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青年部が原田会長に聞く Ⅲ部〉第13回

2020年12月03日 | 妙法

〈池田先生の会長就任60周年 青年部が原田会長に聞く Ⅲ部〉第13回 世界宗教・創価学会への飛翔③  2020年12月3日

〈出席者〉志賀青年部長、西方男子部長、大串女子部長、樺澤学生部長、林女子学生部長
師弟不二、死身弘法の精神を継承
 
「三代会長」は広布の「永遠のしょう

 ◆樺澤 2015年(平成27年)11月、「創価学会『勤行要典』」が新たに制定されました。
  
 ◇原田 「創価学会『勤行要典』」の制定は、世界宗教として、さらなる飛翔の「時」を迎え、日蓮大聖人の仏法の本義に基づき、創価学会の宗教的独自性をより明確にするためのものです。
 池田先生のご了承をいただいた上で、会則に則り、師範会議と最高指導会議の賛同を得て、制定いたしました。
  
 ◆大串 御祈念文については、「御本尊への報恩感謝」「三代会長への報恩感謝」「世界広宣流布の祈念と回向」との項目となり、「三代会長への報恩感謝」が独立した項目になりました。
  
 ◇原田 「御本尊への報恩感謝」は、「法華経の肝心・南無妙法蓮華経の御本尊」に深く感謝申し上げ、御本尊根本の信心を誓います。また、御本尊を顕された日蓮大聖人を「末法の御本仏」と仰ぎ、報恩感謝申し上げ、大聖人直結の信心を誓います。さらに、日興上人が御本尊根本の大聖人の教えを正しく継承されたことに報恩感謝します。
 第二の項目は、世界広宣流布の潮流を永遠ならしめるため、牧口常三郎先生、戸田城聖先生、池田大作先生の「三代会長」のお名前を入れるとともに、「三代会長」を「広宣流布の永遠の師匠」として仰ぐことを明確にしました。
 学会が世界広布を実現しゆくには、「三代会長」に貫かれる「師弟不二」「死身弘法」の「学会精神」を永遠に継承していく以外にありません。
 そのためにも、日々の信仰実践の中で、「三代会長」を「広宣流布の永遠の師匠」と仰ぎ、師弟不二の信心を確認していくことが重要です。そうした趣旨から、「三代会長」の死身弘法の御徳に報恩感謝申し上げるとともに、その指導を実践し、その精神を受け継ぐことを誓うのです。
  
 ◆樺澤 「世界広布」を進める上において、海外のメンバーから「御祈念文」についても、より分かりやすいものにしてほしいとの要望があったと聞きました。
  
 ◇原田 かつて御祈念文の中に、「初代、二代、三代の会長」という表現がありました。当時、池田先生に『初代会長牧口常三郎先生、第二代会長戸田城聖先生、第三代会長池田大作先生』と記したいとお願いしましたが、先生からは「今は待ちなさい。物事には時が大切なんだ」との話があり、「初代、二代、三代の会長」という表現になったのです。私たちには、「師弟不二の信心」の継承を明確にし、“万代の広布のためにも、いつかは、お名前を記したい”という思いがずっとあり、15年の制定に至ったのです。
  
 ◆西方 2010年から、いよいよ池田門下の弟子が全責任を担い、広宣流布を進める時代に入りました。そうした中で先生は、広宣流布大誓堂が完成5周年を迎えた折、「私は、かけがえのない一人ひとりを、いやまして大切に励まし、育てながら、じっくりと時を創り、21世紀の第二の『七つの鐘』を絢爛と打ち鳴らしゆく」との決意で戦ってこられたとの真情を披露されています。
  
 ◇原田 さらに、「時は満ちて、今、この大誓堂を中心として、日本中、世界中に、『広宣流布の大願』を掲げた青年が澎湃と躍り出ております。そして『師子王の心』で結ばれた『異体同心の団結』は、ますます揺るぎなく、桜梅桃李の人華を爛漫と咲かせ、平和と人道の世界市民の大連帯を広げているではありませんか!」と訴え掛けてくださいました。
 まさしく、先生が一人一人を励まし、育て、「時」を創ってくださり、世界広布の新時代が到来したのです。
  
 ◆志賀 15年、学会の勤行要典が制定された時、会則前文が全般的に見直されました。
 前文は、「釈尊に始まる仏教は、大乗仏教の真髄である法華経において、一切衆生を救う教えとして示された。末法の御本仏日蓮大聖人は、法華経の肝心であり、根本の法である南無妙法蓮華経を三大秘法として具現し、未来永遠にわたる人類救済の法を確立するとともに、世界広宣流布を御遺命された」との一節から始まります。
 そして、次のようにあります。
 ――池田先生は、創価学会の本地と使命を「日蓮世界宗創価学会」と揮毫されて、創価学会が日蓮大聖人の仏法を唯一世界に広宣流布しゆく仏意仏勅の教団であることを明示された――
  
 ◇原田 会則前文の見直しは、末法万年にわたる世界広布の未来を見据え、万代に崩れざる学会の基盤を、一層強固にするために行いました。
 先生は、創価学会が「魂の独立」を果たした1991年11月28日の17日後、12月15日に東京・大田にて、「日蓮世界宗創価学会」と揮毫されました。
 御聖訓に「閻浮提内広令流布」(御書1467ページ)と仰せです。この御文の通り、大聖人の仏法を世界に広宣流布する、唯一の仏意仏勅の教団が創価学会であることを、先生は「魂の独立」宣言直後に再確認される意味を込めて、後世のために書き記してくださっていたのです。
 そして今、「三代会長」の死身弘法の闘争により、御聖訓が現実となり、地球を包む世界広布の大興隆の「時」を迎えているのです。

