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【米国市況】株続伸、銀行懸念を好決算が打ち消し-1ユーロ150円付近 2023年4月29日 5:56 JST 更新日時 2023年4月29日 6:19 JST ブルームバーグ

2023-04-30 06:03:45 | 日記

【米国市況】株続伸、銀行懸念を好決算が打ち消し-1ユーロ150円付近
Jennifer Bissell-Linsk、Vildana Hajric
2023年4月29日 5:56 JST 更新日時 2023年4月29日 6:19 JST ブルームバーグ

円下落、対ドル一時136円56銭-対ユーロでは2008年以来の安値
PCEコア価格指数や雇用コスト指数、追加利上げの論拠強める



28日の米株式相場は続伸。地銀やインフレを巡る懸念はあるものの、力強い企業決算に支えられた。
株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 4169.48 34.13 0.83%
ダウ工業株30種平均 34098.16 272.00 0.80%
ナスダック総合指数 12226.58 84.34 0.69%

  エクソンモービルやインテルなどの決算が予想を上回ったことが好感された。両社は1.3%と4%それぞれ上昇。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のバー副議長(銀行監督担当)がシリコンバレー銀行(SVB)の破綻を受けた検証で、米金融機関を監督する方法を徹底的に見直すよう呼び掛けると、株価は伸び悩む場面も見られた。

FRB、金融機関監督の徹底的見直し呼び掛け-SVB破綻の検証 (1)

  ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は0.7%高。一方、アマゾン・ドット・コムは4%安。同社はクラウドコンピューティング部門の売り上げの伸び減速を明らかにした。ファースト・リパブリック・バンクは43%急落。連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれる可能性が高いとのCNBC報道が影響した。引け後にロイター通信は関係者情報として、FDICがファースト・リパブリックを管理下に置く準備をしていると報じた。

  シティ・リサーチのマネジングディレクター、スコット・クロナート氏は「S&P500種構成銘柄の半数強が決算を発表したが、業績は予想と比べて底堅いようだ」と指摘。「通期に関する数字や修正はここ最近安定してきた。問題は引き続きセンチメントとポジション動向だ」と述べた。

  この日発表された3月の米個人消費支出(PCE)統計で、食品とエネルギーを除いたPCEコア価格指数は2カ月連続で前月比0.3%上昇。前年同月比では4.6%上昇した。

米PCEコア価格、根強いインフレ示唆-5月利上げの論拠強まる (2)

  INGファイナンシャル・マーケッツのパドライク・ガービー氏は「インフレは一様に定着しているようであり、それがなおも問題だ。今後数四半期に利下げ段階に入るという見方に市場があまり気乗りしないのはそのためだ」とリポートで指摘した。
米国債

  米国債は上昇。ファースト・リパブリック株急落などを受けて、リスク回避の買いが入った。ただ、この日はPCE価格指数に加えて、米雇用コスト指数でも根強いインフレ圧力が示唆され、追加利上げの観測が高まっている。

  1-3月(第1四半期)の米雇用コスト指数は前期比1.2%上昇。市場予想は1.1%上昇だった。

米雇用コスト指数、1-3月に伸び加速-追加利上げの観測強まる (2)
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 3.68% -7.5 -1.99%
米10年債利回り 3.43% -9.5 -2.69%
米2年債利回り 4.01% -6.2 -1.52%
米東部時間 16時53分

  TDセキュリティーズの金利戦略グローバル責任者プリヤ・ミスラ氏は「雇用コスト指数が堅調となったことから、米金融当局への利上げ圧力は続くだろう」と指摘。「パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はこれまでに、賃金インフレを示す最善の指標に雇用コスト指数を挙げている。賃金インフレはサービスのコアインフレを押し上げるだろう」と話した。

  みずほセキュリティーズのドミニク・コンスタム氏はこの日の相場上昇について、「月末絡みの動きや、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合に備えてポジションをスクエアにする動き」に関連していると解説した。
外為

  外国為替市場では円が大幅に下落。対ユーロでは2008年以来の安値を付け、1ユーロ=150円近辺。対スイス・フランでは1979年以来の安値に下げた。日本銀行が金融政策の現状維持を決め、緩和策を続ける方針を示したことが背景。

  円は対ドルでは一時1.9%安の1ドル=136円56銭を付けた。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1226.82 1.36 0.11%
ドル/円 ¥136.28 ¥2.31 1.72%
ユーロ/ドル $1.1017 -$0.11 -0.10%
米東部時間 16時54分

  日銀の植田和男総裁は政策会合後の記者会見で、先行きの金融政策運営について、「引き締めが遅れて2%を超えるインフレ率が持続するリスクよりも、拙速な引き締めで、2%を実現できなくなるリスクの方が大きい」と指摘した。

金融政策変更、多角的レビュー期間でも必要なら実行-日銀総裁 (3)
原油

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。リスクオンのセンチメントで商品全般が買われる中、約4週間ぶりの大幅上昇となった。ただ、週間ベースでは2週連続で下落した。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を5月第1週に控え、多くのトレーダーは今週、ポジションを一方向に大きく傾けるのを避けた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は、前日比2.02ドル(2.7%)高の1バレル=76.78ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は1.17ドル高い79.54ドル。同限月はこの日が最終取引日だった。北海ブレント7月限は2.11ドル(2.7%)上昇し、80.33ドルとなった。


