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米国株、ダウ続伸し406ドル高 ハイテク株に買い ナスダックは3%超上昇 米国・欧州株概況2022年2月1日 6:38 (2022年2月1日 6:55更新)

2022-01-31 18:08:09 | 日記
米国株、ダウ続伸し406ドル高 ハイテク株に買い ナスダックは3%超上昇
米国・欧州株概況2022年2月1日 6:38 (2022年2月1日 6:55更新)

【NQNニューヨーク=川上純平】1月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前週末比406ドル39セント(1.2%)高の3万5131ドル86セントで終えた。朝方は米連邦準備理事会(FRB)による早期の金融引き締めを警戒した売りで下げて始まったが、間もなく上げに転じた。今年に入り下落が目立っていたハイテク株を中心に買いが入り、相場全体を押し上げた。前週末同様、取引終了にかけて上げ幅を広げる展開となり、年金基金の買いを指摘する声があった。
JPモルガンによると、2022年に入ってからの株価下落に伴い1月末の年金基金の(資産配分の)リバランスは大幅な株買いになるという。また、四半期決算の発表を終えたハイテク企業を中心に自社株買いの再開の動きが出ているとの見方があった。こうした買いでこれまで売りの持ち高に傾けていたヘッジファンドなどが買い戻しに迫られ、引けにかけては主要株価指数は一段と強含む展開だった。
顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやスマートフォンのアップル、ソフトウエアのマイクロソフトが上昇した。米長期金利が前週末の終値(1.77%)近辺で推移し割高感を意識した売りが出にくくなるなか、押し目買いを入れる動きが目立った。航空機のボーイングは5%上昇した。カタール航空から大型受注を獲得したと伝わったのを手掛かりに買われた。
FRBの金融引き締めによる景気減速への懸念は根強く、景気敏感株の一角は売られた。化学のダウは売られ、クレジットカードのビザも安い。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。前週末比469.310ポイント(3.4%)高の1万4239.883で終えた。一日の上昇率としては、21年3月9日以来の大きさだった。アナリストが投資判断を引き上げた動画配信のネットフリックスと電気自動車のテスラはともに11%上昇した。エヌビディアなど半導体株も総じて買われた。
1月のナスダック指数は1405ポイント(9.0%)下げた。月間の下落率としては新型コロナウイルスの感染拡大直後の20年3月(10.1%)以来の大きさだった。

「関西スーパー争奪戦」は始まりにすぎない!? 関西進出を狙う「オーケー」の恐るべき“実力” (ITmedia ビジネスオンライン) 2022/01/31 06:30

2022-01-31 18:08:09 | 日記
「関西スーパー争奪戦」は始まりにすぎない!? 関西進出を狙う「オーケー」の恐るべき“実力”
(ITmedia ビジネスオンライン)  
2022/01/31 06:30