 

牧口先生、戸田先生、池田先生の「三代会長」と「広宣流布大誓堂」の威容が描かれた画「創価師弟三代勝利城」(内田健一郎作)
牧口先生、戸田先生、池田先生の「三代会長」と「広宣流布大誓堂」の威容が描かれた画「創価師弟三代勝利城」(内田健一郎作)
 
未来のきょうてんには
創価学会ぶつの名

 ◆林 2016年11月には、会則に「創価学会仏」との言葉が加えられ、学会の宗教的独自性がさらに明確になりました。
  
 ◇原田 この年の7月の全国最高協議会へのメッセージの中で、池田先生は「御本仏の広大なる慈悲を体し、荒れ狂う娑婆世界で大法を弘通しているのは、学会しかない。戸田先生が『創価学会仏』と言い切られたゆえんである」と言われました。
 これは学会の宗教的独自性を明確に宣言するものです。そこで、会則に記載する運びとなったのです。
 具体的には、「創価学会は、大聖人の御遺命である世界広宣流布を唯一実現しゆく仏意仏勅の正統な教団である」「日蓮大聖人の曠大なる慈悲を体し、末法の娑婆世界において大法を弘通しているのは創価学会しかない。ゆえに戸田先生は、未来の経典に『創価学会仏』と記されるであろうと断言されたのである」との文言です。
 先生は、“広布を推進しゆく創価学会が仏の存在であり、創価学会なくして広布はなく、学会を守ることが広布を永遠ならしめることである”とも言われました。
 これは学会にとって、未来にわたり重要なご指導です。
  
 ◆林 「創価学会仏」について先生は、小説『新・人間革命』第30巻「大山」の章で詳述されています。
  
 ◇原田 まず戸田先生が、「学会は、この末法にあって、これだけ大勢の人に法を弘め、救済してきた。未来の経典には、『創価学会仏』という名が厳然と記されるのだよ」と話されていたこと。
 そして、法華経不軽品に登場する「威音王仏」という名前の仏を通し、池田先生は指導してくださいました。
 「この仏は、一人を指すのではない。最初の威音王仏の入滅後、次に現れた仏も『威音王仏』といった。そして『是くの如く次第に二万億の仏有し、皆同一の号なり』(法華経556ページ)と記されている。つまり『二万億の仏』が、皆、同じ『威音王仏』という名前で、長遠なる歳月、衆生を救済してきたと説かれているのだ」と。
  
 ◆西方 戸田先生は、「これは、威音王仏の名を冠した『組織』『和合僧団』とはいえまいか」と鋭く洞察されていました。
  
 ◇原田 ここが重要です。
 個人の今世の寿命は限られています。しかし、広布に戦う精神が師匠から弟子へと脈々と受け継がれ、一つの組織体として活動し続けるならば、それは、民衆を救済し続ける恒久的な仏の生命力をもつことになります。
 つまり、「創価学会仏」とは、三代の師弟に連なり、広宣流布大誓願の使命に生きる同志のスクラムであり、地涌の菩薩の集いのことです。
 池田先生は、「学会は、『創価学会仏』なればこそ、永遠なる後継の流れをつくり、広宣流布の大使命を果たし続けなければならない。また、それゆえに、第六天の魔王は、牙を剝いて襲いかかるのである」とも記されています。御聖訓に照らし、魔の勢力から嫉妬され、憎悪され、迫害されることは、日蓮仏法を正しく行じている証左です。この60年、池田先生は、その一切の矢面に立ち、今日の広宣流布の大河の流れを勝ち築いてくださいました。

 

“センセイ! 必ず勝利します!”――海外の友の呼び掛けに応える池田先生(2010年3月、都内で)
“センセイ! 必ず勝利します!”――海外の友の呼び掛けに応える池田先生(2010年3月、都内で)
 
「センセイ」は
すでに世界共通語

 ◆志賀 この新たな会則で、「『三代会長』の敬称は、『先生』とする」と明記されました。
  
 ◇原田 前年の15年の会則で、「『三代会長』は、広宣流布実現への死身弘法の体現者であり、この会の広宣流布の永遠の師匠である」と定めたことに伴い、その敬称を明確にしたのです。
 戸田先生は、「(学会は)三代までが、万年の土台となる」と言われ、さらに「(第3代会長が)広宣流布のすべての指揮を執り、世界広布の教えを、すべて残してくださる」「第3代会長の教え通りにやっていけば、世界広布は自然にできるようになっている」とも言及されています。
 初代、二代、三代の会長のご指導通りに進んでこそ、学会は発展し、広宣流布は進んでいきます。これこそが、学会永遠の根本軌道です。
  
 ◆大串 海外の同志も皆さんが、「センセイ」と呼んでいます。「センセイ」は、世界共通語です。
  
 ◇原田 そこには、“池田先生が不惜身命の闘争で世界広布の道を開いてくださったからこそ、遠く離れた国の私たちも仏法に出あうことができた。これだけ幸せになれた。地球上に人間主義の哲学が広まった”という感謝と尊敬の念が込められています。
 こうした現実も踏まえながら、聖教新聞等の表記につきましても、原則、「牧口先生」「戸田先生」「池田先生」の敬称を使用していくことになったのです。
 学会は万代にわたって、「三代会長」を広宣流布の永遠の師匠と仰ぎ、異体同心の団結で、仲良く朗らかに、「大法弘通慈折広宣流布」の大願の道を進んでいきたい。

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