市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

ホリエモン 磔刑

2006-02-02 | Weblog
 ホリエモンの「法律で禁止されていなければ何をしてもいい」という発言は資本主義社会の当たりまえの現実を語ったに過ぎない。「社会的影響や真実などどうでもいい、金さえ儲かれば何をしてもいい」「人の心も金で買える」が、今年の日本社会の真実である。「マトリックス」という映画があったが、主人公ネオのグループを除いて、人々はコンピューターに大脳をエネルギー源として奪われ、代わりに楽園のバーチャルリアリティ・イルージョンを与えられて、生きている。ホリエモンは、このイリュージョンをぶち破って、いっしゅん真実を垣間見せた。その提示の仕方は教科書以上にわかりやすい。

 「いいんですよ、(そういうことは)みんな興味ないんですから。興味ないことをわざわざ大きく扱おうとすること自体が思い上がりだと思うんです。」ここでそういうこととは、イラクの問題だが、彼は、新聞・テレビでどれが大事かは、真実とは関係ないと言っている。大衆が欲するものをである。まさにそうであるのを、自己逮捕後のテレビ・新聞が見事に実証してみせた。

 武部や竹中がホリエモンは「私の弟です。息子です」と絶叫したのは、すばらしい真実であったのだ。もっとも若き信長を自認するホリエモンにとっては、日向の田舎大名に、思いもしなかったわが弟、息子と言われて魂消た表情だったが。

 石を投げてホリエモンを撃つやつ、鞭を振るうやつは、方向が反対である。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホリエモン 下痢 | トップ | ホリエモン あぶり出し »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事