市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

芸術雑誌

2008-06-15 | 芸術文化
 音楽雑誌コーナーで、50種余りのほとんどが英語?のタイトル、Noo,Bury,FADER
PATI→PATI,Curo,Arena37℃、remix,SHOXXなどなどの雑誌を眺めて呆然とした先週日曜日、実はあのあと、現代絵画の情報を求めて「芸術雑誌コーナー」にいった。

 こんどは、その雑誌コーナーを見て、ショックを受けたのだ。その少なさ、その20年前とかわらぬ古さに驚愕したのだ。神谷君は世界で一番評価されているのは,日本の現代アートであると言ったのだが、ここには「別冊アトリエ 芸大・美大をめざす人へ」「芸術の窓 人物が上手くなる」「アートジャーナル 公募展受賞作家一覧」「別冊太陽 東山魁夷」「芸術新潮」などで、あとは「デザインの現場」「AXIS 特集コンセプトデザイン」くらいがすこしは現代アート関連、7,8冊しかならんでなかったのである。

 結局、ひさしぶりに「BRUTAS」か「STUDIOVOICE」を探してチェックすることにしたが、前者が男性雑誌コーナーにあったが、後者はわからず店員に聞いた。彼女が案内してくれたのは、音楽雑誌コーナーの平積みの一番端にあった。

「これは音楽だけじゃないですよ、ほら、特集はインターネット以降の本の作り方だし、美術も映画も音楽もファッションもデザイン,雑貨とあるでしょうが・・」
 「あら、そうですね。ヴォイスだから音楽に、それじゃなんでしょうか?」
 「カルチャー雑誌ですよ、それもインディーズ系、サブカルチャーをメインとしたね、イラストもおもしろいでしょう!」
 「ほんと!」

  「で、どこに並べたらいいでしょうか?」
 「そうねえ、ここにおくくらいなら芸術コーナーでしょうね。」
 「そう伝えますね、今後もどうかよろしく。」

 ということだったが、「芸術」というくくりかたもそぐわないなあ、せめて「アート」とか「アート&サブカルチャー」などのタイトルがいいかもなあと、かんがえていたとき、突然「宮崎芸術劇場」「宮崎県立美術館」の呼び名が浮かんだ。

 あそこもこの「芸術雑誌コーナー」に似ている。

 ところで、この貧しい美術雑誌をみたとき、なぜか、ふたたび美術に関する関心がマグマのように胸に突き上げてくるのを覚えた。こっちは、音楽ほどくくろうせずに、現代の先端芸術に会いに、そして理解にすすめそうな予感がしだした。それは、先日の神谷君の大いなる情報と、案内があったのではあるが。

 このモダンアートへの接近も、音楽同様、一年後にどなっているのか、記念のために記しておくことにした。 

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