前回、ふくらはぎのストレッチをご紹介しましたので、今回は反対の運動をする筋肉をご紹介します。
反対って?
筋肉には1つの運動を行う時に主になって働く【主力筋(しゅりょくきん)】。
主力筋と異なる筋肉が同じ運動のために協力して働いてくれる【協力筋(きょうりょくきん)】。
運動の際に反対の動きをする筋肉の【拮抗筋(きっこうきん)】と呼ばれるものがあります。
例えば・・・
足の指先を上方に持ち上げ(背屈)る時・・・
主力筋が前脛骨筋で協力筋が、長指伸筋、長母指伸筋、第三腓骨筋。拮抗筋は長腓骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋。
逆の動き、足の指を下に爪先立ち(底屈)する時、主力筋は腓腹筋、協力筋はヒラメ筋、長腓骨筋、足底筋、拮抗筋は前脛骨筋で協力筋が、長趾伸筋、長母指伸筋、第三腓骨筋。
同じ筋肉でも動きが変わると呼び名も変わります。
簡単ですが、こんな感じで。
前回の腓腹筋の反対(拮抗)の働きをしてる、脛(すね)の筋肉(前脛骨筋)をご紹介しようと思います。
前脛骨筋は、すねの外側から足首の前方を通り、土踏まずを通って足裏にくっついています。
収縮すると足首をそらして指先側を持ち上げながら、足首を少し内側(土踏まずを内側)に持ち上げる働きがあります。
土踏まずのアーチを維持するのにも関ってる筋肉です。
すねの筋肉が衰え、つま先を上げる力が低下すると、わずかな段差等でも、つまづきやすくなりますので、転倒防止のためにも鍛えたい筋肉です。
年を取ると徐々に前脛骨筋の筋力が落ちて、つま先が上手く上がらなくなってくる方が多いようです。
加えて、足腰の力が弱くなって転倒しやすくなり、骨粗しょう症などで骨がもろくなっているとなおさら転倒して骨折にまで至る方が増えてくるようです。
意外にも、外出時での転倒より、よく慣れているはずの自宅内での転倒の方が多く、慣れた環境での油断が大敵ですね。
油断して思わぬところでバランスを崩したり、カーペットなど、ほんの何ミリかの段差に足をひっかけたりしてしまうようです。
普段から、歩くときはつま先をしっかり上げて歩くことを心がけたいですね。
『簡単エクササイズ』
【ふくらはぎ側(腓腹筋・ヒラメ筋)のエクササイズ】
椅子に座り、つま先を床に付けたまま、踵(かかと)を持ち上げます。
ふくらはぎの筋肉が硬く使われているのを感じ、再び踵を下します。
これを何度か繰り返します。
【脛(すね)側(前脛骨筋)のエクササイズ】
椅子に座り踵(カカト)を付けたまま、指先を持ち上げます。
脛の筋肉が硬く使われているのを感じ、再びつま先を下します。
これを何度か繰り返します。
ふくらはぎの筋肉は第二の心臓と呼ばれています。
心臓から送り出された血液は足の先まで運ばれます。
でも、足先からはどうやって送り返すのでしょう?
それはふくらはぎの筋肉のポンプ作用。
足を動かすことで血液やリンパ液が流れやすくなります。
足が冷えやすく、むくみやすい方には効果的ですよ。
でも、普段あまり歩かない方が長時間歩くと、脛の前側の筋肉が痛くなったりします。
前脛骨筋が頑張って収縮してくれた結果、筋肉痛になったり、あまり使ってなかったので筋肉自体が硬くなってしまっている証拠です。
疲れて硬くなった脛の筋肉をストレッチで柔軟性を取り戻しましょう。
立ち姿勢でストレッチを行う方の足を後ろに出します。
後ろに出した足の指先を後ろに丸め、足の甲を床に付ける方向にストレッチ。スネが伸びているのを感じてください。痛くない程度で、ゆっくり20~30秒伸ばします。
「たったこれだけ!」な簡単なストレッチですので、疲れたと思ったらその場で手軽にストレッチしていただけます。
立ち仕事で疲れた脚にも効果的ですので、前回のストレッチと合わせて行ってくださいね。
このエクササイズとストレッチが皆様の健康づくりのお役に立てれば幸いです。
『姿勢改善を通じて夢を応援する』
ストレッチインストラクターmika
☆募集中です
・企業様・団体様向け講演
・姿勢改善技術を覚えませんか?(初めての方向け)
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☆姿勢工房ストレッチングオフィスは、健康食品、健康器具などの商品販売は一切行っていません。
(ご注意ください)
「健康食品の販売」「健康食品の勉強会への勧誘」を行う類似名称の姿勢改善教室・ストレッチ教室があるようですが、当オフィスとは無関係です。
当オフィスは姿勢改善技術の追求に誰にも負けない努力を続け、純粋に姿勢改善ストレッチのみを用いて姿勢改善を行います。
反対って?
