リスク分散で北海道内に企業進出続々 震災後3年連続10社以上
(03/06 06:00)
東日本大震災から間もなく3年。地震など自然災害リスクを分散するため、道外企業が道内に新たに拠点を設けたり、工場を増強したりする動きが続いている。道のまとめでは、2013年度は昨年末時点で、製造業やサービス業など15社が進出や新たな設備投資を表明し、12年度の18社に迫る勢い。
道産業振興課によると、15社の内訳は新規立地が5社、既存の工場などの拡充が5社。残る5社はセキュリティー確保を理由に立地内容を公表していない。
道や札幌市が誘致したアクサ生命保険(東京)は昨秋、本社機能の一部を今年11月に札幌市中心部へ移転すると発表した。400人が常駐し、東京で災害が起きても保険金の支払いが滞らない体制を整える。
麻酔用など特殊針製造の国内最大手、ユニシス(東京)は北広島市に工場建設を決めた。地震が少ないとされる道内でも、とりわけ津波の影響が及びにくい内陸部に用地を求めた。工場は来年1月にも稼働する。
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