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日経平均が最高値更新、米利下げ期待や円安で-輸出関連や金融が高い 2024年3月21日 7:47 JST 更新日時 2024年3月21日 11:02 JSTブルームバーグ

2024-03-21 15:22:10 | 日記

日経平均が最高値更新、米利下げ期待や円安で-輸出関連や金融が高い
田村康剛、我妻綾
2024年3月21日 7:47 JST
更新日時 2024年3月21日 11:02 JSTブルームバーグ

21日の東京株式相場は大幅に続伸し、日経平均株価は取引時間中の史上最高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が2024年の利下げは3回との従来予想を据え置いたことで買い安心感が広がった。

  日本銀行がマイナス金利解除後も緩和姿勢を維持して円安が進み、自動車を中心に輸出関連株が上昇。半導体関連や、保険、銀行など金融株も値を上げている。

  ただ、日銀の植田和男総裁が国会答弁で予想物価上昇率が2%に向け上昇していく過程にあるなどと発言し、円安が一服する中で株価指数は伸び悩む場面もある。

東証株価指数(TOPIX)は前営業日比1.2%高の2782.88-午前10時39分時点
日経平均株価は1.2%高の4万0470円70銭
一時4万0748円77銭まで上昇、7日に付けた取引時間中の最高値4万0472円11銭を上回った

市場関係者の見方

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長

為替市場で一時151円台まで円安が進んだこともあり、輸出関連銘柄に買いが入っている
実質賃金もマイナスであることなどから、日銀は低金利環境を維持せざるを得ず、緩和状態が続くことは日本株にとってはしばらくプラスだ

野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト

FOMCで景気の見通しが引き上げられた一方で、市場への影響が大きい金利見通しはほぼ変更がなく安心感が広がった
日銀の急激な利上げはないとみられることから、日本の長期金利についても大きく見方を変える必要はない

インサイト

東証33業種中29業種が上昇、パルプ・紙が上昇率トップ、海運が下落率首位
MSCIアジア太平洋指数は1.7%高
TOPIXは年初来で18%上昇、MSCIアジア太平洋指数は5%上昇
TOPIX構成銘柄は今後1年間の予想利益の16倍で取引されている

背景

FOMC、今年予想する利下げ回数3回で維持-2025年予想は減少
日銀は追加利上げ迫られる可能性、10月や7月の観測浮上-日経
ドル・円相場は1ドル=150円台半ばで推移、前営業日の日本株終値時点は150円31銭
前日の海外市況はこちらをご覧ください

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昨年末の個人金融資産、過去最高=2141兆円、株価上昇で―日銀 2024/03/21 10:56時事通信

2024-03-21 14:33:17 | 日記
昨年末の個人金融資産、過去最高=2141兆円、株価上昇で―日銀
2024/03/21 10:56時事通信

 日銀が21日発表した2023年10〜12月期の資金循環統計(速報)によると、12月末時点で個人(家計部門)が保有する金融資産の残高は前年同月末比5.1%増の2141兆円だった。好調な企業業績などを背景に株価が上昇し、5四半期連続で過去最高を更新した。一方、昨年末時点の日銀による国債(国庫短期証券を除く)の保有割合は53.78%だった。

 個人金融資産の内訳は、現金・預金が冬のボーナスの増加などを背景に1.0%増の1127兆円と過去最高を更新。また、株価上昇を受け、投資信託が22.4%増の106兆円、株式等が29.2%増の276兆円と、いずれも大幅に増加し過去最高となった。保険は0.7%増の381兆円。円安進行で外貨建て保険が押し上げた。 

米債務水準、30年後に1.6倍 財政危機の恐れ警告 議会予算局 3/21(木) 5:52配信 時事通信

2024-03-21 12:29:59 | 日記
米債務水準、30年後に1.6倍 財政危機の恐れ警告 議会予算局
3/21(木) 5:52配信
時事通信

 【ワシントン時事】米議会の超党派機関、議会予算局(CBO)は20日、30年後の2054年度に債務の国内総生産(GDP)比率が166%と、24年度(99%)から約1.6倍に膨れ上がるとの長期見通しを公表した。

