コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース 2024年3月28日 6:01 JSTブルームバーグ

2024-03-28 06:24:03 | 日記

【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
西前明子
2024年3月28日 6:01 JSTブルームバーグ

衝突コンテナ船にトラブルの歴史、トランプ氏返り咲きの場合ドルは
エヌビディアの次に来る熱狂、マッキンゼー、年金基金の期末調整


A pedestrian buys a cupcake in San Francisco, California, U.S. Photographer: David Paul Morris

肥満症治療薬への追い風は確実に強さを増しています。イーロン・マスク氏や堀江貴文氏らが使用を公言し、そうした著名人効果も手伝って認知度がアップ。高価格や、医者の診断を必要とする煩わしさにもかかわらず市場は拡大し、2029年末までに年間800億ドル(約12兆1100億円)規模に達するとの推計もあります。一方で本来必要とする糖尿病患者への供給をどう維持するのかという深刻な課題に加え、オゼンピック・フェースと呼ばれる頬やこめかみのくぼみ、筋肉の衰えといった問題が数々出現。少数寡占ではなく健全な競争によって問題が一つ一つ解決していくことが期待されます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
トラブル歴

米ボルティモアの大型連絡橋に衝突し橋を崩落させたコンテナ船は、過去にもトラブルを起こしていた。船舶追跡データを提供するベッセルファインダーによると、2015年に建造されたコンテナ船ダリ号は、翌年にベルギー・アントワープ港で出港に向けて動き出したところ、岸壁に激突。船尾部分が損傷したが、沈没は免れた。米紙ワシントン・ポストによると、この事故後に修理を終えたダリ号はシンガポールの海運サービス会社グレース・オーシャン・プライベートに売却された。公益財団・東京MOUによると、ダリ号はチリのサンアントニオで昨年6月に定期安全検査を受けた際、推進装置と補助機械の計器や検温器の一部に問題が見つかった。
トランプ氏とドル

トランプ前米大統領がホワイトハウスに復帰すればドル相場が上昇するとの予想は、歴史に逆行するかもしれない。約40年間のデータを分析した研究論文によれば、民主党政権の年にドルは平均4.2%上昇したのに対し、トランプ政権最初の年の下落率(貿易加重ベース)は10%だった。英インペリアル・カレッジ・ビジネススクールのパスクワーレ・デラ・コルテ氏は「米大統領と通商政策がドルにとってかなり重要と認定した。これらのリターンと、各国・地域間の金利差や異なるインフレ環境との関係は逆に確認できなかった」と語った。
次の熱狂

人工知能(AI)コンピューティングのインフラを提供するハードウエア企業が次の熱狂銘柄になりつつある。マイクロン・テクノロジーやスーパー・マイクロ・コンピューター、デル・テクノロジーズなどはその実績が証明され、次の決算シーズンを前に期待が高まっている。シルバント・キャピタル・マネジメントのマイケル・サンソテラ最高投資責任者(CIO)は、AIを「本当に収益化しているのは誰なのかを見極めることが肝要だ」と語った。マイクロン株はここ1カ月で約30%上昇し、エヌビディアの17%高を上回っている。
アップ・オア・アウト

米コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーは先週、北米勤務の一部コンサルタントに対し、昇進するための時間がなくなりつつあると通知した。世界的にコンサル業界が苦戦する中、同社は従業員に対し業界の不文律とされる「アップ・オア・アウト(昇進するか、さもなくば退職せよ)」の圧力を強めている。マッキンゼーは発表文で、「当社は常にパフォーマンスに関してハードルを高く設定している」と説明した。
期末調整

年金基金がポジションを調整するために320億ドル(約4兆8000億円)相当の株式を売却する可能性がある。ゴールドマン・サックス・グループが試算した。その通りであれば2023年6月より後で最大の調整額となり、過去3年間の予想額の中では89パーセンタイルに位置すると、ゴールドマンがリポートで指摘した。イースター(復活祭)の祝日を挟んで取引量が少なくなると、市場に余分な圧力がかかる可能性がある。S&P500種株価指数は昨年10月後半から約26%急騰しており、短期的な利益確定売りにさらされやすくなっていることをトレーダーらは懸念している。
その他の注目ニュース