 2021年、流通・小売り業界における最大のニュースは「関西スーパー争奪戦」でした。総合流通業のH2Oリテイリング(以下、H2O)と食品スーパー「オーケー」との間で繰り広げられた激戦。最終的にはH2Oに軍配があがりました。
 当事者の意思決定ですので最終的な結論に物申すつもりは毛頭ありませんが、客観的に見て「オーケーと一緒にならなくてよかったのか?」という疑問がふつふつと湧いてきました。普段、オーケーで買い物することが多い筆者は、その「売り場力」やビジネスモデルなどに他にはない圧倒的な強さを感じているからです。しかも業績も非常にいい優良小売業です。
 日本でEDLP(エブリデー・ロープライス)を定着させた第一人者であるオーケーの魅力を、小売り・サービス業のコンサルティングを30年間続けてきたムガマエ株式会社代表の岩崎剛幸が分析していきます。
34期連続増収企業
 今から15年ほど前、オーケーというスーパーが自宅の近所に出店すると聞いた時、私はピンときていませんでした。当時はまだ店舗数も少なく、「オーケー=EDLP(Every Day Low Price)」ぐらいしか知識がありませんでした。オープン直後に店に行くと、駐車場に入る車で長蛇の列。店内も大混雑していました。お客さんが大量の買い物をしている姿を見て、初めてオーケーの魅力を実感したのでした。私が住んでいるエリアは、大手スーパーや高級スーパーなども出店している都心立地の激戦地です。しかし、オーケーが出店すると競合店から顧客を吸引し、オーケーだけが繁盛していきました。今では同地区の一番店です。
 オーケーとは、一体どの程度の規模の会社で、どのような特徴があるのでしょうか。
 オーケーは21年度まで34期連続増収を続けています。コロナ禍で食品スーパー各社が売り上げを伸ばしましたが、同社はひと際大きく伸ばし、売り上げ5000億円を突破しました。他の優良スーパーと比較すると、売り上げの伸び率は18年度比で142%と特に目立っています。巣ごもり消費によって食品の売り上げが嵩上げされたこと以上の「何か」がオーケーにはありそうです。
オーケーの最大の強みはEDLP
 オーケーの経営方針は「高品質・Everyday Low Price」です。
 これは企業理念といってもいいほど同社の核となっているものです。
 高品質であり、かつEveryday Low Price(エブリデー・ロープライス)を徹底しようとしており、質と価格を保証する同社の志を表した表現です。
 EDLPとは、その日限りの目玉商品や特売価格を設定する代わりに、ほとんどの商品を毎日同じ低価格で販売するやり方のことです。米国の小売業最大手・ウォルマートの経営理念から生まれたもので、1980年代から使われてきた用語です。
 同社のEDLP導入も早く、86年にはEDLPを経営方針に加えています。そして2001年に経営方針を徹底するために特売チラシを廃止しました。オーケーは店内でチラシを配布することはあっても、他スーパーのように折込チラシを配布することは一切ありません。結果的に販促費がかからず、経費を抑えられます。なんと、同社の21年度販促費率は0.03%(20年度は0.07%)です。販促費がほとんどかかっていないのです。無駄な経費を徹底的に削り、その分を顧客に低価格・高品質という形で還元する。これがオーケーの最大の強みであるEDLPです。
 また、同社には「借入無しで年率20%成長の達成」という経営目標もあります。設定している目標が高いのですが、それに近い経営成績を毎年あげてきているところにオーケーのすごみがあります。創業者・飯田勧会長の慧眼(けいがん)とは、EDLPこそが小売業の生きる道と決意して、それを徹底することにあったといえます。
 さて、ここで同社の経営数値を、話題となった“関スパ争奪関係企業”と比較してみます。
 売り上げは、H2Oが7391億円とオーケーよりも大きくなっています。阪急・阪神百貨店なども傘下に持つ総合流通業ですから当然といえば当然です。
 売上総利益率も、H2Oは28.7%で、関スパの24.4%とオーケーの22.0%を上回ります。
 驚くのはここからです。販管費率は、オーケーが16.0%。一方、H2Oは29.3%、関スパは23.8%と大きく差がついています。オーケーはローコスト経営の会社といえます。
 結果的として、本業のもうけを示す営業利益率は、オーケーが6.0%あるのに対して、H2Oはコロナの影響もあってマイナス0.6%。営業損失の状態です。関スパは2.1%の利益を出しています。しかし、営業利益はオーケーが300億を超えている一方で、10分の1以下です。
 収益性ではオーケーがダントツに優れており、総合流通業であるH2Oをはるかに上回る高収益企業だといえるのです。
 オーケーの経営面における最大の特徴は、この経費率の低さにあります。実は、業界の大手企業と比較しても同社の経費率はダントツの低さであることが分かります。
 コストコは世界の流通小売り業の中でもダントツの販管費率の低さで有名です。ただ、オーケーの販管費率16.0%という数字は、食品スーパー業界の中では圧倒的な低さです。販管費が低いと利益も低くなるのが通常で、コストコも営業利益率は2.4%ですが、オーケーは6.0%です。イオン、セブン&アイ、関スパなどと比較しても大きな差があることが分かります。
 一方、オーケーの店舗は好立地を確保しており、家賃の高いところにも出店していますし、建物にもある程度の投資をしています。決して安普請ではありません。「必死で経費を削っている感覚は現場にはない」(飯田会長)といいます。
 オーケーは明らかに無駄な経費を抑えつつ、高い利益を上げ続ける会社です。そして、既存店の売り上げを確実に伸ばし、基本的に借金をせずに新規出店していける体力をつけています。結果的にキャッシュで1000億円以上(!!)を持つ企業になっています。