 29年度に第2次世界大戦直後の水準を上回り、過去最悪となった後も、債務拡大が続くと見込んだ。

 CBOは「債務が増加し続ければ、財政危機の可能性は高まる」と警告。米国債の信用が低下し、価格が急落すれば、金融危機を引き起こしかねず、「米国は国際金融システムの中心なので、世界に波及する」と警鐘を鳴らした。

 CBOによると、長期的な債務膨張の要因は、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに伴う金利上昇で国債利払い負担が増えることや、財政赤字の持続だ。金利コストは54年度までにGDP比で倍以上になるという。

 CBOは「債務増大は経済成長を圧迫し、外国の国債保有者への利払いを増やす」などと指摘。経済対策や国防などで「議員らが選択肢の制約を感じることになりかねない」と訴えた。 

20日の海外市場 NYダウ最高値、米利下げ維持で買い Market Morning Briefing 2024年3月21日 7:08

2024-03-21 08:15:36 | 日記
20日の海外市場 NYダウ最高値、米利下げ維持で買い
Market Morning Briefing
2024年3月21日 7:08

株式

ニューヨーク株式市場でダウ工業30種平均は3日続伸し、前日比401ドル37セント(1.02%)高の3万9512ドル13セントで終えた。2月23日以来、1カ月ぶりに最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を5.25〜5.5%に据え置いた。年末に向けた利下げ姿勢が変わらなかったことから、主力の景気敏感株を中心に買い安心感が広がった。ボーイングやスリーエム、ダウが上昇した。

ナスダック総合株価指数やS&P500種株価指数も最高値を更新した。
債券

ニューヨーク債券市場で長期債相場は続伸した。長期金利の指標となる表面利率4.000%の10年物国債利回りは前日比0.02%低い(価格は高い)4.27%で終えた。FRBが20日まで開いたFOMC後に公表した参加者の政策金利見通しやパウエルFRB議長の記者会見を受け、FRBが6月か7月に利下げを開始するとの観測が強まった。金融政策の影響を受けやすい2年債を中心に買いが入った。
為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は7日続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=151円20〜30銭で取引を終えた。一時は1ドル=151円82銭と、2023年11月以来ほぼ4カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。今週の日米の中央銀行による金融政策の公表を受け、日米の金利差が開いた状況が続くと見込んだ円売り・ドル買いが優勢だった。
商品

ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比1.79ドル(2.1%)安の1バレル81.68ドルで取引を終えた。前日に期近物としておよそ5カ月ぶりの高値を付けた後で、利益確定売りが優勢となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比1.3ドル(0.1%)高の1トロイオンス2161.0ドルで取引を終えた。FOMCの結果公表を控え、様子見の雰囲気が強く、方向感に乏しかった。
ワンポイント

FRBは20日開いたFOMCで政策金利を5会合連続で据え置きました。経済見通しでは年内3回としていた利下げ予想を維持し、時間をかけて金融引き締めからの転換を判断する従来通りの姿勢を強調しました。一方、雇用や物価の指標が市場予想を上回る強さを示す中で、FOMC参加者は物価上昇率の見通しを上方修正するなどの調整もしています。利下げの時期についてはなおじっくり経済動向を見極めることになります。

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FOMC、今年予想する利下げ回数3回で維持-2025年予想は減少 2024年3月21日 3:08 JST 更新日時 2024年3月21日 5:53 JSTブルームバーグ

2024-03-21 07:18:34 | 日記

FOMC、今年予想する利下げ回数3回で維持-2025年予想は減少
Steve Matthews
2024年3月21日 3:08 JST
更新日時 2024年3月21日 5:53 JSTブルームバーグ

パウエル議長、バランスシートのランオフ減速「かなり早期」に
FOMC、2024年の経済成長率とコアインフレの予測中央値引き上げ



米連邦公開市場委員会(FOMC)は、2024年の利下げについて0.25ポイントを3回という従来予想を据え置いた。一方で25年については、最近見られるインフレの上振れを踏まえて予想する利下げの回数を減らした。

