プーチン大統領、北方領土での「共同経済活動」を提案
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2920621.htm
これも駆け引きなのでしょうか。来月のプーチン大統領来日を前に、ペルーで行われた日ロ首脳会談。大統領は安倍総理に対し、北方領土での共同経済活動を提案したことを明らかにしました。
そのプーチン大統領との日ロ首脳会談。来月の大統領の来日で、北方領土問題でどれだけ譲歩を引き出せるか。その前哨戦は、およそ1時間10分のうち後半の35分間は、2人だけで突っ込んだ話し合いが行われたとみられます。
「(Q.交渉はどうでしたか)良かったです」(ロシア プーチン大統領)
総理は会談後・・・
「平和条約についていえば70年間できなかった。そう簡単な課題ではない」(安倍晋三 首相)
硬い表情で「簡単ではない」と述べました。
今年5月と9月に行われた首脳会談では・・・
「突破口を開くという手応え」(安倍晋三 首相 5月)
「手応えを強く感じ取ることができた」(安倍晋三首相 9月)
これまで、手応えを強調してきた安倍総理。ここに来て一変したのはなぜでしょうか。プーチン大統領は、日本側をこう牽制しました。
「ロシアも日本もこの条約の締結を望んでいます。ただ、その道は容易ではありません」(ロシア プーチン大統領)
その上で、日本政府にとって厳しい提案を示したのです。
「島において共同で何ができるかについて話しました。それは経済的・人道的な課題の解決でもあるのです」(ロシア プーチン大統領)
北方領土での両国の共同経済活動です。ただ、ロシアの法律が適用される中で日本が経済活動を行えば、ロシアの主権を認めることにもなりかねません。
ユジノサハリンスクにある一番大きなスーパー。この辺りの皆さんはどういうふうに考えているでしょうか。
「サハリン全体の生活が豊かになるなら、日本との協力に賛成です。(Q.経済協力はしたほうがいいと?)はい、4島(北方領土)は返さずに」(サハリン市民)
「どうすればロシアに有利か、プーチン大統領が正しい道を見つけてくれるわ。平和的にね、それが重要」(サハリン市民)
露は現状プーチンが最も親日的と思われる、そのプーチンでこの状況である。露は北方4島にミサイル配備を新たにした。ただの外交交渉前のブラフか?日本人はそのようなブラフが嫌いな民族である。
また、ウクライナ方面でNATOと対立していて極東方面でも日本との対立を模索するのか?中東でも揉めているのに多方面作戦か?現状の露経済で支えきるのかな?女子大生の多くが卒業しても職が無く売春せざる得ない経済状態なのに、更にその売春さえ合法化し納税さえようとしている状況なのに。
日本に留学している露の女子大生が留学ビザが切れるが帰国したくないので、起業したロシア人のメイドカフェが早稲田で盛り上がっている。彼女らは就業ビザへの切替を目論んでいる。南北朝鮮人と異なり合法的に行動している。
極東露地区は人口減少も問題化しており、産業が必要である。これは対中戦略にも関わる。あの数千キロにも及ぶ国境線で隣国なのは人口13億人+αの中国である。全人口が2億人弱の露で支えるのは核兵器等の軍事力以外にない。汚染されていない土地(露)への執着は中国共産党になくとも中国人民にはある。目の前に見える土地(汚染されていない)がある。この流入に頭を痛めている露、小泉元総理に前回の大統領時代に相談していたプーチン大統領。小泉元総理の回答は「『文化の力』で対応を」と、教科書的だった。しかし露の現状は中国人の越境が現在でも緊急的な大きな問題である。
その中国と歩調を合わせるということか、経済崩壊待った無しの中国と歩調を合わせる気か?露しか知らない世間知らずのメドジェーエフ首相の暴走か?プーチン政権内でそれが可能か?メドジェーエフ派の閣僚が粛清されたが。国家が一枚岩と思うと足元を掬われる。それとも米のトランプ新大統領への牽制か?プーチン大統領とトランプ氏は息が合うと耳にしていたが。
今回は日本に対し失策以外の何ものでもない。日本からの投資は当面無理かも。
それにしても、北方領土に住んでいるロシア人て、いったいどういう人達なのでしょうか…。一般庶民がはるばる来るとは思えませんが…。