イエレン米長官が警鐘、中国の生産能力増強は世界経済に悪影響

体重減らして筋肉キープ、アルティミュンが開発中の新薬-治験結果

三菱UFJ信託、インパクト投資で日本株ファンド-収益重視の機運

【今朝の5本】が毎日メールで届きます。登録はこちら



最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中

イエレン米長官が警鐘、中国の生産能力増強は世界経済に悪影響 2024年3月27日 23:42 JSTブルームバーグ

2024-03-28 06:09:50 | 日記
イエレン米長官が警鐘、中国の生産能力増強は世界経済に悪影響
アンスティー・クリストファー
2024年3月27日 23:42 JSTブルームバーグ

近く予定する訪中で同国に圧力をかける意向示す
中国の過剰生産能力は世界の価格と生産をゆがめていると主張



イエレン米財務長官は27日、中国の工業生産能力の増強は世界経済にゆがみをもたらしているとして、近く予定している訪中で同国に圧力をかける計画だと明らかにした。

  「中国の過剰生産能力は世界的な価格と生産のパターンをゆがめ、米国の企業や労働者をはじめ、世界中の企業や労働者に打撃を与えている」とイエレン氏は指摘。「過剰生産能力については中国とのこれまでの協議で取り上げてきた。次回の訪中でもこれを主要議題にするつもりだ」と述べた。発言はジョージア州での演説の抜粋に基づく。

  イエレン長官はこの日、ジョージア州ノークロスを訪問し、米太陽電池製造施設の再開をアピールする。「市場に氾濫する安価な輸入品」による圧力の下、同施設は2017年に閉鎖されていた。国内企業への政策支援を長年行ってきた中国は現在、世界の太陽光エネルギー産業で支配的な地位にある。

China Is Ramping Up Its Manufacturing Sector

Source: People's Bank of China

  中国の産業政策の遺産は、鉄鋼やアルミニウムを含む製品への「著しい過剰投資につながった」とイエレン氏は発言。それは同国の生産と雇用に貢献したが、「世界の他地域の業界は縮小を強いられた」と続けた。

  その上で、「今や太陽光発電や電気自動車(EV)、リチウムイオン電池のような『新しい』産業で過剰な生産能力が構築されている」と語った。演説の抜粋は米財務省が公表した。

  イエレン長官は、米中がハイレベル会合による外交を再開して以来2度目となる訪中を予定している。

イエレン米財務長官、4月に中国訪問-ポリティコ

原題:Yellen Sounds Alarm on China Roiling World With Industry Ramp-Up(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中

中国「一帯一路」、8兆円規模の支出履行できず-東南アジアへの援助 2024年3月28日 4:31 JSTブルームバーグ

2024-03-28 05:58:12 | 日記

中国「一帯一路」、8兆円規模の支出履行できず-東南アジアへの援助
Philip Heijmans
2024年3月28日 4:31 JSTブルームバーグ

約束したのは6年間で843億ドル、実際は296億ドルしか出せず
相手国の政情不安など影響、プロジェクト中止や縮小も

中国は巨大経済圏構想「一帯一路」に基づき東南アジア諸国に約束したインフラ支出について、その3分の1余りに相当する500億ドル(約7兆6000億円)超を履行できていないことが新たな報告で明らかになった。

  豪シドニーのシンクタンク、ローウィー国際政策研究所が27日に発表したリポートによれば、一帯一路は不安定な政情や世界的なエネルギーシフトといったさまざまな理由でとん挫。2015年から21にかけて東南アジアに支出した額は296億ドルにとどまったという。

  「不履行の理由としては、中国が巨大プロジェクトへの融資にほぼ限定していることが挙げられる。そうしたプロジェクトは遅延やその他問題を抱えやすいだけでなく、相手国の政情不安やステークホルダーとの意思伝達不足、深刻化する化石燃料プロジェクトの停滞などに見舞われている」とリポートは説明している。

