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きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

Cuando Caliente SHIZUOKA#51

2006年07月24日 | Weblog
 今日の副題:国破れて『日本国憲法』有り

 これもまた静岡新聞が伝えるそこはことなく痛ましい事実である(平成18年7月24日夕刊より)

 児童虐待・厚労省全国調査 養育放棄400人超入院

 児童虐待の一つで、食事などの世話をしない「養育放棄(ネグレクト)によって、体調が悪化した子供の入院受け入れを、小児科がある病院の46%が過去に経験、入院した子供は四百人を超えることが24日、厚生労働省研究班の全国調査で分った。うち12人が死亡、21人に重い後遺症があった。

 2005年だけでも100人以上が入院しており、早期発見が難しいとされるネグレストの深刻な被害実態が浮かび上がった。児童相談所など関係機関による一層の取り組みが求められそうだ。
 調査は1月、小児科がある全国の570病院を対象に実施、230病院から回答を得た。うち、疑い例も含めネグレストによる子供の入院を経験したことがあるとしたのは106病院(46%)に上った。
 05年の一年間については、人数や年齢、病状などを詳しく尋ねた。同年に入院した子供は106人。一歳未満が27%、一~三歳が21%など乳幼児の割合が高く、十歳以上も14%を占めた。
 症状の内訳は「体重が増えない」が31%、「元気がない}が18%だったほか意識障害や痙攣、低体温など緊急対応が必要なケースもあった。
 入院治療の結果、55人は回復したが、8人には重い後遺症があった。死亡はこの一年にはなかった。92%に当たる97人について、児童相談所などへの虐待通告がなされていた。
 質問を人数と後遺症の有無などに絞った05年より前の時期については、310人の入院が報告された。107人が回復した一方、12人が死亡。重い後遺症は13人で、05年の8人を合わせると21人に上った。
 研究班の宮本信也筑波大大学院教授(精神機能障害)は「乳幼児健診など早期発見のあらゆる機会を活用し、入院が必要になるほど状況が深刻になる前に、虐待を食い止める努力が必要だ」と話している。(全文)

 ここでも、学識経験者は至極当然な意見をまるで他人事のようにいうのであるが、対症療法的な発言を我々は期待しない。このような意見を煎じ詰めれば、子供の数ほどの、乳幼児虐待を見張る目が必要と言うことになる。このようなものは、癌細胞に犯された身体のあそこが痛いからあの鎮痛剤、ここか痛いからこの鎮痛剤で痛みを散らそうとする消極的『対象療法』に過ぎないのではないかと思う。
 日本がこのような痛ましい社会に貶められたのは、「母性を否定する教育をこれでもかこれでもかというほどに、純心無垢な青少年の頭に植え付けたからに他ならない」。
 欺瞞に満ちた教育者たちは、この現在の日本において、最も尊重されるべきは『個人の我儘』をおいて他にないと囁き続けた。
 この馬鹿げた教育方針がこれ程までに反社会的に効果を露わそうとは、今では日本社会のゴミと称される『進歩的文化人』も思わなかったろう。それとも、この惨状を見て、『わが意を得たり』とせせら笑っているのであろうか、彼らの次のスキームは中国共産党や北朝鮮に日本国を差し出すことなのであろう。件の『九条を守る老いらくの茶飲み友達の会』を主催している日本人であることを憎悪している『ノーベル賞作家』などさぞご満悦であろう。

 我が日本は60年前、武力で連合国に負けたこれは単に物理的な敗戦である。それはそれで謙虚になるべきであるが、今の日本の深刻な問題とは、日本が精神的に日本国憲法などという邪悪なものを信じ込まされて、身も心も破れてしまったことに尽きる。この地獄絵がいつまで続くことであろう。

 いつものことではあるけれど、NHKなる公共放送は国防を担う軍事基地を『負担』と言い、海外派遣を『貢献』などと言って憚らない。これこそ『日本人の命などどうでも良い虫けらが如きもの』と軽薄な声明を中国や北朝鮮に発信し続ける愚であることに気付こうともしないのである。