ペパーミントの魔術師

ご挨拶が遅くなりました。
引っ越し先でも同じタイトルで
継続しております。

そうだ、高知へ行こう・・・になればいいね。~「県庁おもてなし課」~

2013-05-12 01:40:33 | 映画

ファンの方には申し訳ないが最初は有川浩×錦戸亮で人が集まるアイドル映画だと思ってた。
でも、この作品を作ったことで
きっと高知へ行きたくなる人が増えるし、そうあってほしいと本気で思った。
錦戸くんが、高良くんが、堀北真希ちゃんが、関めぐみちゃんが、
高知を活気づけることに一役買ったことは間違いないわけで、
それってすごいことだとおもうわけで。
お金払って映画見に行って感動してさらにここへ行って見たいと思わせるってのは。

・・・ってえらい熱弁しちゃいましたね。(^^;


もともとは原作の有川浩さん自身が高知県出身で
自分が観光特使に選ばれたとき、何ができるかを考えて
そのときに出した答えがこの小説。
船越英一郎が演じていた清遠のモデルは有川浩の父だというし
実は高良と船越のこのツーショットは有川浩父娘の姿そのもの・・・なんだね。


高知フィルムコミッションと公式Twitter,地方新聞などであらかじめ告知はしたものの
さてどんだけ来てくれるんだろうっていうエキストラ、たくさんの人が参加してくれたそうで
空撮でヘリからあちこち撮ってるんだけど
地元のひとたちのたくさんの笑顔と願いがそこに写ってた。
エンドロールに本物のおもてなし課の方々もにっこり笑っていた。
観光PR映画としてこれほど楽しめる映画はないんちゃうかな。

掛水と多紀ちゃんのじれったいこそばゆい恋愛モードは有川さんお得意のもんなんですが
もひとつのカップル、吉門と佐和の話は
ほんとならそれだけで1つのラブストーリー2時間ものができるような内容なんだけど
よくこの映画の時間枠のなかでそれが描けたなってのはすごかったですね。
高良健吾と関めぐみの演技がそれだけよかったってことかな?
黙ってカメラの前に立っただけでも小説の数ページを演じるわけですからね(^-^)

誰でも自分の生まれ故郷、住んでるとこって好きです。
でも自慢できるかとかなんでも知ってるかと言われると意外とそうでもなかったりするし
あまりに身近すぎて、当たり前にある「そこにしかないええとこ」に気がつかない。

この話は最後にたくさんの観光客が押し寄せました、ちゃんちゃんなんていう終わり方はしてません。
プランはとっても壮大ですが、実際はお金だったり過去にこだわる頭の固い連中に邪魔されて
中止ではないけれども「俺にもっと仕事させろ~~」状態でした。
クライマックスのテレビ出演でもって希望をもたせるような形にはなってましたけど
実はこれ、どこの都道府県でもおんなじようなことしてて、
同じおもいをしてるひとがいっぱいおるんちゃうかなって思いました。
それぞれの地域でこういうおもてなし活動が本気で活発化したら
それはきっと日本全体が元気になる、そんなことも感じました。

お役所仕事・・・に限らず、上の意向でやれっていわれてやらされたのに、
いざこれやりたいですってマジで頑張り出すと潰される、わかってるけどやっぱ腹立ちますね。
清遠を演じた船越さんの演技がほんとに光ってました。この映画で実は一番かっこよかったと思います(^-^)
ほんとに高知のことが好き、それを全身で演じてたなって。

これはパンフ買いました。ロケ地マップ付いてんじゃないかなと思って。(^-^)ビンゴ(^-^)
さすがに「そうだ京都行こう」みたく
PITAPAとカメラもってさっと電車のって30分で・・・ってわけにはいかないところがもどかしいけどね。(^^;

高知県民ではないけれど、高知イイネ!ってひとがひとりでも増えたらいい、
そのためにもこの映画がヒットしてたくさんの人の目にふれてほしい。
高知へ行くきっかけになってくれたらいい。
映画のストーリーまったくしゃべらずに終わりますが、
この映画はその願いがこもった作品だと紹介しておきましょ~。(^-^)/


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。 (かのん)
2013-05-12 21:39:10
私も高知に行ってみたいと思いました。芋天食べたいです。高いとこ苦手ですけどパラグライダーも挑戦してみたいかも。

こんな素敵なご当地映画もなかなか巡り会えないような気がします。キャスティングがものの見事にハマっていてビックリです。

エンドロールの高知の人々の笑顔にほっこり出来て心地よかったです。
返信する
Unknown (Ageha)
2013-05-13 14:30:37
かのんさん、どうも。

錦戸くん自体は大阪出身なんですが
十分観光特使の役目を果たしたんじゃないでしょうか?
間違いなく彼のファンがどわ~っと行くはずですし。(^-^)

この映画とはまたちょっとニュアンスは違いますが
大泉洋の「探偵はBARにいる」シリーズだって
北海道を映画の視点からみて
こんなとこもあんなとこもあるんやでって
紹介してるようなとこがありましたし

伊坂幸太郎×中村義洋の映画も
仙台を元気づけてますよね。
こんな形の町おこしがあっていいと思うんです。

ゆるキャラやご当地出身の有名人だけやなくて
映画はもうその土地の風景も名産品も
スクリーンにどーんとだしてくれるわけですから
こういう映画が増えてもええんちゃうかなと思いました。

自分の日常が映画とは全く関係なくても
地元のひとらが参加してくれることで
映画にも自分のふるさとにも関心をもつってのも
ええことですよね。

返信する
高知の魅力も然る事ながら・・ (メビウス)
2013-05-25 08:34:27
Agehaさんこんにちは♪TB有難うございました♪

・・ファンの方には申し訳ないですが、自分は劇中で数秒しか出なかったアニメーションを作った寺本幸代監督目当てで行きました^^;
・・まあそれは正直イマイチでしたけど、それでも高知の魅力をふんだんに引き出してる内容は、掛水と多紀ちゃんのこそばゆいロマンスなどもプラスアルファになってて自分も面白く観る事が出来ましたねっ。自分も郷土愛はもちろんありますけど、本作を観るとやはりそれも上っ面だなぁと痛感してしまった次第・・(汗)高知だけじゃなくて他県に当てはまる事も多くて、ちょっと参考になった気がします。
返信する
Unknown (Ageha)
2013-05-26 06:20:42
メビウスさん、どうも。

映画の目的は人それぞれですし。(^-^)
テンション上がってはしゃいでる掛水の脳内を
アニメでってのはなんとなくわかったんですが
いきなりアニメーションになったときは「は?」って
感じでした(^^;

演技がどうのはもちろんあるのでしょうが
ヒットすればものすごい観光PRになる。
それはそのまま
ほかの街にすむひとにも
自分の住んでるとこを考えるきっかけに
なるような気がしました。

返信する
Unknown (Nakaji)
2013-07-24 18:21:47
こんにちは♪
高知って北陸から遠いというか、四国ってなかなか踏み入れたことないんですよね~
この映画は本当に高知のPRには素敵な作品だったような気がしますね。
返信する
大阪からでも遠い(^^; (Ageha)
2013-07-25 12:48:41
Nakajiさん、どうも。
車ですぐ行けるじゃんって感じではあるのですが
いや~、免許ないし。
ダーリンの機嫌のいいときに
連休でそゆとこ行く気になってはじめて
たどり着けるという場所。アハハハハ・・・・

でもホントにいいPR映画だったと思います。
見たひとが行きたくなることがこの映画の一番の成功ですね。
返信する

コメントを投稿