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本部幹部会への池田先生

2021年11月19日 | 妙法

第5回本部幹部会への池田先生のメッセージ2021年11月19日

1990年11月の本部幹部会でスピーチする池田先生(巣鴨の東京戸田記念講堂で)。悩みを突き抜けて、晴れやかに歓喜の前進を!
1990年11月の本部幹部会でスピーチする池田先生(巣鴨の東京戸田記念講堂で)。悩みを突き抜けて、晴れやかに歓喜の前進を!

 一、多難なこの一年、全世界の創価家族が、まさに「苦楽ともに思い合わせて」妙法流布に戦い抜き、「創立の日」、そしてまた創立の父・牧口常三郎先生の「殉教の日」を、異体同心で勝ち飾ることができました。
 誠におめでとう!
 本当にありがとう!(大拍手)
 
 御本仏は「妙法の五字を弘め給わん智者をば、いかに賤しくとも、上行菩薩化身か、また釈迦如来の御使いかと思うべし」(御書新版694ページ・御書全集550ページ)と仰せであります。学会員の一人一人が、どれほど偉大であるか。その福徳が、どれほど絶大であるか。なかんずく、多宝会・宝寿会・錦宝会をはじめ労苦を惜しまぬ宝友の尊き奮闘に最敬礼します。

21世紀の幸福勝利を開く麗しき桜梅桃李のスクラム!――新出発した女性部の友が「創価の太陽」と輝き光る誓いにあふれて(東京戸田記念講堂で)
21世紀の幸福勝利を開く麗しき桜梅桃李のスクラム!――新出発した女性部の友が「創価の太陽」と輝き光る誓いにあふれて(東京戸田記念講堂で)

 一、きょうは、全同志へ感謝と讃嘆を込め、三つの書をお贈りしたい。
 
 最初に、このたびの『日蓮大聖人御書全集 新版』の発刊を記念して、「教学材宝(財宝)」であります。

「教学材宝(財宝)」の書
「教学材宝(財宝)」の書

 思えば1952年、立宗700年の大佳節に完成した創価学会版・御書全集の発刊の辞に、戸田城聖先生は「今後の補正に最善の努力を尽さん」と記されました。その恩師の誓いを受け継ぎ、御本仏の御聖誕800年のこの年この秋、従藍而青の俊英たちと実現できたことは、大いなる報恩の誠であります。
 
 「教学」は、まさしく私たちの人生の「財宝」であるとともに、全人類にとって、かけがえのない「財宝」にほかなりません。
 コロナ禍にあっても創意工夫しつつ、各国各地でたゆみなく、教学の研鑽が進められたことは、なんと気高い求道でしょうか。
 
 地球文明の針路を示す確固たる希望の聖典が求められてやまない今こそ、教学という最も普遍的な生命尊厳の哲理を掲げて、世界市民の大連帯をいよいよ広範に築いていく時であります。

女性部の1期生は一人も残らず幸福に

 一、次に、わが女子部が女性部の誉れの第1期生として羽ばたきゆくことを祝して、「栄光天使空」であります。

「栄光天使空」の書
「栄光天使空」の書

 「創立の日」のきょう、御書新版の発刊と同時に、女性部が新出発することは、華陽の乙女たちに「教学で立て」と望まれていた恩師もきっと笑顔で見守っておられることでしょう。
 
 とともに、恩師が創価の愛娘たちに念願されたことは、「一人も残らず幸福に」ということでありました。
 御書には、「この経(法華経)は女人成仏を手本としてとかれたり」(御書新版1738ページ・御書全集1311ページ)と仰せです。
 
 どうか、女性部の皆さんは、何があっても題目を唱え抜き、一人も残らず「幸福の天使」として、また「平和の天女」として、「歓喜の中の大歓喜」の舞を、楽しく仲良く伸びやかに繰り広げていってください。そして家族や友人を大切に、心広々と新しい地涌の仲間を創り、皆を栄光の大空へいざなっていただきたいのであります。

王者の誇りで人間革命へ飛躍

 一、最後に、新たな「青年・飛躍の年」の開幕に当たり、「英知広布翼」であります。

「英知広布翼」の書
「英知広布翼」の書

 大宇宙の森羅万象は、瞬時も止まることなく、生成流転を続けています。その一切をよりよく変転させていく究極の法則が妙法であります。この力を自他共に発揮して、「月々日々に」惰性を打ち破り、目覚ましい生命の飛躍を成し遂げ、よりよき社会を創造していけるのが、人間革命の大仏法なのであります。
 
 大聖人は、「にくまばにくめ」という毅然たる信心を貫き、同志を護り、後継を育てている健気な千日尼に示されました。
 「この経文は一切経に勝れたり。地走る者の王たり、師子王のごとし。空飛ぶ者の王たり、鷲のごとし」(御書新版1737ページ・御書全集1310ページ)と。
 
 明年は、師恩に報いようと広布拡大の飛躍を果たした「二月闘争」から70周年――。共々に、正義と勇気の師弟不二の師子吼を混迷の世に放ち、悩める友を包み励ます慈悲と英知の翼を大きく広げながら、威風堂々と王者の誇りで飛躍しようではありませんか!

戸田先生が池田先生に贈った学会版・御書全集。「山を抜く 力はみちたり 若き身に 励み闘へ 妙法の途に」との和歌が力強くつづられている
戸田先生が池田先生に贈った学会版・御書全集。「山を抜く 力はみちたり 若き身に 励み闘へ 妙法の途に」との和歌が力強くつづられている

 一、70年前、師弟の力で完成した御書全集に、恩師は和歌を認め、私に贈ってくださいました。
 その信頼の一首を、愛する不二の青年に、そして青年の心で立つ全宝友に贈り、私のメッセージとします。
  
 山を抜く
  力はみちたり
   若き身に
  励み闘へ
    妙法の途に
  
 日本のため、世界のため、未来のために、創価は勝ち進もう!(大拍手)

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