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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

四国 石鎚山と初級雪山講習

2021-02-08 17:07:54 | ガイド山行/雪山登山
2月6日~7日は、四国の石鎚山の雪山講習山行でした。

西日本最高峰を誇る石鎚山は、四国の山とは思えない程の積雪に見舞われて本格的雪山登山を志す登山者にとっては貴重な山です。
しかし最近の暖冬傾向の影響で積雪の少なさが顕著に見られるようになってきました。今シーズンはここ数年では珍しい寒さの厳しい冬とのことで本来の石鎚山の雪山らしさを期待していましたが、予想に反して有り得ないレベルの雪の少なさでした。それでも雪が少なりなら少ないなりに相応の訓練していただいてそれなりに充実した2日間でした。

今回は石鎚山中腹の白石旅館に宿泊して、初日は雪山技術講習を念入りに、2日目は雪山技術を実践しながら石鎚山をめざしました。


先ずはいきなりお酒ネタです。ハイ!
地酒「石鎚」。滑らかでとても口当たりがよく飲みやすいお酒でした。


ボリューム満点の夕飯。小鉢類の他にメインのお鍋料理。豚、魚、鴨肉がたっぷりのボリューム満点さに食べきれるのか心配しましたが意外に丁度良く綺麗サッパリ食べ切りました。


神門。この門を抜けて石鎚山をめざします。


なんとも雪の少なさに愕然としてしまいました。


石鎚山山頂部を見上げます。雪は少ないですが強風が吹き付けて雪山「らしさ」を醸し出しています。


前日の訓練で行った技術を実践しながら山頂をめざしました。


石鎚山の弥山山頂からの天狗岳。
殆どの登山者がこの弥山を山頂として下山されますが、岩場の歩き方を練習していただく為にも天狗岳をめざしました。


天狗岳山頂めざして岩場を越えていきます。アイゼンでの登下降は慣れないとなかなかに難儀です。


石鎚山の真の頂上、天狗岳登頂! おめでとうございます!
ガスガスでしたが時折ガスの合間から遠方の景色を眺めることが出来て西日本最高点からの眺めを満喫できました。

この後は往路と同じコースですが、時々トレースを外して雪山本来の行動を練習しながら下山して今回の山行を終了しました。
ご参加の皆様、2日間お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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