  FOMCは3月19-20日に開催した定例会合で、主要政策金利を据え置くことを決定した。決定は全会一致。金利据え置きは5会合連続となる。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは5.25-5.5%。2020年3月以来となる利下げに今年踏み切る方針に変わりがないことを示唆したが、FOMC参加者の予測中央値によれば、25年の利下げ回数については3回と、昨年12月時点での4回から減少した。

FOMC声明:雇用の伸びは強さ維持、インフレ依然として高水準

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は会合後の記者会見で、5月ないし6月のFOMC会合で政策金利を引き下げるのかとの質問に対し、直接的な回答は避け、初回利下げは「年内のある時点」になる可能性が高いという従来の発言を繰り返した。

  インフレの上振れを示す最近のデータについては特に重大視しない姿勢を示し、「われわれがその確信に達し利下げが実施されるという認識を、大半の人が抱いている可能性はなお高い」と述べた。

  パウエル氏はまた、データは利下げ開始に対するFOMCの慎重なアプローチを裏付けているとし、インフレが目標の2%に向かっていることを示すより多くの証拠を当局者らは目にしたいと考えていると加えた。

  今回の声明は1月とほぼ同内容で、「委員会はインフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信を強めるまで、誘導目標レンジの引き下げが適切になるとはみていない」とのガイダンスを維持した。
バランスシート

  声明はバランスシートに関して、毎月最大950億ドル(約14兆4000億円)の縮小を継続する方針を改めて示した。FOMCは今回の会合でのバランスシートに関する議論を予定していた。ダラス連銀のローガン総裁など一部当局者は、圧縮のペース減速がいずれ必要になるとの見解を示している。

  パウエル議長は記者会見で、バランスシートについては縮小ペースを「かなり早期」に減速させるのが適切だろうと述べた。

  議長は「ランオフ(償還に伴う保有証券減少)のペースを減速させるという判断はバランスシートの縮小を意味しないが、より漸進的に最終的な水準へ近づくことが可能になる」と指摘。「特にランオフのペース減速で円滑な移行が確実になり、短期金融市場がストレスを抱える可能性が低下する」と述べた。

  FOMCは2022年3月からFF金利の誘導目標を5ポイント以上引き上げてきたが、当局者らはこれまで、インフレの抑制を確信するまで利下げを急がない考えを強調している。

  パウエル議長は今年早期のインフレ指標が予想を上回ったことについて、物価上昇ペースの鈍化は「時として起伏の多い道」を進むという認識を変えるものではないと指摘した。

  議長は「起伏の多い道のりになる」とし、「われわれは一貫してそう述べてきた。今はでこぼこ道を通過中だ」と説明。「この問題に慎重なアプローチで臨んでいるのはそのためだ」と付け加えた。
金利・経済予測

  FOMC参加者の予測中央値ではFF金利が24年末までに4.6%に達するとされているが、参加者の個々の予想は割れている。ドットプロット(金利予測分布図)では、年内に0.25ポイントの利下げが3回実施されると10人が予想した一方、2回以下と予想した当局者も9人いた。

The Fed's March Dot Plot
ドットプロット(金利予測分布図、3月会合時点)
出所:FRB

  当局者らは予測があらかじめ決まった計画を示すものではないと強調しており、個々の予想は今後入手するインフレと労働市場のデータによって変化すると説明している。

  今回の予測ではまた、長期における金利水準の予想が若干上向きに修正され、中央値は2.6%と、従来の2.5%から引き上げられた。

  また24年のインフレと経済成長に関する予測にも変化が見られた。基調的インフレ率については2.6%と従来予想(2.4%)から引き上げ、成長率についても2.1%と従来予測(1.4%)から引き上げられた。24年の失業率については4%と、従来予測(4.1%)から若干引き下げられた。

FOMCメンバーによる 2024年経済予測: (表)

原題:Fed Signals Three Cuts Still Likely, Despite Inflation Uptick(抜粋)
(ハウエル議長の発言を追加し、更新します)

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