日露政府、1千億円基金設立へ 経済協力で企業進出後押し
2016.12.4 14:49
http://www.sankei.com/politics/news/161204/plt1612040012-n1.html
日露両政府は4日、対ロシア経済協力を推進するため、1千億円規模の基金を創設する方針を固めた。国際協力銀行(JBIC)とロシア直接投資基金(RDIF)が折半で資金を出し合い、早ければ2017年中にも設立する。ロシア極東を中心に、都市開発や先端医療などの分野に投資し、日本企業の進出を後押しする。
ロシアのプーチン大統領が12月15~16日に来日するのに合わせて合意する。北方領土問題を含む平和条約締結交渉の進展につなげたい考えだ。
これは民進党の野田元総理が言うように「資金の食い逃げ」に注意しなければならない。露国への約束事は何らかの実績を見せてもらってからでも遅くは無いとの思いが正直ある。ここが米国との大きな違いである。ヤルタ会談で「領土的野心はない」としたではないか、米はあれだけ血を流した小笠原諸島や沖縄を返還したぞ!ヤルタ会談にはソ連(露)も参加していたではないか。サハリン2を忘れたのか?石油掘削プラントだけ作らせて接収ではなかったか。南樺太だけではあきたらず違反して4島まで盗んだからなしかもゴルバチョフの時に返還すると明言したのにいまや基地を作ろうとしている有様。金ばらまいてどうにかなると思ってんのか との書き込みに座布団1枚。
OPECの減産を受けて石油価格上昇で国内景気が浮上すると見ている露、そんなに甘いかな?米の利上げで石油価格上昇分の利益は相殺されるのではないか?ヘタをすればマイナスの可能性もあるぞ!
ぐだぐだ言ってねぇで素直に4島まとめて返すって言えば、軽く5兆くらい投資できるだろうにとの書き込みに座布団3枚。日本は島と言う土地よりその島が有する排他的経済水域の方が利益も大きい。
北方領土問題でマスクしてるが経済でヒモ付けるのが目的。ロシアをこっち側に取り込んだら緩衝地帯半島はお役終了です。との書込みが秀逸である。日露関係だけ見たら日本に不利に見えても極東アジアと言う視点から見るとまた違った風景が映る。
北海道のネットTV「いいべさ北海道」で活躍するアリョーナさんは樺太(サハリン)の出身、結構プーチン大統領押しが目立つ。プーチン大統領でなければ交渉も土台にさえ載らなかった。
樺太(サハリン)大泊(ユジナサハリンクス)出身のアリョーナさん
他の露人でネットで活躍する美女たちは、基本「政治は遠い存在で個人には関係ない、ましてここは日本だし」と言うのがウクライナ人と共演していたロシア人美女アシヤさん。彼女はチェベリンスク(隕石が落ちた所、ウラル山脈の南東部)出身。
チェベリンスク出身のアシアさん
極東の露人は政治犯やロマノフ王朝時代の貴族階級や富豪階級が流された土地。露と言う国家に対する思い入れも高い、家庭教育の成果か?共産主義は嫌いなようだが。また共産主義下で政治の話はタブーだったことが染み付いているような、極東地区以外の地域の露人の反応と、教科書通りの反応が興味深かった。
露国民は食える政策を実行してくれる大統領を期待している。現状苦しいが何とか喰えるのでプーチン大統領を支持している。ソ連末期からの混乱を経験しているためと思われる。
露の強力な軍事力がなければ、中国が露の汚染されていない土地を目指し大量に越境してくることが容易に推測できる。中国の人口は13億人+αである。露は2億人弱である。これであの長い国境線を守るのは相当困難である。地続きの国境線が無い日本には想像でない脅威である。その解決策としても日本と組みたい露である。