高効率経営のカギは?
 同社の高効率経営のカギはどこにあるのか。それは、次の生産性指標で見るとよく分かります。
 オーケーの最大の強みは何といっても売り場力にあります。1店舗当たりの売上高が高いのが特徴です。数字と売り場実態の両面から探っていきます。
(1):背の高い什器(じゅうき)で生産性を高める
 オーケーでは1店舗当たりの売り上げは年々上昇しており、21年度は40億円となっています。以前紹介した、埼玉の高収益スーパー「ヤオコー」の場合、1店舗当たりの売り上げが25億円ですから、ヤオコーの1.6倍です。立地や売り場面積も異なりますので単純比較はできませんが、オーケーの店舗効率は高いといえます。
 小売業の代表的な効率指標である、年間1坪当たり売上高(年坪≒坪効率)に換算すると800万円を超えています。日本の一般的な食品スーパーの坪効率が294万円ですから、2倍以上の効率です。高効率の代表格、コストコでさえ坪効率は740万7000円(20年時点)なので、オーケーの高効率ぶりが目立ちます。
 同社の売り場づくりには一つの特徴があります。什器の背丈が「高い」のです。新しい店舗では写真にあるような什器になっており、隣の売り場がまったく見えない高さです。什器最上段には在庫が陳列されています。飲料は冷やさずに売り、ギリギリの高さまで商品を積み込むことでバックヤード在庫を減らし、商品の回転率を上げる努力をしています。在庫だけを多く陳列しても客数が少なければ回転率が落ち商品鮮度が悪くなります。客数が読めるオーケーだからこそできる技といえるかもしれません。
(2):やりがいのある職場づくりで生産性を高める
 オーケーの店内では、同社のスタッフが品出しをしている場面によく出くわします。特にエンド商品はよく売れるので陳列棚が空いてしまうことがあります。そこに商品を追加投入して、営業時間内ギリギリまで棚が空っぽにならないように売り場を作ります。部門ごとの数値責任を明確にしていているからできることです。同社では、労働分配率40%以上を確保しています。若いうちの給料は低いようですが、部門責任者(チーフ)以上になって売り上げ予算を達成すると、通常の賞与に加え四半期ごとに特別賞与もでます。特別賞与の上限は年収の60%。年収1000万円の人なら、最大で1600万円まで稼ぐことができるという仕組みです。頑張れば頑張るだけ報われる仕組みによって、従業員がよく働く会社になっているのです。
(3):低価格と高品質をいつでも保証する
 オーケーはEDLPを徹底しています。他店で特売がある時は、その特売価格に合わせてオーケーの価格も変更。他店よりも安く設定します。
 単に特定商品の集中仕入でコストを抑えるということではなく、店頭の「ご意見カード」を活用して顧客が要望する商品を仕入れるようにもしています。
 また、「オネスト(正直)カード」も有名です。長雨が続くと野菜の品質は落ちますが、品薄になるため店頭価格が上がることはよくあります。その場合には、程度の悪い商品を高く値付けして売ることになります。これは、売り手目線の商売であり顧客に対して正直ではありません。このような時にオーケーでは「オネストカード」というPOPを売り場につけて、「長雨のため野菜の質が悪く高値となっています。天候の回復を待ってお買い上げください」と顧客に伝えます。こういったPOPは、青果売り場でよく見かけます。「高くても構わない」という人は購入しますし、オネストカード通りに買わない人もいます。顧客に事情を正直に伝えて、選んでもらうようにしているのです。
 こうした発想は全て、飯田会長の「嫌だなと思うことはしないこと」という根本的な考え方からきています。顧客に説明できないことはできるだけやめる。こうしたシンプルな顧客中心の発想がオーケーの根幹にあります。これが熱烈なファンを生んでいる理由です。
(4):ファンを増やし続けるオーケーの会員組織
 同社には「オーケークラブ」という会員組織があります。この会員組織に加入すると、現金払いの場合に食料品(酒類を除く)が3%相当額割引になります。入会時にかかるのはカード発行費用200円のみ。細かい個人情報を登録する必要はなく、居住地の郵便番号だけで入会できます。気軽に入れる会員組織ということもあり、すでに会員は593万人(21年3月時点)です。もともと安い上に、会員になるとさらに割引という特典はかなり強烈で、現金客が多いのも同社の特徴です。結果的にキャッシュレス決済比率をある程度抑えることができており、同社がカード会社へ支払うクレカ手数料も抑えることができます。
 オーケーの創業者・飯田勧会長の長兄は、父親の事業である岡永の後継者として活躍、次兄・飯田保氏は居酒屋「天狗」などを運営するテンアライドの創業者。五弟・飯田亮氏はセコム創業者というそうそうたる実業家一族です。父親が経営する酒問屋・岡永商店の小売部門として58年に東京の板橋にオープンさせたのがオーケーの始まり。オーケーという名前を命名したのは両親で、「発音が簡単で世界中どこでも同じという理由からつけた」という話を以前聞いたことがあります。
 何事もシンプルに、顧客にとって正直に商売をする会社はいつの時代もファンが増え、業績は後からついてくるのです。
 かつての関スパはスーパー業界のお手本でした。冷蔵ケースの導入や、鮮魚や精肉のパック販売によるセルフ販売方式の開発など、日本のスーパーの礎を作ってきた会社です。今後はオーケーのようなローコスト経営をモデルに、高収益型の経営を取り入れるべきではないでしょうか。
 オーケーはこれから関西地区にも出店を開始する予定です。関西地区の顧客争奪戦が始まります。関スパ争奪戦は序章に過ぎません。ここからが本当の勝負なのです。
(岩崎 剛幸)


