴの入ったスポーツブランド、刺青、スキンヘッド、バーバリー・チェック、ユニオンフラッグモチーフ、不自然に脱色した金髪、不自然に描いた眉毛、ネイルアート、頭頂でまとめたポニーテール、オレンジ色の日焼けメイク、真贋問わずブランドものバッグ、野球帽、等等。
ドンカスターの町中、そのチャヴであふれていたのですが、暑い日にチャヴと「単に開放的な装いをしている一般人」を見分けるのは 多少困難かもしれません。
決め手は、話し方。






真夏の気温の 人であふれるドンカスターの繁華街は 体臭と制汗剤と日焼け促進ローションと香水と町中の屋台で売られているバーベキューやケバブ、バーガーの脂っぽい匂いが強烈でした。
イギリス人は皮膚を陽に焼く機会を決して逃がしません。
数歩あるくごとに髪を顔から振り払い、太陽に向かって静止する一種の宗教儀式のような動作を屋外で繰り返します。
陽の当たる方角に顔を向け、座ったり立ったり、目をつぶってじっと身動きをしない人はどこに行っても見られます。
繁華街を通り過ぎて、リージェンシー時代の街並みが見事に残る素晴らしい通りまで足をのばしました。



有名な競馬場はこの先にあるとのこと。

旧石器時代のドンカスターの人々。

ドンカスター、明日に続きます。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
セレモニーがないと、誰が勝ち上がったかとか、誰が優勝したとかが分かりにくいですね。
さて、ドンカスターの旧石器時代がなかなかのインパクト!
日本の博物館にも、日本の旧石器時代とかの展示があったりしますが、なぜか石器時代の人々は直立不動だったように思います。
イギリス版ヤンキー。
どの国にも一定割合は存在しなければならない層ですが、彼らは独特の文化がありますよね。
日本のヤンキーはなぜヒョウ柄が好きなのか、永遠の謎です。
ええっと、石関さん、日本人しか読まないブログだとは言え、うちの夫は個人情報に異常にうるさいのです。家族の名前や住所が特定できる情報を出さない約束で書き始めたストックポート日報なので、夫の名前が出ている、いただいたコメント、失礼ですが削除させていただきます。問題ないと思うんですが.....第一筆者の私は漢字で実名だし。本人よまないし!ああ、でも約束なので、ごめんなさ~い。
ヒョウ柄は10年ぐらいまえ、世界的にマダムっぽい女性に人気でしたがイギリスでは現在チャブ、いやいや単に「労働者階級」っぽい太ったおばさんたちに根強い人気があるんです。独占状態。ヤンキーがヒョウ柄?想像つきません!グ―グルしてみます。
********足立区がどうしたの?********
はい、チャヴに関して、誤解を招く書き方をしたなあと、本文見直して考え込んでます。
violent という言葉が示唆するとおりもともとは反社会的な分子のことを特定したらしいのですが今はただ単に服装や話し方を笑いのネタにするぐらいの軽い用法で使われています。
council housed (低家賃住宅)が入っているところも偏見に満ちている、注意が必要な用語。
石関さん経由の情報から知っただけでもマニ君は明らかにチャヴ文化を背負って堂々としているのがわかりますが、反社会的、暴力と結びつけられるチャヴということばでひとくくりにされるのはさぞ迷惑でしょう。本文書き直します。
発行してから9時間以上たってるけど。
今は、「アスボー Anti- Social Behavioral Order」という言葉が反社会的な人たちを揶揄する常套文句です。もともとは法的な用語です。アメリカで条件付きで仮出所して、行ってはいけないエリアや州境をこえると連絡が行くという追跡チップいりブレスレットをはめられる「カーフュー」とかいうのに近いかもしれません。荒れた地域のパブやコンビニに「右のもの3名、入店/立ち入りを禁ずる 地元警察」とかかれたフルネームと怖い顔の写真入りのカードが貼ってあることがあるようです。