7月23日~24日は、八ヶ岳東面を代表するバリエーションルートの天狗尾根をガイドしてきました。
上部には遠くからでも確認できる鋭い岩峰群を連ねて聳える天狗尾根ですが一般的にはそれら全ての岩峰は巻道を辿っての迂回ルートで登られています。当方ではいつもの通りそれらの岩峰群(小天狗は危険すぎるので省く)を岩稜通しの云わば「岩稜直登ルート」で登って赤岳登頂、そして頂上山荘泊。翌日は当初の予定の真教寺尾根はやめて、キレット経由のツルネ東稜を下降するコースで回りました。
初日はガスの多い天気でしたが時折りスカッとガスが切れて鋭い岩峰群と赤岳東面の雄大な景色を存分に堪能しながら登ることが出来ました。またコース全般では高山植物の花々も沢山見ることができて目も楽しませてくれました。本当の意味での「梅雨明け」の夏山を楽しめた2日間でした。

石伝いの渡渉を5、6回経て出合小屋へ到着。
冬季も含めてたまに利用させていただく頼もしい避難小屋です。

出合からはやはり渡渉で赤岳沢へ入ります。

途中から天狗尾根に取付き、樹林帯の急登の連続を経てようやく岩峰群までやってきました。
登攀準備を整えて先ずはカニノハサミの岩峰からスタート。

ハサミの股の部分を登ります。

孤高のクライマー健在!
ずっと昔から登り続けています! というか自然が作り出した奇跡ですね!
どこのあるかは秘密ですけどね。

チシマギキョウ
コース全般で咲き狂ってました。

下部岩壁、30mの岩壁をドンドン登ってナイフリッジを越えます。
少し下に巻道がありますが岩稜上を辿ってこそ楽しさ倍増!

ニセ大天狗!(前衛峰)
右奥ガスの中に本当の大天狗が顔を覗かせています。

前衛峰テッペンからは大ボスの大天狗が目の前に聳え立ちます。
ここも下部のボロ岩リッジからスタートしてずっと岩稜通しを登ってテッペンへ!

ボロ岩リッジの途中に咲くタカネナデシコ

ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウにしては珍しく如何にもエーデルワイス的な姿で咲いていました。



急な凹角を突破して大天狗テッペンへ!
危険なの箇所なのでショートロープスタイルではなく、ちゃんとロープ1本に1人づつ繋いで登ります。



大天狗テッペンからは懸垂下降
皆さん上手に無事に下り立って一安心。

小天狗めざして更に上部をめざします。
この岩峰を左根本までは岩場を直登して最後のトンガリは余りに脆いので省いて通過です。

登山道に合流して天狗尾根終了~
小天狗と大天狗を見下ろします。

この後、登山道を辿って赤岳登頂!
天狗尾根では一人の登山者に出会っただけなのに赤岳山頂は人で溢れ返っていていつもながら圧倒される思いでした。
この後、頂上山荘に着いてゆったり過ごして一日の疲れを癒しました。

翌朝は綺麗な晴天!
阿弥陀岳を眺めながらキレットコースを進みます。
先週は阿弥陀岳南稜から天狗尾根を眺めましたが、今回は天狗尾根からの阿弥陀岳南稜でした。

キレットを下りきって展望地から赤岳方面を眺めます。
登った天狗尾根の鋭い岩峰群。あれを岩稜通しに登ったと思うととても感慨深いですね!

さらに進んでツルネからの赤岳南面の眺め。
下りてきたキレットの岩場と立場側奥壁、そして竜頭峰と赤岳・・・
僕が八ヶ岳で最も好きな景観を綺麗に望むことができました。

この後、ツルネ東稜を下降して出合小屋を経て出発地の美し森山登山口に帰着。
2日間の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。

熱く、楽しくいこう!
上部には遠くからでも確認できる鋭い岩峰群を連ねて聳える天狗尾根ですが一般的にはそれら全ての岩峰は巻道を辿っての迂回ルートで登られています。当方ではいつもの通りそれらの岩峰群(小天狗は危険すぎるので省く)を岩稜通しの云わば「岩稜直登ルート」で登って赤岳登頂、そして頂上山荘泊。翌日は当初の予定の真教寺尾根はやめて、キレット経由のツルネ東稜を下降するコースで回りました。
初日はガスの多い天気でしたが時折りスカッとガスが切れて鋭い岩峰群と赤岳東面の雄大な景色を存分に堪能しながら登ることが出来ました。またコース全般では高山植物の花々も沢山見ることができて目も楽しませてくれました。本当の意味での「梅雨明け」の夏山を楽しめた2日間でした。

石伝いの渡渉を5、6回経て出合小屋へ到着。
冬季も含めてたまに利用させていただく頼もしい避難小屋です。

出合からはやはり渡渉で赤岳沢へ入ります。

途中から天狗尾根に取付き、樹林帯の急登の連続を経てようやく岩峰群までやってきました。
登攀準備を整えて先ずはカニノハサミの岩峰からスタート。

ハサミの股の部分を登ります。

孤高のクライマー健在!
ずっと昔から登り続けています! というか自然が作り出した奇跡ですね!
どこのあるかは秘密ですけどね。

チシマギキョウ
コース全般で咲き狂ってました。

下部岩壁、30mの岩壁をドンドン登ってナイフリッジを越えます。
少し下に巻道がありますが岩稜上を辿ってこそ楽しさ倍増!

ニセ大天狗!(前衛峰)
右奥ガスの中に本当の大天狗が顔を覗かせています。

前衛峰テッペンからは大ボスの大天狗が目の前に聳え立ちます。
ここも下部のボロ岩リッジからスタートしてずっと岩稜通しを登ってテッペンへ!

ボロ岩リッジの途中に咲くタカネナデシコ

ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウにしては珍しく如何にもエーデルワイス的な姿で咲いていました。



急な凹角を突破して大天狗テッペンへ!
危険なの箇所なのでショートロープスタイルではなく、ちゃんとロープ1本に1人づつ繋いで登ります。



大天狗テッペンからは懸垂下降
皆さん上手に無事に下り立って一安心。

小天狗めざして更に上部をめざします。
この岩峰を左根本までは岩場を直登して最後のトンガリは余りに脆いので省いて通過です。

登山道に合流して天狗尾根終了~
小天狗と大天狗を見下ろします。

この後、登山道を辿って赤岳登頂!
天狗尾根では一人の登山者に出会っただけなのに赤岳山頂は人で溢れ返っていていつもながら圧倒される思いでした。
この後、頂上山荘に着いてゆったり過ごして一日の疲れを癒しました。

翌朝は綺麗な晴天!
阿弥陀岳を眺めながらキレットコースを進みます。
先週は阿弥陀岳南稜から天狗尾根を眺めましたが、今回は天狗尾根からの阿弥陀岳南稜でした。

キレットを下りきって展望地から赤岳方面を眺めます。
登った天狗尾根の鋭い岩峰群。あれを岩稜通しに登ったと思うととても感慨深いですね!

さらに進んでツルネからの赤岳南面の眺め。
下りてきたキレットの岩場と立場側奥壁、そして竜頭峰と赤岳・・・
僕が八ヶ岳で最も好きな景観を綺麗に望むことができました。

この後、ツルネ東稜を下降して出合小屋を経て出発地の美し森山登山口に帰着。
2日間の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。

熱く、楽しくいこう!