ペパーミントの魔術師

ご挨拶が遅くなりました。
引っ越し先でも同じタイトルで
継続しております。

誰かとつながってたいと切に思う。~「アントキノイノチ」~

2012-05-31 09:03:50 | 映画
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結局劇場公開を見に行けなくてDVD鑑賞。

遺品整理っていう特殊な仕事なんだけども、
コレ、結構きつい。

独身の一人暮らしである日突然死してしまって
誰も気がつかなくて、
部屋に入ったときにはもう遺族でさえも入りたくないような
惨状がそこにある。

その人が持ってたものを「ご供養」と「ご不要」にわけて
部屋をピカピカに掃除して
そこに生きていた人の思いを遺族に渡す。

・・・そこに生きていたひとはもういない。
でも、その人が残したものたちは
こんなにも主の思いを語るもんなんだろうかってのがまずびっくりした。
死んだことを片付けてしまうのではなくて
生きていたときのことが痛い程伝わるんである。

そして、どんなわだかまりもとかしてくれるようなアイテムが
遺品にはあるんだ・・・。遅いかもしれないけどそれでも
遺品の魔法は伝えられなかった愛を
届けたい誰かにちゃんと伝えてくれるんである・・。

死ぬときはひとりだ。
でも、その瞬間まで
できることなら誰かといたいと思った。切実に。

誰かと一緒に暮らしてても、たくさんの人に囲まれてても
孤独を感じることはある。
ひとりの方が気楽なことも、今ある環境から自分がにけだした結果でも、
連れ合いが先になくなってしまうこともある。

人が一人暮らしになってしまう原因はいくらでもあって。

死にたいと思うほど辛いことってある。
消えない傷もある。
それでもどうか生き抜いてとは簡単には言えない。
でも、傷ついて立ち直れないとかそれを忘れられなくてそこから歩けないって
言うてるひとほどホントのとこは
命の大切さをわかってるし
苦しんだ分だけほかの誰よりも「ちゃんと生きたい」と思ってるんだなって。
杏平とゆきのように。


たとえ今ひとりぼっちだとしても
人はきっと誰かとつながっていて
あの時死んでしまったイノチもあの時死なずにすんだイノチも
今の自分を生かしていて、ここにある。
人が一人では生きていけない以上
誰だって誰かを支えているんだなって。

などど、
うまく書けないけどタラタラとマジメに考えながら見てました。
ちっともまとまりませんでしたが、個人的にものすごく痛くて
ツボな作品でした・・・。






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