天門は、駅前商店街の中ほどに20年近く店をやってきたラーメン店である。メンを板に打ちつけながら棒状からメンに仕上げていく自家製で、カウンターで店主が打っている。この店のラーメンでなく、ちゃんぽんを紹介しよう。このちゃんぽんは天門ちゃんぽんと名づけたほうが似つかわしいほどオリジナルな逸品である。
写真でもちょっと感じられるかもと思うが、とろりとした餡かけ状態になっている。その餡の下にたっぷりと野菜と豚肉が隠れている。その具もスープも餡に覆われて地球の核状態で熱くたぎり続ける。それをふうふう言いながら食べるうちにとろみも次第にスープに混じってさらさらとなっていく。じゃぼじゃぼと具とスープが池のように混じっているちゃんぽんとちがって、地を探るようなちゃんぽんであるといえる。味が次第に湧き出てくる。これから冬に向かえば味も深まろう。600円である。
冬の寒い朝、チップの散歩をしていたころ、向かいの道路を反対方向に歩いてくる男性にたびたび会っていた。寅さんの労働者諸君という印刷工らしかった。いつも同じジャンバーだが、どこか志の高さを感じた。貧乏だが知性を感じさせた。そんなある日、駅前商店街で天門に寄ったところ、その店主がなんとこの印刷工と思い込んだ男性だった。貧乏人とはひどすぎる想像でしたと、本人、奥さんと大笑した。あれから3年になる。ただ、彼も奥さんも読書好きで、この前はどくんごの「ベビーフードの日々」を誘ったところ夫婦して観劇、彼らに勇気づけられたと大いに感謝された。一面ではぼくの想像はあたってはいたわけだ。
らーめんも美味い。それとチャーハンがいい。やはり600円である。
写真でもちょっと感じられるかもと思うが、とろりとした餡かけ状態になっている。その餡の下にたっぷりと野菜と豚肉が隠れている。その具もスープも餡に覆われて地球の核状態で熱くたぎり続ける。それをふうふう言いながら食べるうちにとろみも次第にスープに混じってさらさらとなっていく。じゃぼじゃぼと具とスープが池のように混じっているちゃんぽんとちがって、地を探るようなちゃんぽんであるといえる。味が次第に湧き出てくる。これから冬に向かえば味も深まろう。600円である。
冬の寒い朝、チップの散歩をしていたころ、向かいの道路を反対方向に歩いてくる男性にたびたび会っていた。寅さんの労働者諸君という印刷工らしかった。いつも同じジャンバーだが、どこか志の高さを感じた。貧乏だが知性を感じさせた。そんなある日、駅前商店街で天門に寄ったところ、その店主がなんとこの印刷工と思い込んだ男性だった。貧乏人とはひどすぎる想像でしたと、本人、奥さんと大笑した。あれから3年になる。ただ、彼も奥さんも読書好きで、この前はどくんごの「ベビーフードの日々」を誘ったところ夫婦して観劇、彼らに勇気づけられたと大いに感謝された。一面ではぼくの想像はあたってはいたわけだ。
らーめんも美味い。それとチャーハンがいい。やはり600円である。
なぜ安いか、それはかれらの生き方が反文明的だからでしょうね。いわゆるスローライフの実践者です。そう意識はしてないでしょうけど。これはいいですね。
なぜ安いか、それはかれらの生き方が反文明的だからでしょうね。いわゆるスローライフの実践者です。そう意識はしてないでしょうけど。これはいいですね。
東京は何でも有るけど!
高い!
トン足を焼かずに食べるのにはびっくり!
食文化の違いに驚くばかりの毎日です!