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米国株、ダウ反落 連邦債務問題や供給網の混乱が重荷 米国・欧州株概況2021年10月1日 5:12 (2021年10月1日 5:18更新)

2021-09-30 21:48:44 | 日記
米国株、ダウ反落 連邦債務問題や供給網の混乱が重荷
米国・欧州株概況2021年10月1日 5:12 (2021年10月1日 5:18更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比546ドル80セント安の3万3843ドル92セント(速報値)で終えた。買い先行で始まったがほどなく売りに押され、午後にかけて下げ幅を拡大した。米連邦債務の上限問題やサプライチェーン(供給網)の混乱、インフレ加速など悪材料がくすぶり、市場心理の重荷となった。四半期末とあって、手じまい売りも出やすかったとの指摘もあった。

ダウ平均は9月月間では4.3%安で終えた。月間で下げるのは6月以来で、下落率は昨年10月以来の大きさとなった。

新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした供給網の混乱が響き、10月中旬から発表が本格化する米主要企業の2021年7~9月期決算の下振れが警戒されている。30日は年末商戦に向けて商品の仕入れが停滞するとの見方から、アパレルやスポーツ用品、百貨店など幅広い小売り株に売りが広がった。ダウ平均の構成銘柄ではドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスとホームセンターのホーム・デポの下げが目立った。

連邦政府の債務上限問題を巡る与野党交渉の難航も相場の重荷となった。米上下両院は30日、12月初旬までのつなぎ予算を可決した。バイデン大統領の署名を経て成立する。ただ、つなぎ予算が成立しても、債務上限問題で合意しなければ米国債が初の債務不履行に陥りかねない。与野党の対立が続く中、インフラ投資法案の成立も難しくなるとの思惑を誘った。
資本財株が売られ、建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)、航空機のボーイングが安い。


NY株ハイライト 米金利上昇一服に鈍い反発力 9000億ドル超の信用買いが重荷 米国・欧州株概況2021年9月30日 7:03 (2021年9月30日 7:18更新)

2021-09-30 21:48:44 | 日記
NY株ハイライト 米金利上昇一服に鈍い反発力 9000億ドル超の信用買いが重荷
米国・欧州株概況2021年9月30日 7:03 (2021年9月30日 7:18更新)

【NQNニューヨーク=張間正義】29日は米株式相場の上値の重さが目立った。米長期金利の上昇一服を好感し、急落していた主力ハイテク株を中心に買いが先行した。だが、9000億ドルを超えて買い残高が過去最大に膨らんだ信用取引を手掛ける投資家による「やれやれの売り」が相場の重荷となっているようだ。

29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比90ドル(0.3%)高の3万4390ドルで終えた。上げ幅は一時280ドルに達したが、取引終了にかけて伸び悩んだ。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落するなどアップルやアマゾン・ドット・コムといった主力ハイテク株の失速が相場の上値を抑えている。

米長期金利は28日に一時1.56%をつけ、8月末から約1カ月で0.25%水準を切り上げていた。今年の最高水準をつけた3月30日(1.77%)までは1カ月間で0.36%急上昇しており、最近の動きは半年前と比べて上昇ペースが鈍く、水準も低い。それでも、ゴールドマン・サックスのライアン・ハモンド氏は「足元の経済状態での長期金利の上昇は半年前と異なり株価にマイナスだ」とみる。

半年前は新型コロナウイルスのワクチン普及や巨額の財政政策に伴い、景気回復ペースが加速するなかで長期金利も上昇していた。そのため、2月後半から3月中旬にかけてリスク資産の価格に影響しやすい10年物の実質金利がマイナス幅を約0.5%縮小するなかでも株式相場の下押し圧力は限られた。

だが、足元では世界景気の回復ペースが鈍化するとの見方が強まっている。ゴールドマンも今週に入り、中国の経済成長率見通しを引き下げた。米景気にも先行き不透明感が強まるなかで長期金利は上昇が続いており、この1カ月で10年の実質金利のマイナス幅は0.25%程度しか縮まっていないが、株価への悪影響は今回の方が大きいとみる。

