「最近、特にこむらがえりになるのですが、効果的なストレッチはありますか?」
そう質問頂く事があります。
では・・・「こむら返り」って何でしょう?
「こむら返り」は、「ふくらはぎ」に痙攣(けいれん)が起こった状態。
「(足が)攣(つ)る」ってこと。
特に腓腹筋に起こりやすいけど、他にも指・首・肩などもこの症状と似た状態になる場合があります。
筋肉の意識しない持続的な収縮である筋の攣縮のことなので、どの筋肉に起こってもおかしくないの。
朝起きて布団の中で伸びをした瞬間に激痛に襲われたとか。
正座してて立ち上がろうとした瞬間にとか。
筋肉の疲労、ウォーミングアップ不足の時に運動中にも多く発生することがあります。
冷水中の水泳とか。
テニスのサーブで爪先立ちをした瞬間にとか。
一瞬、動けなくなりますよね。
筋攣縮の持続時間は数秒から数分が多いようです。
理由としては。
「こむら返り」は、一般的に夏より冬に起こりやすくなります。
それは、寒さのために身体が緊張状態になり、血行が悪くなるためです。
最近寒いですもんね。
でも、夏場でも冷房の使い過ぎなどから、下肢が冷えて「こむら返り」が起こる可能性もあります。
もう一つの原因は・・・
スポーツなどで多量の汗をかいた時、血液中の電解質(ナトリウムやカリウムなど)のバランスがくずれ、神経や筋肉が興奮しやすくなります。
熱中症のひとつの「熱けいれん」と呼ばれるものは、多量の発汗とともに多量の電解質が失われたにもかかわらず、水だけ飲んで電解質が補給されない時に血液が薄められて起こることがあります。
他に・・・
立ち仕事の後や久しぶりに運動した後、加齢とともに夜に起こりやすくなるこむら返りなどは筋肉や腱のセンサーがうまく作動しない理由が考えられます。
センサー?
筋肉や腱の中にはセンサーの役割をしている器官があります。
「筋紡錘」「腱紡錘(ゴルジ腱器官)」って言います。
筋紡錘は、筋の長さを測定する受容器。
腱紡錘は、筋の張力を測定する受容器。
筋肉が急激に引き伸ばされた時、それを筋紡錘が察知して筋をもとの長さに戻そうとする反射が腱反射。
一番有名なのが膝蓋腱反射。
膝の前をコツンと叩かれると筋肉が一瞬で収縮して膝がピョンって伸ばされますよね。
筋肉が急激に伸ばされると「あぶない」ってセンサーが察知して「縮まれ」って信号が送られるの。
だからストレッチのやり方を間違うと、逆に筋肉が硬くなってしまうという事があります。
これも過度の反射を起こすようなやり方が原因なので正しいストレッチ法を知ることも大切です。
この話はこのあたりで置いておきましょう。
また、ゆっくり書きますね。
今日は「こむら返り」のお話しです。
では、腓腹筋のストレッチを2種類ご紹介します。
1つ目
立ち姿勢でストレッチを行う方の足を前に出します(膝伸展)。
出した足のカカトは床に付けたまま、指先を上に挙げていきます。
ふくらはぎが伸びているのを感じてください。
筋肉は意識する方が効果が高いです。
この時、「痛い」と感じるまで伸ばすと先ほどお話ししたセンサーが反応して筋肉の収縮を招くことがありますので、「気持ち良い」位までにしておきます。
一回のストレッチに20~30秒位かけて、ゆっくり伸展します。
2つ目
ストレッチする方の足を後方に、足を前後に開きます。
前方の膝を曲げ、大きく足を開くと少し後方の足のカカトが浮きます。
後方のカカトが浮かないように、床に押し付ける方向にストレッチ。
ふくらはぎが伸びているのを感じてください。
筋肉は意識する方が効果が高いです。
この時、「痛い」と感じるまで伸ばすと先ほどお話ししたセンサーが反応して筋肉の収縮を招くことがありますので、「気持ち良い」位までにしておきます。
一回のストレッチに20~30秒位かけて、ゆっくり伸展します。
一気に伸ばそうとせず、毎日少しづつ行ってくださいね。
筋肉が少しづつ長く柔軟になる事で、関節の可動範囲が広がり、怪我の予防にもなります。
腓腹筋の端は「アキレス腱」。
「お父さんが子供の運動会で急に走ってアキレス腱を傷めた」なんて話を伺う事があります。
このストレッチで柔軟にして怪我予防に役立ててください。
そして、筋肉が長くなると「急に引っ張られてセンサーが働く」って事も軽減されると思います。
今回のストレッチ、とても簡単ですので時々やってみてくださいね。
皆様の健康づくりのお役に立てれば幸いです。
今度から少しづつストレッチをご紹介していこうと思います。
『姿勢改善を通じて夢を応援する』
ストレッチインストラクターmika
☆募集中です
・企業様・団体様向け講演
☆姿勢工房ホームページ
・姿勢工房ストレッチングオフィス
☆姿勢工房ストレッチングオフィスは、健康食品、健康器具などの商品販売は一切行っていません。
(ご注意ください)
「健康食品の販売」「健康食品の勉強会への勧誘」を行う類似名称の姿勢改善教室・ストレッチ教室があるようですが、当オフィスとは無関係です。
当オフィスは姿勢改善技術の追求に誰にも負けない努力を続け、純粋に姿勢改善ストレッチのみを用いて姿勢改善を行います。
そう質問頂く事があります。
では・・・「こむら返り」って何でしょう?
