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若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

足元を見ない国民性を嘆く

2006年07月03日 | Weblog
「1円でも安く」ガソリン高値で給油順番待ちの車列 (読売新聞) - goo ニュース

 こんなことを熱工学も知らない一愚民が提言するもおこがましいが、実は自動車の燃料費など半分以下で賄える方法はあったのである。

 熱工学を学んだ技術者なら、馬鹿の次に理解するのがガソリンエンジンの熱効率の悪さだといわれている。エンジン(炭化水素爆発式内燃機関)の熱効率とは圧縮比と比例関係にあるといわれている。この自然現象の掟は体積と反発力を証明したボイル・シャルルの法則、私がsongzhaoの数学講座で指摘した弦長と振動数の関係これを直角座標系ににおける反比例の法則であるというのであるが、内燃機関の熱効率を問題にするのであれば、とことん圧縮比の上げられる爆発(内燃)方法が最良のものといえる。
 そこで、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを比較してみれば、燃焼効率の差は歴然としている。ディーゼルの圧縮比1:20以上に対して、ガソリンは1:10ぐらいのものである。
 我が日本国は、資源小国であるにも拘わらず、この燃焼効率の良い究極のディーゼル・エンジンの開発を蔑ろにしてきたというのも事実である。(日本政府がガソリン税を徴収することを旨とし、乗用車メーカーは燃焼効率理論そっちのけで、ただ単に政府の忠犬ハチ公の立場に終始した)
 しかし、ヨーロッパにおいては、ゲルマン民族の雄、ドイツ人は燃焼効率には、とことん拘り続け、最近では理想的な低公害型ディーゼルエンジンの開発に成功したらしい。
 熱交換器(内燃機関や冷暖房設備)の作動の条件とは発熱源と廃熱源に温度差があることなのであるが、その温度差をエネルギー源として蓄積する技術を開発すれば、人類はお天道様のお恵みだけで十分に生き長らえることができるのであるが、熱を保存するノウハウに人類の英知を結集して取り組んでもらいたいものである。

 現在日本の乗用自動車メーカーもハイブリッド化に血眼になっているらしいが、ベースとなるエンジンをディーゼルにしたら、必ずや世界の市場で勝ち残れるであろう。