米金融取引業規制機構(FINRA)によると、マージンデット(証拠金債務)と呼ばれる信用買い残は8月末時点で9115億ドルと過去最高だった。2020年3月以降で初めて減少した7月から信用買いは再び大きく増えており、投資家が上昇相場に乗って借金での買いを膨らませてきた様子がわかる。
米株式相場がコロナ禍での安値をつけた昨年3月からほぼ倍となり、国内総生産(GDP)比でも4.4%と過去最高水準に高まっている。しかし、とりわけ信用買いが多いとされるアルファベットやアップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトの「GAFAM」株は足元で株価のトレンドを示す主要な移動平均を下回ってきており「相場全体の下げにつながる」(米国株トレーダー)との声もある。
今年に入り14%上昇してきた主要ハイテク株で構成するナスダック100指数をみても変化の芽が出ている。ビデオ会議システムのズーム・ビデオ・コミュニケーションズやバイオ製薬のバイオジェンなど構成銘柄の約2割は既に過去1年(52週)の高値から20%あまり下落し、弱気相場入りしている。相場が一段と下がれば損失覚悟の売りが出やすく、反発しても戻り待ちの売りが上値を抑える可能性は高い。
9月は多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数が月間で8カ月ぶりに下落する公算が大きく、上昇の勢いは息切れしつつある。そんななかで相場がある水準を下回れば、信用買いを手掛ける投資家が雪崩式に逃げ出す可能性もある。
S&P500種は終値ベースでは過去220営業日以上にわたって直近の高値から5%の下落が発生していない。足元では2日の過去最高値(4536.95)から5%安の水準は4310.10にあたる。この水準を下回れば相場の下げが加速するとみる投資家もおり、米株式市場は正念場を迎えている。

海外勢、中長期債の売越額9カ月ぶり規模に 円安圧力に グローバルマーケット 2021年9月30日 20:05

2021-09-30 21:46:10 | 日記
海外勢、中長期債の売越額9カ月ぶり規模に 円安圧力に
グローバルマーケット
2021年9月30日 20:05

財務省が30日発表した対外・対内証券売買契約によると、海外勢は19~25日に日本の中長期債を2兆4067億円売り越した。売り越しは5週間ぶりで規模は2020年12月以来9カ月ぶりの高水準となった。世界的な金利上昇への懸念が強まるなか、国債の大量償還を受けた資金が再投資に回らなかったとみられる。

日本の長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは前週、小幅に上昇した。8月までの金利低位安定をもたらしてきた海外勢の国債買いが一服したことが金利上昇につながった。同期間に円相場は1円ほど円安・ドル高に振れており、四半期末を前に中長期債の売却に伴う海外勢の円売りが膨らんだ。

ただ海外勢の国内債券売りが今後も続くとみる市場関係者は少ない。岡三証券の鈴木誠債券シニア・ストラテジストは「価格変動が小さい日本国債の安全資産としての需要は引き続き強い」として、海外勢の買い越し傾向は今後も続くと指摘している。

中国恒大、米ドル債の利払い再び見送り 理財商品は10%支払い グローバルマーケット 2021年9月30日 17:26 (2021年9月30日 18:11更新)

2021-09-30 21:30:04 | 日記
中国恒大、米ドル債の利払い再び見送り
理財商品は10%支払い
グローバルマーケット
2021年9月30日 17:26 (2021年9月30日 18:11更新)

【香港=ナラヤナン・ソマスンダラム、上海=土居倫之】中国の不動産大手、中国恒大集団が欧米市場で発行した米ドル債の利払いを再び見送ったことがわかった。恒大の米ドル債投資家2人が明らかにした。同社は29日に米ドル債の金利5000万ドル弱の支払期限を迎えていた。一方、個人向け投資商品は元本の10%を30日に支払ったと発表した。

恒大の広報担当はドル建て債の利払いの有無について「把握していない」とした。恒大は23日の米ドル債の利払いも見送った。いずれも公式に債務不履行(デフォルト)と認定されるまで利払い日から30日間の猶予期間がある。

恒大は29日、傘下の地方銀行、盛京銀行の株式19.93%を約99億元(約1700億円)で売却すると発表した。ただこの売却代金は盛京銀に対する債務の返済に充てるよう銀行側が要求しており、利払いに充当できないもようだ。

一方、恒大は30日、グループ傘下の恒大財富の投資商品のうち、9月に満期が到来した分については元本の10%を投資家の口座に振り込んだと発表した。同商品は焦げ付き懸念から投資家が広東省深圳市の恒大本社ビルに押し寄せて抗議する事態となっていた。

格付け会社フィッチ・レーティングスは29日、恒大をダブルCからシングルCに格下げした。信用不安の高まりで恒大は本業の住宅事業が不振に陥っており、1兆9665億元(約34兆円)にのぼる負債圧縮の道筋は見えていない。

日経平均大引け 続落し91円安、中国PMI悪化で売り 国内株概況2021年9月30日 15:07

2021-09-30 06:12:48 | 日記
日経平均大引け 続落し91円安、中国PMI悪化で売り
国内株概況2021年9月30日 15:07

30日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比91円63銭(0.31%)安の2万9452円66銭で終えた。中国国家統計局と中国物流購入連合会(CFLP)が発表した9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が悪化したのを材料に売りが広がり、下げ幅は一時200円を超えた。日経平均の銘柄入れ替えのリバランス(資産配分の調整)に伴う売りも重荷だった。
半面、国内経済の正常化期待が根強く、上げに転じる場面もあった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