イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ほんとに生姜がはいっている、あま苦いビスケット、ジンジャーナッツ

2017年01月25日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
ジンジャーナッツ gingernuts


ジンジャー・ビスケットのことです。

イギリスの大手製菓会社、マクヴィティーズのジンジャー・ビスケットもこの名前がついています。

他にも、おおくのスーパーの自社製品にも,ジンジャー・ナッツという名前がついています。

登録商標ではなく、一般名なんですね。

ナッツは入ってないそうです。

入っているのは、その名のとおり乾燥した生姜(ジンジャー)の粉。
ビスケットのドウに練りこんであります。


かたいビスケット。

噛むとばりばりと砕けます。
大人むきの味です。ショウガの苦味がつんときます。


イギリス人は紅茶に浸して食べるので有名です。せっかくのばりばり歯ごたえが台無し・・・


裏側。


ジンジャースナップス gingersnaps という名前の製品もけっこう、見かけます。

今まであんまり気にしてなかったのですが、みかけはまったく同じビスケット。名前の違いの由来は・・・?

調べてみました。

ジンジャー・スナップスというのは、アメリカ英語なんだそうな。

やはり同じものでした。

私が思うに・・・・「ナッツ」という言葉が入ると、アレルギーのある人に敬遠されるからあえて避けてアメリカで浸透している名前を使ったのではないかと・・・「ナッツ」も「スナップ」もバリッとした歯ごたえのイメージがよくでています。



子供の時日本で読んだ翻訳物の童話に「ショウガ入りビスケット」というのがたびたび出てきて、「うわ~、どんなお菓子なんだろう?」と気になっていました。40年以上前の話。

今では日本でも「ジンジャー・ビスケット」として通っているのでは?



ヨーロッパ中に、ショウガの粉を焼きこんだ、伝統のジンジャー・ビスケットがあるそうです。
ショウガが体にいいとしんじられていたんですね。

妊娠初期のつわりに、乾燥ショウガが効くという民間療法は、いまでも存在します。


クリスマス時期に好んで食べられるジンジャー・ブレッドはもっとサクサクしています。
人の形をしているものが「ジンジャー・ブレッド・マン」とよばれているのは日本でもよく知られているはずです。

日本語のお菓子作りのウェッブサイトで、ジンジャー・ビスケット、ジンジャー・ブレッドともにたくさんのレシピを見つけました。

スーパーで安く買えるジンジャー・ナッツを自分で作ってみようとはちょっと思いません。



ジンジャー・クリンクルというバージョンもあります。


ジンジャー・ナッツより軽い口当たりで、お年寄りなんかにはおすすめです。



去年の夏、ほっておいたらかってに芽がでたショウガの根を植木鉢にうえてみました。


残念、育ちませんでした。根腐れしました。


生姜の根。
    

この倍の大きさだったんだけど・・・残念、切って半分は中華料理の炒め物につかっちゃいました。


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コメント (5)
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