上野町通は左の車が走ってる道路で、その角の空き地には「小川桃仙印房」があった。100年を超えた木造で、一丁目のランドマーク足りえた。並んで「岡本はんや」などの長屋がつづいた。平成14年の道路拡張によって小川印房も移転、家屋は取り壊された。この古い家屋を残すという発想は、どこをつついても出てきようが無い。跡にはマンションが生えてくる。
「風の谷のナウシカ」に高度産業文明の自壊した都市が、菌類の増殖する腐海に飲み込まれていく描写がある。そのイメージを思わせる。マンションというエゴ=欲望が、街を変えていく。
「風の谷のナウシカ」に高度産業文明の自壊した都市が、菌類の増殖する腐海に飲み込まれていく描写がある。そのイメージを思わせる。マンションというエゴ=欲望が、街を変えていく。
1993年に行ったソウルと少し似ています。
韓国の高度成長のトバ口でしょうか。マンション建設のためのクレーンが林立していました。
一日だけホームステイしました。
こうした新興マンションにホームステイだったのですが,そこに住んでいたのは,古い下町を立退きになったおばあちゃんでした。
マンションのがらんとした台所に座りこんでキムチを漬けていました。
おばあちゃんの「居場所の無さ」感がとても切なく感じられたことをよく覚えています。
写真を毎回載せるのが、ちょっと気が引けているのですが、説明に便利かと素人写真の掲載で恥ずかしい限りです。だんだん写真なしに書けなくなってきそうです。で、ここでまた写真を止めて書ける題材をみつけなくてはと思うしだいです。
それにしても、ここ2年は、一段と街の古層の破壊がすすみました。どこにいっても同一風景、その居場所無い感じは、深層心理に
影響を与えていきそうですね。
東京都の選挙結果がテレビメディアの操作どおりでしたね。宮崎市と逆になってきました。人間の自律性が喪失していくのではないのでしょか。「現実」はテレビだけとね。