筋肉には1つの運動を行う時に主になって働く【主力筋(しゅりょくきん)】。
主力筋と異なる筋肉が同じ運動のために協力して働いてくれる【協力筋(きょうりょくきん)】。
運動の際に反対の動きをする筋肉の【拮抗筋(きっこうきん)】と呼ばれるものがあります。
例えば・・・
足の指先を上方に持ち上げ(背屈)る時・・・
主力筋が前脛骨筋で協力筋が、長指伸筋、長母指伸筋、第三腓骨筋。拮抗筋は長腓骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋。
逆の動き、足の指を下に爪先立ち(底屈)する時、主力筋は腓腹筋、協力筋はヒラメ筋、長腓骨筋、足底筋、拮抗筋は前脛骨筋で協力筋が、長趾伸筋、長母指伸筋、第三腓骨筋。
同じ筋肉でも動きが変わると呼び名も変わります。
簡単ですが、こんな感じで。
前回の腓腹筋の反対(拮抗)の働きをしてる、脛(すね)の筋肉(前脛骨筋)をご紹介しようと思います。
前脛骨筋は、すねの外側から足首の前方を通り、土踏まずを通って足裏にくっついています。
収縮すると足首をそらして指先側を持ち上げながら、足首を少し内側(土踏まずを内側)に持ち上げる働きがあります。
土踏まずのアーチを維持するのにも関ってる筋肉です。
すねの筋肉が衰え、つま先を上げる力が低下すると、わずかな段差等でも、つまづきやすくなりますので、転倒防止のためにも鍛えたい筋肉です。
年を取ると徐々に前脛骨筋の筋力が落ちて、つま先が上手く上がらなくなってくる方が多いようです。
加えて、足腰の力が弱くなって転倒しやすくなり、骨粗しょう症などで骨がもろくなっているとなおさら転倒して骨折にまで至る方が増えてくるようです。
意外にも、外出時での転倒より、よく慣れているはずの自宅内での転倒の方が多く、慣れた環境での油断が大敵ですね。
油断して思わぬところでバランスを崩したり、カーペットなど、ほんの何ミリかの段差に足をひっかけたりしてしまうようです。
普段から、歩くときはつま先をしっかり上げて歩くことを心がけたいですね。
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【ふくらはぎ側(腓腹筋・ヒラメ筋)のエクササイズ】
椅子に座り、つま先を床に付けたまま、踵(かかと)を持ち上げます。
ふくらはぎの筋肉が硬く使われているのを感じ、再び踵を下します。
これを何度か繰り返します。
【脛(すね)側(前脛骨筋)のエクササイズ】
椅子に座り踵(カカト)を付けたまま、指先を持ち上げます。
脛の筋肉が硬く使われているのを感じ、再びつま先を下します。
これを何度か繰り返します。
ふくらはぎの筋肉は第二の心臓と呼ばれています。
心臓から送り出された血液は足の先まで運ばれます。
でも、足先からはどうやって送り返すのでしょう?
それはふくらはぎの筋肉のポンプ作用。
足を動かすことで血液やリンパ液が流れやすくなります。
足が冷えやすく、むくみやすい方には効果的ですよ。
でも、普段あまり歩かない方が長時間歩くと、脛の前側の筋肉が痛くなったりします。
前脛骨筋が頑張って収縮してくれた結果、筋肉痛になったり、あまり使ってなかったので筋肉自体が硬くなってしまっている証拠です。
疲れて硬くなった脛の筋肉をストレッチで柔軟性を取り戻しましょう。
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後ろに出した足の指先を後ろに丸め、足の甲を床に付ける方向にストレッチ。スネが伸びているのを感じてください。痛くない程度で、ゆっくり20~30秒伸ばします。
「たったこれだけ!」な簡単なストレッチですので、疲れたと思ったらその場で手軽にストレッチしていただけます。
立ち仕事で疲れた脚にも効果的ですので、前回のストレッチと合わせて行ってくださいね。
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