社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

科学的根拠の説明不足

2008-07-08 09:05:24 | マスコミ批判
 七夕に消灯しCo2を減らす運動が盛んです。夜間のネオンや街灯がその対象となっています。街灯については治安悪化の観点から疑問をお持ちの方も多いようでうす。ネオンや照明については「省エネ効果が期待できる」とお考えの方、本当にそうなのでしょうか?大きな疑問があります。電力会社には夜間電力という種類の金額帯があります。この夜間に該当する時間帯(19:00~翌7:00)の電気代は通常の半値以下です。ではなぜ半値以下なのでしょうか。電力使用量が少ないためです。電力使用量が少ないから電気代が安価なのでしょうか?
 十数年前まで夜間電力の使用を電力会社は盛んに売り込んでいました。単に商業主義のためだけではなく、夜間電力消費する必要があったためです。
 電力はmax値とmin値との制約を物理的にうけます。発電所の能力以上の電力が消費されれば変電所等のインフラが破壊されます。夏場東電が一番憂慮していることです。現実に中部電力や東北電力から追加電力でこの危機を何度も乗り切ってきました。しかし、中部電力や東北電力でも同様のことが起きています。
 逆に電力の消費量が少ない場合も同様にインフラが破壊されます。ゆえに夜間電力の普及に力をいれていたのです。
 夜間電力を削減しても少々の効果しかありません。max値の値を引き下げて初めて効果があるわけです。
 現在のお祭り騒ぎが単にお祭り騒ぎで終わらないように、注意して監視しなければなりません。現状のお祭り騒ぎだけでは、本当のエコにつながらないからです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 百姓を大事にしない国は滅びる | トップ | フランスのしたたかさ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。