  ニューヨーク金相場は小幅に上昇。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前日比10セント高の1オンス=1999.10ドルで引けた。スポット価格はニューヨーク時間午後4時3分現在、31セント高の1988.09ドル。

原題:Strong Earnings Lift Stocks as Bank Concerns Loom: Markets Wrap(抜粋)


(ファースト・リパブリックについて最新情報を追記。更新前の記事では、表のS&P500種株価指数の前日比を訂正済みです)

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米国株、ダウ続伸し272ドル高 景気懸念和らぎ2カ月半ぶり高値 ナスダックは昨年9月以来の高値 米国・欧州株概況 2023年4月29日 5:49 (2023年4月29日 5:59更新)

2023-04-29 07:42:07 | 日記
米国株、ダウ続伸し272ドル高 景気懸念和らぎ2カ月半ぶり高値 ナスダックは昨年9月以来の高値
米国・欧州株概況
2023年4月29日 5:49 (2023年4月29日 5:59更新)

【NQNニューヨーク=矢内純一】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比272ドル00セント(0.8%)高の3万4098ドル16セントで終えた。およそ2カ月半ぶり高値。午前発表の経済指標が市場予想を上回り、米国景気の先行きへの懸念が和らいだ。半導体のインテルが上昇するなど、決算内容が好感された銘柄の上昇も支えとなった。

午前発表の4月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が前月比4.8ポイント改善の48.6と市場予想(43.5)を大きく上回った。4月のミシガン大学の消費者態度指数も前月から改善し、米景気の底堅さが意識された。

市場では、「大手ハイテク企業の一部など決算発表内容が市場予想を上回るものが目立ち、市場に買い安心感が広がっている」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との声が聞かれた。

ダウ平均は安く始まった。朝発表の3月の個人消費支出(PCE)価格指数は食品とエネルギーを除くコアの前月比の上昇率が0.3%と市場予想と一致した。賃金インフレの動向をみる上で重要な1~3月期の雇用コスト指数は前の四半期に比べ1.2%上昇し、市場予想(1.0%)を上回った。インフレ圧力の根強さが意識され、持ち高調整売りが先行した。

映画・娯楽のウォルト・ディズニーやクレジットカードのビザなどの消費関連株、建機のキャタピラーや化学のダウといった景気敏感株が買われた。一方、IT(情報技術)のIBMや決算を発表したバイオ製薬のアムジェンが下げた。

ダウ平均は4月に月間で2.5%上昇した。上昇は2カ月連続で、1月以来の上昇率となった。

地域銀行のファースト・リパブリック・バンクは再び急落し、43%安だった。米金融当局が複数の金融機関やファンドと救済策を検討していると伝わり、投資家の不安が広がった。ただ、相場全体に与える影響は限られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。前日比84.346ポイント(0.7%)高の1万2226.584で終え、2022年9月以来の高値となった。電気自動車のテスラと半導体のエヌビディアが上昇した。一方、ネット通販のアマゾン・ドット・コムは4%安。前日発表の23年1~3月期決算で売上高と1株利益が市場予想を上回ったが、クラウド事業の減速が重荷となった。

東証大引け 続伸、8カ月ぶり高値 日銀「緩和維持」で一段高 国内株概況 2023年4月28日 15:29 (2023年4月28日 15:35更新)

2023-04-28 22:28:29 | 日記
東証大引け 続伸、8カ月ぶり高値 日銀「緩和維持」で一段高
国内株概況
2023年4月28日 15:29 (2023年4月28日 15:35更新)

28日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸した。終値は前日比398円76銭(1.40%)高の2万8856円44銭と、18日に付けた2万8658円を上回って年初来高値を更新した。2022年8月19日(2万8930円)以来8カ月ぶりの高値となる。前日の米株式相場の大幅上昇を受けて投資家がリスク選好を強め、幅広い銘柄に買いが先行した。日銀が現行の金融緩和策の維持を決めると先物主導で一段高となり、大引け間際には上げ幅を400円超まで拡大する場面もあった。

前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が500ドル超上昇するなど主要な株価指数が急伸した流れを引き継いだ。23年1~3月期の米国内総生産(GDP)で景気の底堅さが確認されたとの見方も、日本株相場の支えとなった。

日銀は28日まで開いた金融政策決定会合で、現行の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の維持を決定した。また、金融緩和政策について、1年から1年半程度かけての多角的なレビュー実施を発表したことから、市場では「レビュー中は金融政策の大転換をしづらく、正常化は遠のいた」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミスト)との受け止めが広がり、外国為替市場では円安が進行。株式市場では買いが一段と優勢になった。

東証株価指数(TOPIX)は続伸し、前日比24.97ポイント(1.23%)高の2057.48で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で3兆7751億円と、3月14日(3兆9041億円)以来の高水準だった。売買高は15億8744万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1659と、全体の9割を占めた。値下がりは155、変わらずは21銘柄だった。