  東南アジア諸国は経済成長の中国依存を高めながらも、そうした中国の覇権を阻止したい米国からの支援にも頼っており、2大経済国の間でバランスを取ろうとしている。

China Remains Southeast Asia's Top Infra Financing Partner

That despite failing to fulfil more than $50 billion in spending commitments between 2015 and 2021

Source: Lowy Institute

  報告書によれば、実際の支出額は公約された843億ドルに遠く及ばなかったものの、中国は依然として東南アジアのインフラ資金では最大のパートナーだ。不足額の半分以上は中止や縮小、あるいは進展が見込めなくなったプロジェクトが対象だという。

原題:China’s BRI Funding to SE Asia Falls Short by Over $50 Billion(抜粋)



最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中

FTSE、主要債券指数への韓国とインドの追加を見送り Hooyeon Kim、Ronojoy Mazumdar、John Cheng 2024年3月28日 5:37 JSTブルームバーグ

2024-03-28 05:55:46 | 日記

FTSE、主要債券指数への韓国とインドの追加を見送り
Hooyeon Kim、Ronojoy Mazumdar、John Cheng
2024年3月28日 5:37 JSTブルームバーグ

FTSEラッセルはグローバル債券指数への韓国の組み入れと、新興市場指数へのインドの追加を引き続き検討する「ウオッチリスト」に残すと発表した。両国の指数採用が再び少なくとも半年間先送りされる。

  FTSEは27日の発表文で、韓国国債市場の基準達成に向けた前向きな動きを引き続き注視していく考えを示した。

  また、インド国債市場へのアクセスしやすさの進展を認めた上で、同市場はまだ一定の基準を満たしていないと指摘した。



原題:FTSE Holds Off Adding South Korea, India to Key Bond Indexes(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中

米国株、ダウ反発し477ドル高 米景気楽観支え、引けにかけ上げ幅拡大 米国・欧州株概況 2024年3月28日 5:35

2024-03-28 05:48:01 | 日記
米国株、ダウ反発し477ドル高 米景気楽観支え、引けにかけ上げ幅拡大
米国・欧州株概況
2024年3月28日 5:35

【NQNニューヨーク=横内理恵】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比477ドル75セント(1.21%)高の3万9760ドル08セントで終えた。米景気の先行きに対する楽観が投資家心理を支え、相場全体の上昇に出遅れていたディフェンシブ株や景気敏感株などに買いが入った。引けにかけて上げ幅を拡大し、この日の高値圏で終えた。

ダウ平均は前日までの3営業日で約500ドル下げ、短期的な高値警戒感や相場の過熱感が和らいだ面があった。この日は特に目新しい取引材料はなかったが、「米連邦準備理事会(FRB)が年央にも利下げに転換し、米景気の底堅い成長が続くとの見方が買い安心感となっている」(シーミス・トレーディングのジョゼフ・サルッジ氏)との声があった。

引けにかけて上昇の勢いが強まった。四半期末を控えた持ち高調整や利益確定の売りが一巡した一方、運用成績をよく見せるための機関投資家による「お化粧買い」が入ったとみられる。今週は29日が聖金曜日で株式市場や債券市場が休場となる。3連休を前に市場参加者が少ないなか、値動きが大きくなった。

26日に米食品医薬品局(FDA)が新薬を承認したことを受けてメルクが買われた。相対的に割安感のある銘柄を中心に物色が活発で、インテルやキャタピラー、ボーイングなどの上昇が目立った。

半面、主要ハイテク株は高安まちまちだった。ダウ平均ではアップルやアマゾン・ドット・コムが上げた一方、セールスフォースが安い。ダウ平均の構成銘柄ではないがエヌビディアの下げも目立った。

27日の取引終了後にFRBのウォラー理事が講演する。2月には早期利下げに慎重な姿勢を見せており、発言内容に変化があるのかが注目されている。29日にはFRBが重視するインフレ指標である2月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表もある。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は前日比44.91ポイント(0.86%)高の5248.49で終え、21日以来、約1週間ぶりに最高値を更新した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比83.822ポイント(0.51%)高の1万6399.521で終えた。テスラやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が上げた。