昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

Cuando Caliente SHIZUOKA#48

2006年07月01日 | Weblog
 『伝ちゃん先生帰還』掛川西高校のみんな良かったではないか!

 「命大切にしたい」(静岡新聞より)

 B型肝炎」の末期と診断され、米国で肝移植を受けて帰国した「伝ちゃん先生」こと掛川西校教諭太田伝貴さん(39)は30日、掛川市役所で会見した。予後は良好な様子で「たくさんの方から頂いた命を大切にしたい」と数々の支援にお礼を述べ、「来春には戻りたい」と職場復帰への意欲も滲ませた。
 太田さんは昨年八月、健康診断で「一年後の生存率は50%」と診断を受けた。肝移植手術を米国で受けさせるため、教え子や友人は「伝ちゃん先生を救う会」をつくり、今年二月から募金活動を始めた。
 四月十三日、米国へ渡航。ドナーも順調に見つかり五月13日、フロリダ大学病院で移植手術を受けることができた。手術から8日目には退院し、「拒絶反応も殆どなく、とても良い状態」と診断を受けて六月二十九日に帰国。療養生活を始めた。
 手術後の心境については「自分より悪い状態で闘病している人はたくさんいる。自分だけが助かって単純に良かったとは言い切れない」と複雑な心情を打ち明け、「多くの人に少しでも医療を受けられる道が開ければ」と国内での肝移植の普及に向けた議論の高まりを期待した。(全文)

 この真摯で奥ゆかしい気持ちをもって、これからの人生を実り多きものとしてもらいたいと思います。この伝ちゃん先生の日頃の生き様が、家族はもとより友人や教え子の『伝ちゃん先生に命を!』という情熱が順調な移植手術へのプロセスと手術後の予後を現出させているのだろう。伝ちゃん先生にとって、日々に徹底した自己の健康管理が要求されるであろうし、教師としての職責をも全うするとなれば、あわせて強い精神力も求められるであろう。兎に角39歳の若さに幸あれ!

 そして、身近な先生の命を救おうと一生懸命に募金活動に励んだ教え子達は、日本でいまだにタブー視されている移植医療の壁を否応無しに認識し、あるものはそういう方面の活動をしようと心に決めたかもしれない。何はともあれ、命あってのものだねである。