日経平均大引け 続伸、284円高の2万7001円 国内株概況2022年1月31日 15:08

2022-01-31 15:22:07 | 日記
日経平均大引け 続伸、284円高の2万7001円
国内株概況2022年1月31日 15:08

31日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比284円64銭(1.07%)高の2万7001円98銭で終えた。2万7000円の節目を終値ベースで回復するのは3営業日ぶり。前週末の米ハイテク株高を支えにした買いが半導体関連などに広がった。海運株の上昇も目立った。半面、銀行や保険、陸運など景気敏感株の一角は下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

欧州へLNG船、脱ロシア依存へ7割増 衛星データ分析 【イブニングスクープ】 ウクライナ情勢 2022年1月28日 18:00 (2022年1月29日 7:20更新)

2022-01-29 16:46:54 | 日記
欧州へLNG船、脱ロシア依存へ7割増 衛星データ分析
【イブニングスクープ】
ウクライナ情勢
2022年1月28日 18:00 (2022年1月29日 7:20更新)

ロシアに天然ガスを依存する欧州が米国や中東からの代替調達に動いている。日本経済新聞社が船舶の位置を捕捉する衛星データを分析したところ、欧州海域では液化天然ガス(LNG)の運搬船が7割増えた。天然ガスの多くはロシアから陸路で輸入しており、ウクライナ問題で止まることを懸念しているためだ。過去最低水準にある天然ガスの在庫の減少を止め、どれだけ増やせるかは欧州のロシア戦略を左右する。

衛星データを分析したところ、欧州周辺海域(北海・バルト海・地中海・仏大西洋岸)を航行するLNG運搬船は1月に入って平均40隻と、2021年1月の24隻から7割増加した。1月26日時点では51隻だ。米国などから運んできたLNGを降ろすために待機する船が増えている。オランダのロッテルダム港・アムステルダム港周辺で滞留する日数は21年11月から急激に延びている。
ウクライナ情勢の緊迫とともに、アジア向けのLNG船が欧州に行き先を変更した例もある。20年11月上旬にアジア海域で活動していたLNG運搬船は110隻あまりだった。同じ船の活動状況を時系列で分析したところ、22年1月中旬には、このうち20隻超が北米や中東と欧州を結ぶ航路で活動していた。

欧州が懸命にLNGを調達するのは、ロシアからの供給が途絶すれば、発電量の2割を占める天然ガス火力が十分に稼働できなくなる恐れがあるためだ。欧州のガス在庫は26日時点で貯蔵能力の約40%と、データを遡れる11年以降の同じ日で最低を記録。過去5年平均に比べても16ポイントほど少なく、今冬中に枯渇しかねない。特に消費量の6割以上をロシアに頼るドイツは厳しい状況だ。
欧州の輸入はパイプライン経由が6~7割を占め、大部分はロシアが供給している。ロシアとドイツを結び、消費量の1割を供給できる新しいガスパイプライン「ノルドストリーム2」も、ウクライナ問題で稼働時期は見通せなくなった。パイプライン調達を海路に切り替え、分散を急ぐ。資源に関係する制裁はロシア経済への打撃になるが、資源を依存する欧州も死活問題だ。まずは、厳冬期のガス在庫の減少を食い止めることが対ロシア戦略で重要になる。

ただ1隻の輸送船が積めるLNGは7万トン前後で、欧州に到着する船が10隻増えても在庫を1%程度押し上げるにとどまる。「受け入れたLNGを気化して貯蔵施設に送り込む能力がすでに限界に近い」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構の白川裕調査役)との指摘もある。
ガスの産出国の能力にも限界がある。最大の天然ガス産出国である米国は昨年のLNG輸出が過去最高を記録したとみられる。さらなる輸出の伸びは見込みにくい。バイデン米大統領と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は28日、カタールなどの生産国から欧州向けのLNG調達を増やすよう共同で取り組むとの声明を発表した。ただカタールもアジア諸国などとの長期契約が多く、欧州に追加供給できる余力には乏しいとみられる。
日本はカタールなどからLNGを調達している。ある商社は「今まで目立たなかった欧州勢がアジアや中東などのスポット(随時契約)市場で調達先を増やしている」と打ち明ける。アジアのLNGスポット価格は今週に入り急反発している。
欧州の天然ガス価格は27日時点で1年前の4.6倍だ。ロシアは天然ガスの世界生産の2割弱を握る。供給の先行き不安から世界的にガスの調達競争が強まれば、価格がさらに高騰して電気料金やガス代を押し上げ、世界経済全体の逆風にもなりかねない。
(蛭田和也、朝田賢治)
【関連記事】
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【米国市況】S&P500種、20年6月以来の大幅高-荒れた1週間終了 Rita Nazareth 2022年1月29日 7:07 JST ブルームバーグ

