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熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

岩登り講習(基本技術編)

2012-10-14 21:17:56 | 講習

本日10/14は、名古屋からご参加のYさんのご依頼で岩登りの基本技術を講習してきました。Yさんにとって初めての経験でしたが超ミッチリ講習の成果(?)でかなり上達していただけました。



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満員御礼!? というか多過ぎでしょう! 超満員の金比羅山でした。



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どのパーティーより早くから開始して、どのパーティーより遅くまで・・・。既に17時!日没間際ですがまふだまだ講習は続きます。岩場を下降中のYさん。 この頑張りこそが上達への道なのです。








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岩場行動技術講習(基本技術編)

2012-10-11 01:02:53 | 講習

10/10は、京都 金比羅山の岩場で岩場講習でした。奈良、京都、名古屋からそれぞれご参加の3名様の平均年齢30歳台! 上手い具合に同年代の3名さんでした。 当岩場技術講習は「登山」としての岩場主体ルートの為の技術習得を目的にしていますのであくまでも『登山靴』で訓練していただくようにしています。
皆さんとても熱心に取り組まれ、あれよあれよという間に上達。普通だったら当たり前にクライミングシューズで登るようなルートも登山靴で難無く登り下りされるようになりました。 やはりどんなことでもトレーニングあるのみなのです!



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全くの初めてとは思えないくらい安定したフォームで懸垂下降です!






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ぜひ読んでください!

2012-10-08 00:54:17 | うんちく・小ネタ

東京新聞出版局発行の岳人2012年10月号

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久しぶりに(?)真面目で真剣な特集が組まれていました。
■第1特集『2012年のリーダー考』 

私自身もそうですが、リーダー(人を連れて山に登る)ということについて真剣に向き合って考えてみる必要があります。
先日も黒部のガイド中に自称ガイドもどきの「なんちゃってリーダー」に引き連れられたグループに出くわしました。ハッキリ言って頭にくる事ばかりでした。
ちなみに当方のホームページ内「コラム」ページに同様の問題について書いたコラムがありますので以下に転載しておきます。

■困った自称ベテラン登山者

山に入っていると実に様々な登山者にを見かけるが、中にとても困った登山者がいる。よくあるのが「その山を何回も登ったことがあるからガイドぐらいできる(ガイドより上だ!)」と豪語して実際に初心者(特に女性)を率いて歩く教祖的(?)な「自称ベテラン登山者」である。「道を知っている」ということと「ガイドが出来る」ということは全く別次元の問題である。また中には登山道で足を置く石の場所も全て覚えている。という案内人の紛いのオジサンもいるが、それって本当に自然の山道?コンクリートで固められた中に石が埋め込んである歩道を歩いてるんじゃないの?と問いたくなるような無茶苦茶なことを言っている人もいる。仮に登山道であってもいつも同じ状況ということは絶対に有り得ない。なぜなら登山という行為そのものが常に変化する自然を舞台にしている以上、天候はじめ様々な外的要因の影響を大いに受けるからである。例えば登山道上で土砂崩れがあった場合はそれまで知っていたコースとは全く状況が変わってしまう。また雪山では積雪量、雪質、雪の着き方などが同じことは万に一つも有り得ない。今まで自分が歩いた時は雪崩が起きなかったからといって雪崩が起きないコースとは全く意味が違う。では「道を知っているからガイドできる」と豪語する「自称ベテラン」は何を根拠に発言し、人を引き連れているのだろうか?それは結局は何も考えていないだけなのである。ガイドするというのは単に人を引き連れて歩くだけではない。如何に疲れさせずにコンディションを保ちながら歩いてもらうか、如何に安全に楽しんでもらうか、如何に安全を確保するか、その為には如何に先を見て行動するか。そしてそれでももしアクシデントが発生した場合は如何に対応するか。それらを常に考え実行しながら案内するのがガイドするということである。だからガイドが出来るというのは少なくとも「その山が例えどんな状況になっても最低限安全を確保できることが大前提」なのである。
自分の登山をするのであればどんな登り方をしようが自由である。しかし人をガイドするというのであればそのようなことをよく考え責任を持って行動した方が良いと思う。単に先頭をきって前を歩くだけなら山麓の民宿のおばちゃんでさえできることなのだから。

「俺がつれていってやるよ!」、「守ったるから絶対安全やで!」 そう言って山に誘っておいて、事故が起きた場合は「ハイ!山は自己責任ですよ!」 と言って逃げるようなことが罷り通っている。これが現在の登山グループでは普通に起こっていることなのです。これで本当に良いのでしょうか? 登山ブームの現在、登山者も増え、それと同じく事故も増えています。そろそろ真剣に考える時だと思います。


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八ヶ岳 赤岳天狗尾根 岩登り講習登山

2012-10-08 00:25:49 | ガイド山行/バリエーションルート登山

10/6~7で兵庫県からご参加のOさんの個人ご依頼で今シーズン2度目の天狗尾根ガイドでした。今回もやはり『岩登り講習登山』ということでしっかり、バッチリ岩場直登コースで挑みました。またロープの結び方から確保技術、プロテクションの回収など様々な基本技術を学んで頂きながらの登攀は大変な部分もありますが、その分本番だからこそ学べる実践技術というのがあるのです。



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第一弾目の岩壁登攀です。そんなに難しい岩登りではありませんが、なんせ岩が脆い!



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大天狗の登攀



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大天狗山頂からは懸垂下降です。



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青空に突き上げる小天狗



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天狗尾根終了点から小天狗、大天狗を望みます。いつ登ってもし・し・痺れる~!



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キレット小屋付近から望む天狗尾根。このギザギザ稜線。カッコよすぎッス!



今回はキレット小屋に泊まり、翌日はツルネ東稜から下山しました。






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北アルプス 仙人池~黒部峡谷

2012-10-07 23:55:49 | ガイド山行/一般登山

10/1~4は関西からご参加のお二人グループ様をご案内して紅葉の裏剱を望むコースをガイドでしてきました。台風通過直後のしかも平日ということもあり、とても静かで落ち着いた登山ができました。



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急速に紅葉が進み斜面が綺麗に色付いていました。



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紅葉に染まる山々をバックに剣沢雪渓に下り立ちます。とても楽しそうですね!



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仙人新道から望む『三ノ窓雪渓』。ザ・日本の氷河です!



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仙人峠から望む八ッ峰



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仙人池と八ッ峰。ようやくチンネも姿を現してくれました。



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今回のコースの締め括りは『水平歩道』。お二人様にとっては初めての裏剱から黒部谷。とても山奥深い中での登山をどっぷり楽しんでいただけたようです。ありがとうございました




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