「こむら返り」は、「ふくらはぎ」に痙攣(けいれん)が起こった状態。
「(足が)攣(つ)る」ってこと。
特に腓腹筋に起こりやすいけど、他にも指・首・肩などもこの症状と似た状態になる場合があります。
筋肉の意識しない持続的な収縮である筋の攣縮のことなので、どの筋肉に起こってもおかしくないの。
朝起きて布団の中で伸びをした瞬間に激痛に襲われたとか。
正座してて立ち上がろうとした瞬間にとか。
筋肉の疲労、ウォーミングアップ不足の時に運動中にも多く発生することがあります。
冷水中の水泳とか。
テニスのサーブで爪先立ちをした瞬間にとか。
一瞬、動けなくなりますよね。
筋攣縮の持続時間は数秒から数分が多いようです。
理由としては。
「こむら返り」は、一般的に夏より冬に起こりやすくなります。
それは、寒さのために身体が緊張状態になり、血行が悪くなるためです。
最近寒いですもんね。
でも、夏場でも冷房の使い過ぎなどから、下肢が冷えて「こむら返り」が起こる可能性もあります。
もう一つの原因は・・・
スポーツなどで多量の汗をかいた時、血液中の電解質(ナトリウムやカリウムなど)のバランスがくずれ、神経や筋肉が興奮しやすくなります。
熱中症のひとつの「熱けいれん」と呼ばれるものは、多量の発汗とともに多量の電解質が失われたにもかかわらず、水だけ飲んで電解質が補給されない時に血液が薄められて起こることがあります。
他に・・・
立ち仕事の後や久しぶりに運動した後、加齢とともに夜に起こりやすくなるこむら返りなどは筋肉や腱のセンサーがうまく作動しない理由が考えられます。
センサー?
筋肉や腱の中にはセンサーの役割をしている器官があります。
「筋紡錘」「腱紡錘(ゴルジ腱器官)」って言います。
筋紡錘は、筋の長さを測定する受容器。
腱紡錘は、筋の張力を測定する受容器。
筋肉が急激に引き伸ばされた時、それを筋紡錘が察知して筋をもとの長さに戻そうとする反射が腱反射。
一番有名なのが膝蓋腱反射。
膝の前をコツンと叩かれると筋肉が一瞬で収縮して膝がピョンって伸ばされますよね。
筋肉が急激に伸ばされると「あぶない」ってセンサーが察知して「縮まれ」って信号が送られるの。
だからストレッチのやり方を間違うと、逆に筋肉が硬くなってしまうという事があります。
これも過度の反射を起こすようなやり方が原因なので正しいストレッチ法を知ることも大切です。
この話はこのあたりで置いておきましょう。
また、ゆっくり書きますね。
今日は「こむら返り」のお話しです。
では、腓腹筋のストレッチを2種類ご紹介します。
1つ目
立ち姿勢でストレッチを行う方の足を前に出します(膝伸展)。
出した足のカカトは床に付けたまま、指先を上に挙げていきます。
ふくらはぎが伸びているのを感じてください。
筋肉は意識する方が効果が高いです。
この時、「痛い」と感じるまで伸ばすと先ほどお話ししたセンサーが反応して筋肉の収縮を招くことがありますので、「気持ち良い」位までにしておきます。
一回のストレッチに20~30秒位かけて、ゆっくり伸展します。
2つ目
ストレッチする方の足を後方に、足を前後に開きます。
前方の膝を曲げ、大きく足を開くと少し後方の足のカカトが浮きます。
後方のカカトが浮かないように、床に押し付ける方向にストレッチ。
ふくらはぎが伸びているのを感じてください。
筋肉は意識する方が効果が高いです。
この時、「痛い」と感じるまで伸ばすと先ほどお話ししたセンサーが反応して筋肉の収縮を招くことがありますので、「気持ち良い」位までにしておきます。
一回のストレッチに20~30秒位かけて、ゆっくり伸展します。
一気に伸ばそうとせず、毎日少しづつ行ってくださいね。
筋肉が少しづつ長く柔軟になる事で、関節の可動範囲が広がり、怪我の予防にもなります。
腓腹筋の端は「アキレス腱」。
「お父さんが子供の運動会で急に走ってアキレス腱を傷めた」なんて話を伺う事があります。
このストレッチで柔軟にして怪我予防に役立ててください。
そして、筋肉が長くなると「急に引っ張られてセンサーが働く」って事も軽減されると思います。
今回のストレッチ、とても簡単ですので時々やってみてくださいね。
皆様の健康づくりのお役に立てれば幸いです。
今度から少しづつストレッチをご紹介していこうと思います。
『姿勢改善を通じて夢を応援する』
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