2022-01-29 14:49:34 | 日記
【米国市況】S&P500種、20年6月以来の大幅高-荒れた1週間終了
Rita Nazareth   2022年1月29日 7:07 JST  ブルームバーグ                                    
28日の米株式相場は反発。S&P500種株価指数は2020年6月以来の大幅上昇で引けた。高インフレに対処するため米金融当局は積極的な行動を強いられるとの懸念はあるが、アップルが市場予想を上回る決算を前日に発表したことを受け、押し目買い狙いの資金が入った。今週は総じて相場変動の大きい展開が続いた。
  • 米国株は反発、S&P500種は20年6月以来の大幅高
  • 米国債は中期債中心に上げに転じる、10年債利回り1.78%
  • ドル指数は小幅高、週間では昨年6月以来の大幅上昇
  • NY原油、週間で6週連続高-100ドル回復との予想増える
  • 金スポット、週間で8月以来の大幅安-FOMCがタカ派姿勢で
  S&P500種は前日比2.4%高の4431.85。ダウ工業株30種平均は564.69ドル(1.7%)高い34725.47ドル。ナスダック総合指数は3.1%上昇で引けた。
                        
  S&P500種はこの日も上げ下げが比較的大きかったが、取引終了にかけて一気に上値を伸ばし、週間ベースでもプラスとなった。ハイテク株の比重が大きいナスダック100指数は前日比3%余り上昇。ただ、月間ベースではなお金融危機時の08年以来の大幅下落となる見通しだ。アップルは大幅高。決算は、同社がサプライチェーン危機の影響を抑えられたことを示した。
            
  アライのチーフ・マーケット・マネー・ストラテジスト、リンジー・ベル氏は、投資家の間では「最近のボラティリティーの大きさを見て、企業業績が市場を安定させてくれるのではとの期待がある」と指摘。「企業業績といった市場のファンダメンタルズが、中銀の政策変更やインフレへの懸念から注意をそらしてくれると投資家は期待している。ただ、ウォール街のトーンを変えるには明るいニュースが数多く必要かもしれない」と述べた。
  今回の決算発表シーズンでは、これまでに発表を終えた企業の約80%が予想を上回る業績を示している。 
  米国債相場は中期債主導で上げに転じた。2年債利回りは一時、今年に入って最も高い水準まで上昇していた。ニューヨーク時間午後4時40分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して1.78%。 
  外国為替市場では、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数が0.1%未満の上昇。週間ベースでは1.6%高と、昨年6月以来の大幅上昇となった。月末を控えたポートフォリオのリバランスが進む中でショートカバーも入った。
  ニューヨーク時間午後4時41分現在、ドルは対円で0.1%安の1ドル=115円21銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1151ドル。
            
  ニューヨーク原油先物相場は反発し、7年ぶり高値付近となった。週間ベースでは6週連続の上昇。堅調な需要を背景に、世界的に市場の需給が引き締まっていることが背景にある。
  供給の抑制が続く中、原油価格は1バレル=100ドルに戻るとの予想が相次いで示されている。加えて、ロシアのウクライナ侵攻の可能性を巡る懸念など地政学的リスクの高まりも原油高につながっている。
  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、前日比21セント(0.2%)高の1バレル=86.82ドルで終了。週間では2%の上昇。ブレント3月限はこの日、69セント高の90.03ドルで終えた。
  ニューヨーク金相場は3日続落。スポット相場は週間ベースで昨年8月以来の大幅安となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が今週の会合後にインフレ対応でより積極的なアプローチをとると示唆したことを受けて、米国債利回りが上昇したことが背景にある。
  スポット価格はニューヨーク時間午後2時32分現在、前日比0.7%安の1オンス=1784.90ドル。週間では2%超の下落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前日比0.5%安の1786.60ドルで終了した。
原題:Stocks Roar Back With Best Day Since June 2020: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Erase Declines, End Wild Week Mixed, Curve Flatter  (抜粋)
Dollar Heads for Biggest Weekly Advance Since June: Inside G-10(抜粋)
            
Oil Rises for Sixth Week as Growing Chorus Predicts $100 Price (抜粋)
Gold Heads for Biggest Weekly Loss Since August on Hawkish Fed(抜粋)