東エレク、ソフトバンクグループが買われた。トヨタ、日産自が高かった。キッコマンの上げも目立った。一方、信越化、キーエンスが売られた。三菱UFJ、三井住友FGも安かった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたい厳選ニュース 2023年4月28日 6:01 JST ブルームバーグ

2023-04-28 06:21:42 | 日記

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたい厳選ニュース
森 茂生
2023年4月28日 6:01 JST ブルームバーグ

米GDP減速、SMBCがジェフリーズの経済持ち分引き上げへ
クレディSバンカーに追い打ち、独が対中輸出制限協議、FRB議長



米テレビ司会者のジェリー・スプリンガー氏が27日に79歳で亡くなったと、複数の米メディアが報じました。同氏が司会を務め27年間続いたトーク番組「ジェリー・スプリンガー・ショー」は、出演者による放送禁止用語も飛び交う口論や取っ組み合いのけんかで知られ、一部視聴者から批判があった一方、高視聴率も記録。米国民の「guilty pleasure(後ろめたいけれど、つい夢中になってしまう楽しみ)」だったとAP通信は表現しています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

予想以上に減速

1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.1%増と、前期(2.6%増)から減速。市場予想(1.9%増)も下回った。個人消費が3.7%増(前期1%増)に加速した一方、設備投資は低調で、在庫も縮小した。金融当局が注目する個人消費支出(PCE)価格指数は、総合が前期比年率4.2%上昇。食品とエネルギーを除くコアは4.9%上昇と市場予想を上回り、1年ぶりの高い伸びとなった。

最大15%まで引き上げへ

三井住友フィナンシャルグループ(FG)は、傘下の三井住友銀行(SMBC)が米ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループの経済持ち分を引き上げると発表した。戦略的資本・業務提携を深め、米国でのコーポレート・インベストメントバンキング(CIB)事業を強化する。発表によると、同行は現在、発行済み普通株式の約4.5%を保有しており、最終的に、普通株式と優先株を合わせた経済持ち分を希薄化後ベースで最大15%まで引き上げる予定。

追い打ち

クレディ・スイス・グループは、無価値となったその他ティア1債(AT1債)に連動することになっていた繰り延べ賞与の価値もゼロになると、従業員に伝えた。決定について説明を受けた複数の関係者によると、2022年末時点で3億6000万スイス・フラン(約540億円)相当だった繰り延べ賞与の価値は消失した。株式報酬の価値が急減し、賞与の一部が政令によって削減または取り消された上級バンカーにとって、さらなる打撃となる。

独が対中輸出制限を協議

ドイツは半導体の製造で使用される化学品を対象に、中国輸出を制限することを協議している。ショルツ政権は先端半導体の製造に必要な部材やサービスに対し、中国のアクセスを断ち切る措置を話し合っており、輸出制限案もこの措置に含まれている。事情に詳しい関係者が明らかにした。この措置が講じられれば、製薬のメルクや化学品メーカーのBASFといったドイツ企業は半導体向け化学品の一部を中国に販売することが制限されるという。

いたずら電話

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は1月、ウクライナのゼレンスキー大統領を名乗る人物から電話を受け、インフレ見通しやロシア中央銀行などについて質問に答えた。しかし相手は著名人へのいたずら電話で有名なロシア人の2人組だった。電話のやりとりを記録したとされる動画は約15分で、パウエル氏は相手がゼレンスキー氏だと考えて話している様子だった。加工が施されているどうかは不明。「パウエル議長は1月にウクライナ大統領だと偽る人物との会話に参加した」とFRBの報道官は27日に明らかにした。
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米国株、ダウ反発 メタ急伸でハイテク中心に買い ナスダックは2%高 米国・欧州株概況 2023年4月28日 5:06 (2023年4月28日 5:17更新)

2023-04-28 05:27:09 | 日記
米国株、ダウ反発 メタ急伸でハイテク中心に買い ナスダックは2%高
米国・欧州株概況
2023年4月28日 5:06 (2023年4月28日 5:17更新)


【NQNニューヨーク=川上純平】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、前日比524ドル29セント高の3万3826ドル16セント(速報値)で終えた。前日に決算を発表した交流サイトのメタプラットフォームズが急伸し、他のハイテク銘柄にも買いが及んだ。前日までに大きく売られていた米中堅銀行の下げが一服したのも投資家心理の支えとなった面がある。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、メタは一時15%高となった。26日夕に発表した23年1~3月期決算が市場予想を上回った。ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルなど他の主要ハイテク株も連れ高し、相場を押し上げた。ダウ平均は午後に上げ幅を広げる展開だった。

経営不安を背景に前日までの2日間で急落していた米中堅銀ファースト・リパブリック・バンクが上昇に転じたことも、投資家の警戒感を和らげた。金融株が買われ、ダウ平均の構成銘柄ではゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースが上昇した。

ダウの構成銘柄で下落したのは建機のキャタピラーだけだった。23年1~3月期決算は市場予想を上回ったものの、今後の在庫調整が収益の重荷になるとの警戒から売りが出た。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比287.887ポイント高の1万2142.238(速報値)で終えた。